阪急杯
レース展望
過去10年で1番人気は[4−1−1−4]で5連対。単勝1倍台[0−0−0−3]、2倍台[1−1−0−1]、3倍以上[3−0−1−0]で断然人気は不振。2番人気は[2−1−2−5]で3連対、3番人気は[0−2−0−8]で2連対。6番人気以下で連対した6頭は6、7、7、9、10、11番人気。過去5年の馬連は49倍、58倍、30倍、24倍、10倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
以前は前走惨敗した馬の連対が多かったが、近年は前走好走した馬の連対が多くなった。前走G1を除き、前走4着以内に入った馬に注目。3勝クラス勝ち馬は[2−1−0−9]で昇級戦でも通用している。6番人気以下で連対した6頭は5、5、6、6、7、7歳馬。6頭のうち4頭に重賞3着以内があり、残る2頭は芝1400m巧者だった。近年の傾向から穴で前走連対した重賞実績馬、芝1400m巧者の高齢馬に注意。
フォーチュンタイムは[4−1−0−0]で連対を確保。前走東山Sは5番手から6位タイの34.2秒で差し切って1分20秒6で優勝。初の芝1400mで前半3F34.2秒、5F57.1秒のこれまで経験のない速い流れだったが、全く問題なく2馬身半差をつけて圧勝した。好位につけて直線でひと脚使えるレース巧者で紛れが少ないタイプ。吉岡厩舎のグレーターロンドン産駒。重賞初挑戦で突破するか。岩田望騎手が騎乗する。
ダノンマッキンリーは芝1400m[4−0−0−2]でファルコンS、スワンSを優勝。ファルコンSは14番手から最速の33.6秒で大外から差し切って1分20秒2で優勝。スワンSは11番手から5位の34.0秒で差し切って1分20秒5で優勝。前走阪神カップは9番手から9位の33.9秒で上がって0.5秒差の10着。上がりが速過ぎて外から伸び切れなかった。ファルコンSを勝った北村友騎手に乗り替わる。
京都牝馬S勝ち馬ソーダズリング、豪ゴールデンイーグル勝ち馬オオバンブルマイ、23年の阪急杯勝ち馬アグリ、昨年の阪急杯2着馬アサカラキング、CBC賞2着馬スズハローム、昨年の京都金杯2着馬セッション、スワンS3着馬トゥラヴェスーラなど伏兵は数多い。ソーダズリングは京都牝馬Sを9番手から6位の33.9秒で差し切って1分20秒3で優勝。前走阪神カップは12番手から内を突いて5位の33.6秒で上がり0.3秒差。叩き2戦目、1キロ減の55キロでどこまで変わるか。テン乗りの浜中騎手が騎乗する。
オオバンブルマイは23年の豪ゴールデンイーグルを差し切って1着賞金約5億円を獲得。芝1400mは[2−0−0−0]で新馬戦、京王杯2歳Sを優勝。スプリンターズSは11着、マイルCSは12着に終わったが、実績のある距離で巻き返すか。ルメートル騎手が騎乗する。アグリは芝1400m[3−0−2−1]の巧者。23年の阪急杯を2番手から抜け出して1分19秒5で勝っている。昨年夏以降はCBC賞17着、スワンS10着、京阪杯8着で精彩を欠いている。自在性があるタイプ。テン乗りの吉田隼騎手がどう乗るか。
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