ダイヤモンドS
レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−1−3]で6連対。ハンデ55.5キロ以上は[3−2−0−0]、58キロ以上は[3−0−0−0]。2番人気は[3−2−3−2]で5連対、3番人気は[0−1−2−7]で1連対。6〜9番人気、10番人気以下は各3連対。過去6年のうち5年で人気薄が連対し、馬連は47倍、1287倍、25倍、166倍、189倍、5倍で万馬券が3回。ハンデ戦で波乱傾向が強い。

トップハンデは[5−2−0−12]で7連対。5番人気以内は[5−1−0−3]。昨年は2番人気のテーオーロイヤルが制した。6番人気以下は[0−1−0−9]。人気にならない馬は危険。関東馬は[5−6−7−53]、関西馬は[5−4−3−60]。6番人気以下では関東馬[2−3−2−37]、関西馬[0−1−1−47]。11、13、16番人気で連対したのは関東馬。大穴で6歳以上の関東牡馬、特にセン馬に注意。

ヘデントールは[4−2−0−1]で青葉賞8着を除き連対を確保。町田特別を2馬身差、日本海Sを3馬身半差で圧勝して臨んだ前走菊花賞は後方2番手から4コーナーで5番手に押し上げ、4位タイの35.8秒で上がって0.4秒差の2着。外を回っていい脚を長く使ったが、位置取りが後ろ過ぎた。木村厩舎のルーラーシップ産駒で母の父はステイゴールド。母コルコバードは決め手のある長距離馬だった。ハンデは57キロ。過去10年で戸崎騎手は[0−1−0−6]。芝3000m以上の重賞では[1−4−4−21]で勝率3.3%。

ワープスピードは芝3000m以上[1−2−1−2]で5着以内を確保。重賞ではステイヤーズS4着、ダイヤモンドS3着、阪神大賞典2着、天皇賞(春)5着、メルボルンC2着。昨年のダイヤモンドSは7番手から最速タイの33.7秒で上がって0.2秒差の3着。スタートで寄られて位置取りが悪くなったことが堪えた。勝ったテーオーロイヤルと同じ最速上がりを繰り出している。高木厩舎のドレファン産駒で菊花賞3着馬ディヴァインラヴの半弟。ハンデは58キロ。昨年9月以降の芝重賞で横山武騎手は[0−1−3−18]。

日経賞&目黒記念勝ち馬シュトルーヴェ、鶴舞特別(2勝C)を4馬身差で圧勝したハヤテノフクノスケ、テイヤーズS2着馬シルブロン、同3着馬ダンディズム、昨夏に札幌日経オープンとタイランドCを連勝したショウナンバシット、古都S(3勝C)勝ち馬コパノサントス、グレイトフルS(3勝C)勝ち馬ヴェルミセルなど伏兵は数多い。シュトルーヴェは日経賞と目黒記念を連勝した後、宝塚記念11着、ジャパンC10着、有馬記念10着。初の芝3000m以上でトップハンデ59キロを背負う。3戦連続で鮫島駿騎手が騎乗する。

ハヤテノフクノスケは重賞では京成杯4着、京都新聞杯11着、菊花賞8着。前走舞鶴特別は4番手から最速の35.0秒で抜け出して2分12秒1で4馬身差で圧勝。格上挑戦のため、ハンデは53キロ。青森県産馬はミライヘノツバサが20年のダイヤモンドSを制している。シルブロンは23年のダイヤモンドSで1番人気に支持され、後方から追い込んで0.4秒差の3着。前走ステイヤーズSは中団から2位の34.8秒で上がってハナ差の2着。12番人気で大波乱を演出した。過去10年で前走ステイヤーズS2着馬は[2−1−0−2]、2番人気以内なら[2−1−0−0]。テン乗りの大野騎手がデータを覆して持ってくるか。

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