カペラS
レース展望

過去10年で1番人気は[1−2−1−6]で3連対。5歳馬は[0−0−1−1]、6歳馬は[0−0−0−2]、牝馬は[0−0−1−3]で連対なく不振。2番人気は[2−2−4−2]、3番人気は[3−1−0−6]で各4連対。6〜9番人気は4連対、10番人気以下は2連対。過去4年は4番人気以内で決着し、馬連は9倍、10倍、12倍、10倍。近年はダート短距離重賞実績がある人気馬で堅く収まっている。

過去10年のうち5年が1分8〜9秒台の高速決着。ダート短距離で実績のある馬が揃い、ハイペースで高速決着になりやすい。ダ1200mで1分10秒前後の速い持ちタイムがある馬、特に関西牡馬に注意したい。連対馬の脚質は、逃げ3先行5、差し5追込7で差し追い込み馬が活躍している。先行争いが激化してハイペースになると直線一気が決まりやすい。末脚に威力がある直線一気タイプの追い込み馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[1−0−0−13]で6番人気が優勝。オールアットワンス、デュアリストが該当する。社台F生産馬は[1−2−2−10]だが、今年は出走がない。社台馬主の馬はデュアリスト(サンデーR)、オールアットワンス(吉田勝己氏)の2頭のみ。G1と関係性の薄いダート短距離G3で社台系生産馬、社台馬主の馬は活躍していない。騎手は社台への忖度がなく、混戦レースになりやすい。

リュウノユキナは国内ダ1200m重賞[3−8−3−0]。20年秋以降の中山ダ1200mは[1−3−0−0]。カペラSは21年がダンシングプリンスの半馬身差の2着、昨年がリメイクに4馬身差の2着。2年とも1枠1番だった。今年はサウジで6着に終わったが、その後は東京スプリント1着、クラスターC3着、東京盃2着、JBCスプリント3着。近走負けたリメイク、ドンフランキーはいない。鞍上は最年長の柴田善騎手。

タガノクリステルは初のダ1200mとなったながつきSを5番手から最速の35.1秒で抜け出して1分8秒9(重)の好タイムで3馬身差で圧勝。8枠11番スタートから道中内に入れてロスなく回り、直線で内から捌いてきた。前走藤森Sは1枠1番から内ラチ沿いの6番手につけたが、直線で全く伸びずに0.9秒差の7着。これまで稍重以上では[4−2−1−1]だが、良馬場では[1−0−4−5]。週末は雨は降らない予報。

京葉Sを逃げて1分10秒0で圧勝したテイエムトッキュウ、2連勝でOP入りしたメタマックス、中山ダ1200mを4連勝で千葉Sを制したスズカコテキタイ、安達太良S勝ち馬チェイスザドリーム、エニフS勝ち馬ベルダーイメル、ポラリスS勝ち馬オメガレインボー、松風月S勝ち馬オーロラテソーロ、安達太良S&室町S3着のデュアリストなど伏兵は多士済々。過去5年は10番手以下から追い込んだ馬が3着以内に入っている。

テイエムトッキュウは中山ダ1200m[2−1−0−0]で初風S1着は前半3F33.2秒、千葉S2着は33.1秒(重)、京葉Sは33.7秒で逃げている。チェイスザドリームとの兼ね合いがカギになるが、思い切って飛ばす手もある。オーロラテソーロはダ1200m[5−2−2−5]で重賞ではクラスターC1着、東京盃3着、東京スプリント3着、クラスターC4着。テン乗りの佐々木大騎手が良馬場でガツンと追って持ってくるか。

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