ジャパンC
レース展望

過去10年で1番人気は[5−1−2−2]で6連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]、2倍台は[2−0−2−0]、3倍以上は[1−1−0−2]。信頼度は単勝オッズに比例する。2番人気は[0−2−3−5]で2連対、3番人気は[2−2−1−5]で4連対。連対馬18頭が5番人気以内、残る2頭は7番人気。過去7年は5番人気以内で決着し、馬連は25倍、17倍、5倍、29倍、3倍、5倍、9倍で20倍台止まり。

関東馬[2−3−1−36]、関西馬[8−7−9−72]、地方馬[0−0−0−2]、外国馬[0−0−0−27]。5番人気以内の関西馬が13連対。関東馬は5番人気以内[2−3−0−10]、6番人気以下[0−0−1−26]。穴で関西馬に注意。3歳[1−4−2−16]、4歳[5−3−3−37]、5歳[4−3−4−35]、6歳[0−0−0−29]、7歳以上[0−0−1−20]。6歳以上は連対がない。

過去10年のノーザンF生産馬は[6−4−7−46]で1、1、1、3、4、5番人気が勝ち、1、2、3、7番人気が2着、1、2、2、2、4、6、11番人気が3着。イクイノックス、ショウナンバシット、ダノンベルーガ、ドウデュース、リバティアイランドが該当する。社台F生産馬は[0−2−1−12]で5、5番人気が2着、6番人気が3着。インプレス、スターズオンアースが該当する。社台白老Fは[2−2−0−3]で3、4番人気が勝ち、3、7番人気が2着。ヴェラアズール、スタッドリーが該当する。

社台馬主の馬は、シルクHCがイクイノックス、スタッドリー、サンデーRがリバティアイランド、キャロットFがヴェラアズール、社台RHがスターズオンアース。過去10年でシルクHCは[2−2−0−3]で1、1番人気が勝ち、3、7番人気が2着。サンデーRは[1−1−2−6]で1番人気が勝ち、1番人気が2着、24番人気が3着。キャロットFは[2−1−0−3]で3、4番人気が勝ち、2番人気が2着。

イクイノックスは[7−2−0−0]で2着に負けた皐月賞&ダービーは大外18番枠だった。天皇賞(秋)、有馬記念、ドバイSC、宝塚記念、天皇賞(秋)を勝ち、現在G1を5連勝中。逃げて圧勝したドバイSCは現在も世界最高レーティングの129。宝塚記念は後方2番手から勝負どころで外から押し上げ、2位の34.8秒で大外から差し切って2分11秒2で優勝。2着スルーセブンシーズは凱旋門賞で4着に入った。

前走天皇賞(秋)は前半5F57.7秒の速い流れで3番手につけ、3位の34.2秒で抜け出して1分55秒2のレコードで2馬身半差で圧勝。追い込んだ馬が2、3着に入った。ようやく能力に馬体が追いついて本格化してきた。騎手の指示に従順でどんなレースでもできるため、ほとんど死角がない。ルメール騎手は最近出遅れが多い。あとはレコード勝ちした反動と硬い馬場か。勝てば1着賞金5億+褒賞金3億の8億円。

★前走天皇賞(秋)をレコード勝ちした馬のジャパンC成績は[1−1−2−2]
86年サクラユタカオー 6着(1人気)
90年ヤエノムテキ 6着(8人気)
99年スペシャルウィーク 1着(2人気)
03年シンボリクリスエス 3着(1人気)重馬場
08年ウオッカ 3着(2人気)
11年トーセンジョーダン 2着(6人気)

リバティアイランドは[5−1−0−0]で阪神JF、桜花賞、オークス、秋華賞を4連勝。前走秋華賞は前半5F61.9秒のスローペースで6番手から早めに押し上げ、2位の33.6秒で抜け出して2分1秒1(稍重)で優勝。2着マスクトディーヴァが4コーナーから直線でスムーズに捌けていれば際どいレースになっていた可能性がある。オークスは6番手から最速の34.0秒で抜け出して2分23秒1で6馬身差で圧勝。

勝ちタイムは19年の2分22秒8に次ぐ2位。牝馬3冠を達成したジェンティルドンナはオークスで2分23秒6、アーモンドアイは2分23秒8、デアリングタクトは2分24秒4だった。ジャパンCで3冠牝馬はジェンティルドンナ1着(3人気)、アーモンドアイ1着(1人気)、デアリングタクト3着(3人気)。ジェンティルドンナはオルフェーヴルとの壮絶の叩き合いを制した。直線でイクイノックスとの叩き合いを期待。

昨年の天皇賞(春)&宝塚記念勝ち馬タイトルホルダー、昨年のダービー馬ドウデュース、昨年のオークス馬スターズオンアース、前走天皇賞(秋)4着のダノンベルーガ、サウジカップ勝ち馬パンサラッサ、昨年のジャパンC勝ち馬ヴェラアズール、天皇賞(春)3年連続2着のディープボンド、仏G1を2勝しているイレジンなど。週末は雨は降らない予報。良馬場でのレースになりそうだ。最終週の硬い馬場がひとつのポイントになる。

タイトルホルダーは国内G1[3−1−0−5]で菊花賞、天皇賞(春)、宝塚記念を優勝。昨年の宝塚記念は前半5F57.6秒で2番手から抜け出して2分9秒7のレコードで2馬身差で圧勝。高レベルの走りだった。今年の日経賞は不良馬場で逃げて8馬身差で圧勝。天皇賞(春)は競走を中止したが、復帰戦のオールカマーは逃げて2着に粘った。今回はパンサラッサの2番手。横山和騎手が昨年の宝塚記念の走りを引き出せれば。

ドウデュースは国内[5−1−1−1]で朝日杯FS、日本ダービー、京都記念を優勝。昨年のダービーは14番手から2位の33.7秒で差し切ってイクイノックスを完封し2分21秒9で優勝。京都記念は後方から最速の34.0秒で差し切って2分10秒9で3馬身半差で圧勝。前走天皇賞(秋)は4番手から伸び切れず7着。休み明け、速い流れで道中力んで走っていた。2度目の騎乗となる戸崎騎手がダービーの走りを引き出せれば。

スターズオンアースはG1[2−1−2−0]で桜花賞、オークスを優勝。昨年のオークスは8番手から最速の33.7秒で差し切って2分23秒9で優勝。秋華賞3着、大阪杯2着は出遅れ、ヴィクトリアマイルは距離不足。社台はビュイック騎手を確保。ダノンベルーガはG1では4、4、3、5、2、4着で善戦が続いている。昨年のジャパンCは直線で不利を受けて0.6秒差の5着。今年は4戦連続でモレイラ騎手が騎乗する。パンサラッサが大逃げした昨年の天皇賞(秋)は直線で荒れた内を突いてイクイノックスに0.2秒差の3着だった。

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