フェブラリーS
レース展望

過去10年で1番人気は[5−2−1−2]で7連対。単勝2倍台は[4−2−0−0]、単勝3倍以上は[1−0−1−2]。2番人気は[3−1−0−6]で4連対、3番人気は[0−1−2−7]で1連対のみ。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は9番人気エアスピネル、11番人気ペプチドナイル、16番人気ケイティブレイブ。過去5年の馬連は362倍、66倍、26倍、9倍、278倍。荒れた3年は1−16番人気、1−9番人気、11−5番人気で決着。上位人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

過去5年の連対馬10頭のうち7頭が4着以下、そのうち6頭が前走ダートG1だった。前走ダートG1で6着前後に負けた馬の巻き返しが多い。連対馬9頭にダートG1勝ちがあった。21年と昨年を除き8年でダートG1馬が連対している。コパノリッキー、カフェファラオが2連覇、ゴールドドリームが3度連対。前年の連対馬に注意。9番人気以下で連対した3頭は前走ダートG1で6、7着の7、8歳馬、残る1頭はダートG2で6着の6歳馬だった。穴で前走ダート重賞で6着前後に負けた6歳以上の関西馬を絡めたい。

コスタノヴァはダート[6−1−0−1]、東京ダートは[5−0−0−0]で欅Sを1分21秒9、根岸Sを1分22秒6(稍重)で優勝。欅Sは出遅れた後に5番手に押し上げ、最速の34.8秒で抜け出した。0.2秒差の2着はエンペラーワケア(59キロ)。前走根岸Sは8番手から2位の35.9秒で抜け出して4馬身差で圧勝。凍結防止剤を撒いた粘着力のある馬場で軽いフットワークが印象的。欅S、根岸SともG1級のパフォーマンスだった。東京ダ1600mは[3−0−0−0]。テン乗りのキング騎手が騎乗する。

エンペラーワケアはダート[7−2−0−0]、東京ダートは[2−1−0−0]で根岸Sを1分24秒1、武蔵野Sを1分36秒0で優勝。欅Sはコスタノヴァに負けたが、2キロ重い59キロを背負って外を回っていた。前走武蔵野Sは5番手から狭い内を突いて馬群を捌き、5位の36.5秒で抜け出して1分36秒0で優勝。単勝1.7倍の断然人気に支持され、初のダ1600mをこなした。川田騎手がサウジCでウィルソンテソーロに騎乗するため、テン乗りの横山武騎手に乗り替わる。横山武騎手は根岸Sでコスタノヴァに騎乗していた。

JDクラシック2着馬ミッキーファイト、昨年のフェブラリーS勝ち馬ペプチドナイル、同2着馬ガイアフォース、プロキオンS勝ち馬サンデーファンデー、同2着馬サンライズジパング、同3着馬ドゥラエレーデなど伏兵は多士済々。ミッキーファイトはダート[4−1−1−0]でレパードS、名古屋大賞典を優勝。JDクラシックは8番手から最速の37.8秒で上がってフォーエバーヤングに0.2秒差の2着。フォーエバーヤングに最も迫った日本馬。レモンポップの田中博厩舎の管理馬でジュンライトボルトの半弟。戸崎騎手が騎乗する。

ペプチドナイルは昨年のフェブラリーSを前半5F57.4秒のハイペースで4番手から抜け出して1分35秒7で優勝。その後はかしわ記念3着、南部杯2着、チャンピオンズC5着。過去10年で7歳馬は[0−3−0−29]。昨年2着のガイアフォースを含め、リピーターが活躍するレースだけに侮れない。サンライズジパングはダート[3−2−1−2]で不来方賞、みやこSを優勝。前走プロキオンSは8番手から2位の36.5秒で上がって頭差の2着。JDクラシックはミッキーファイトに5馬身差の3着。定年が近い音無調教師はサンライズジパング、サンデーファンデー、デルマソトガケの3頭出し。大人の事情で何かありそうな雰囲気。

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