チャンピオンズC
レース展望

過去9年で1番人気は[2−3−0−4]で5連対。単勝1倍台は[1−0−0−2]でルヴァンスレーヴが勝ったが、クリソベリル、テーオーケインズは4着に終わった。2番人気は[2−0−0−7]で2連対、3番人気は[1−3−3−2]で4連対。6〜8番人気が4連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は30倍、9倍、40倍、6倍、48倍で隔年で荒れている。上位人気馬の組み合わせで中穴を狙うのが妙味。

連対馬18頭のうち13頭が前走3着以内。前走ダート重賞で3着以内に入った馬が活躍。前走4、4、5、6、7着から連対した5頭のうち4頭はダートG1馬だった。前走8着以下は[0−0−3−22]で3着止まり。連対馬18頭のうち14頭が前走3番人気以内、18頭全てが前走5番人気以内に支持されていた。前走重賞で5番人気以内だった馬に注目。前走6番人気以下は[0−0−1−39]で3着が1回あるのみ。

過去9年でノーザンF生産馬は[4−4−0−15]で2、3、4、8番人気が勝ち、1、3、3、8番人気が2着。グロリアムンディ、ジオグリフ、セラフィックコール、ドゥラエレーデが該当する。社台F生産馬は[0−2−1−13]で3、4番人気が2着、3番人気が3着。クラウンプライドが該当する。社台白老F生産馬は[1−0−0−5]で1番人気が優勝。アーテルアストレアが該当する。

社台馬主の馬は、セラフィックコール(キャロットF)、ジオグリフ(サンデーR)、クラウンプライド(吉田照哉氏)、グロリアムンディ(吉田和美氏)の4頭。過去9年でキャロットFは[1−0−0−3]でクリソベリル(2人気)が優勝。サンデーRは[0−1−0−3]でウェスタールンド(8人気)が2着。吉田照哉氏は[0−1−0−0]でクラウンプライド(4人気)が2着。吉田和美氏は[0−0−0−1]。

セラフィックコールはダート5戦5勝で上がりは全て最速。2走前のJRAアニバーサリーSは出遅れて14番手から大外を捲って最速の37.4秒で差し切り3馬身半差で圧勝。前走みやこSはスタートで躓いて後方を進み、最速の36.1秒で差し切って1分50秒9で3馬身差で圧勝。勝負どころで外を回ってMデムーロ騎手の手が激しく動いたが上がって行けず、直線に向いてエンジンが掛かると強烈な末脚を繰り出した。

勝負どころで手が動いても上がって行けず、並の馬なら惨敗するケースだが、そこから最速上がりで圧勝したのだから大したもの。ヘニーヒューズ産駒で祖母にハルーワソング。近親にシュヴァルグラン、ヴィルシーナがいる。今回はG1実績馬が揃ってメンバーが強くなり、前走より2キロ重い57キロを背負う。レモンポップが飛ばす展開で後方から捲れるのかどうか。相馬眼的に帝王賞でウシュバテソーロを負かす可能性がある。

レモンポップは国内ダート[9−3−0−0]で連対を確保。フェブラリーSは4番手にから3位の36.3秒で抜け出して1分35秒6で優勝。前走南部杯は逃げて2着に2秒差をつけて1分33秒8(稍重)で大差勝ち。ノーステッキで上がりは最速の34.7秒。この走りなら距離1F延長は問題ないか。坂井騎手は中京ダ1800mで逃げたときは[6−1−0−8]、3番人気以内なら[5−1−0−1]で連対率85.7%。

21年のチャンピオンズC勝ち馬テーオーケインズ、帝王賞を2連覇したメイショウハリオ、昨年のチャンピオンズC2着馬クラウンプライド、JBCレディスクラシック勝ち馬アイコンテーラー(モレイラ騎手)、シリウスS勝ち馬ハギノアレグリアス、平安S勝ち馬グロリアムンディ(ルメール騎手)、みやこS2着馬メイクアリープ、サウジC4着馬ジオグリフ(ビュイック騎手)、UAEダービー2着馬ドゥラエレーデ(ムルザバエフ騎手)、JBCレディスクラシック3着馬アーテルアストレアなど重賞実績馬が揃った。

テーオーケインズは今年川崎記念2着、ドバイWC4着、帝王賞3着、JBCクラシック3着。チャンピオンズCは21年に5馬身差で圧勝したが、昨年は直線で伸び切れず0.3秒差の4着。G1で目一杯走った後は連戦が利かないタイプだが、前走JBCクラシックの0.9秒差の3着をどう考えるか。メイショウハリオは今年フェブラリーS3着、かしわ記念1着、帝王賞1着、JBCクラシック4着。前走JBCクラシックは行きっぷりが悪く本調子ではなさそうだった。叩き2戦目は[3−0−2−1]。叩いてどこまで変わってくるか。

クラウンプライドは今年サウジC5着、ドバイWC5着、帝王賞2着、コリアC1着。帝王賞はメイショウハリオにハナ差の2着。前走コリアCは10馬身差で圧勝。ダ1800mは[3−2−0−1]で昨年のチャンピオンズCは2番手から粘ってクビ差の2着。3戦連続で川田騎手。アイコンテーラーはダートを使って3戦目でJBCレディスクラシックを2番手から抜け出して1分52秒8で4馬身差で圧勝。河内調教師はモレイラ騎手を乗せてきた。ハギノアレグリアスはダ1800m[3−3−0−1]。四位調教師はG1初制覇が懸かる。

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