福島記念
レース展望

過去10年で1番人気は[1−3−4−2]で4連対。過去5年は[1−1−3−0]で3着以内を確保。2番人気は[4−1−1−4]で5連対、3番人気は[1−3−1−5]で4連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は11倍、20倍、11倍、44倍、102倍で荒れている。昨年は10番人気のユニコーンライオンが逃げ切って万馬券が飛び出した。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

トップハンデは[1−2−1−8]で3連対。1番人気は[0−1−0−0]、2番人気は[0−1−1−1]。1、2番人気なら馬券に絡めたい。3番人気以下は[1−0−0−7]で昨年10番人気が逃げ切った。10番人気以下は[1−1−1−66]で3着以内に入った3頭のうち2頭が後方からの捲り、1頭が逃げ馬だった。前走は9、11、13着。大穴で前走惨敗して10番人気以下になった追い込み馬または逃げ馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[1−3−3−32]で6番人気が勝ち、1、1、13番人気が2着、2、4、10番人気が3着。アナザーリリック、カントル、ダンテスヴューが該当する。社台F生産馬は[2−1−4−15]で2、3番人気が勝ち、6番人気が2着、1、1、1、3番人気が3着。カレンルシェルブル、ホウオウエミーズ、ロングランが該当する。社台馬主の馬はアナザーリリック(シルクHC)のみ。

シルトホルンはラジオNIKKEI賞で2番手から粘って0.1秒差の2着。勝ったエルトンバローズは毎日王冠、3着レーベンスティールはセントライト記念を制した。前走オクトーバーSは2番手から粘って0.2秒差の2着。過去10年で3歳馬は[2−1−1−8]、2番人気以内なら[2−1−0−2]。ハンデ55キロは16年の福島記念で1番人気で2着に入ったゼーヴィントと同じ。開催2週目の馬場を味方に粘り込むか。

ノースザワールドは前走毎日王冠で7番手から6位の33.9秒で上がって0.4秒差の6着。怪我から復帰した横山和騎手は脚質の幅を広げられたとコメントしたが、ノースザワールドはG1を除き逃げ&先行では[3−6−1−0]だけに勉強不足なのではないか。芝2000mは[1−5−1−2]で2勝Cで2着時に勝った3頭はロバートソンキー、ジャックドール、ビッグリボン。大久保龍厩舎のディープインパクト産駒。

福島民報杯勝ち馬カレンルシェルブル、クイーンS2着馬ウインピクシス、小倉記念2着馬テーオーシリウス、七夕賞3着馬ホウオウエミーズ、昨年の福島牝馬S勝ち馬アナザーリリック、昨年の福島記念勝ち馬ユニコーンライオン、小倉日経オープン勝ち馬カントル、札幌日経オープン2着馬アケルナルスター、丹頂S2着馬ダンディズム、オクトーバーS4着馬グリューネグリーン、同5着馬テーオーソラネル、同6着馬マイネルクリソーラなど伏兵は数多い。

カレンルシェルブルは前8戦のうち6戦が上がり最速。七夕賞、小倉記念は後方2番手から最速上がりで9、5着。斎藤騎手から吉田隼騎手に乗り替わる。ウインピクシスは右回り[4−2−0−2]の小回り巧者。乗り慣れた松岡騎手が先行して粘らせるか。アナザーリリックは芝1800m[2−0−0−0]だが、芝2000mは[0−0−0−2]。距離の克服がカギ。グリューネグリーンは前走オクトーバーSで12番人気で4着。半兄ヴェルデグリーンのように急に走り出す可能性がある。

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