AR共和国杯
レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−1−5]で4連対。5、6歳馬は[0−0−0−3]で連対がなく不振。2番人気は[3−0−0−7]で3連対、3番人気は[2−0−7−1]で2連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6、6、7、7番人気。過去10年馬連万馬券は出ていない。過去5年の馬連は9倍、31倍、66倍、14倍、70倍。1番人気が崩れた3年は中穴決着。6番人気前後を絡めて中穴を狙うのが妙味。

55キロは[0−4−6−27]で2、3着が多い。56キロは[5−3−0−20]、3番人気以内なら[4−0−0−1]で勝率80%。57〜58キロは[3−2−2−23]、4番人気以内なら[3−2−2−5]。トップハンデは[2−1−1−10]で3連対。1番人気は[1−0−0−2]で1連対のみ。4番人気以内は[2−1−1−5]、5番人気以下は[0−0−0−5]。人気にならないトップハンデは割り引き。

過去10年でノーザンF生産馬は[7−5−2−36]で1、1、2、2、2、3、3番人気が勝ち、1、4、4、5、5番人気が2着、3、3番人気が3着。アリストテレス、ジャンカズマ、セファーラジエル、ディアスティマ、ハーツイストワール、ユーキャンスマイルが該当する。社台F生産馬は[0−1−3−15]で6番人気が2着、3、3、3番人気が3着。アーティット、インプレス、グランオフィシエ、ゼッフィーロ、チャックネイト、ヒートオンビート、レッドバリエンテが該当する。

社台馬主の馬は、セファーラジエル、ディアスティマ(サンデーR)、グランオフィシエ、ゼッフィーロ、ヒートオンビート(社台RH)。過去10年でサンデーRは[2−0−1−6]で3番人気以内なら[2−0−1−0]。社台RHは[0−1−1−3]で6番人気以内なら[0−1−1−1]。社台F生産の社台RHの馬は目黒記念でも不振だったが、今年の目黒記念をヒートオンビート(4人気、レーン騎手)が勝っている。

ヒートオンビートは21年の目黒記念が0.3秒差の2着、昨年のAR共和国杯が0.2秒差の3着。今年の目黒記念は内ラチ沿いの10番手から直線で外に出すと3位の33.9秒で差し切って2分30秒8で優勝。重賞は[0−3−3−4]で勝ち切れないタイプだったが、テン乗りのレーン騎手で重賞初制覇を飾った。G2は[1−1−2−3]、休み明けを除き良馬場なら[1−1−1−0]。前走京都大賞典9着は休み明けで重馬場だった。目黒記念は58キロだったが、今回はトップハンデ59キロ。テン乗りの木幡巧騎手が騎乗する。

ディアスティマは芝2200〜2600m[2−3−1−2]で今年は不良馬場の日経賞で1.4秒差の3着に粘り、目黒記念で前半5F62.0秒のスローペースで逃げ、7位の34.5秒で上がって頭差の2着に入った。ディープインパクト産駒の6歳馬が後半5F57.9秒で走って末脚の持続力を示した。脚元が弱く長い休養があったが、ようやく馬体が12キロ絞れたことも良かったのだろう。ハンデは0.5キロ増の57.5キロ。ヒートオンビートとは1キロ差が1.5キロ差に広がる。アフリカンゴールドとの兼ね合いがカギになる。

目黒記念4着、オールカマー3着のゼッフィーロ、AR共和国杯と目黒記念で2着があるマイネルウィルトス、新潟記念2着馬ユーキャンスマイル、昨年の天皇賞(春)3着馬テーオーロイヤル、前走3勝Cを勝ったチャックネイト、レッドバリエンテ、大阪−ハンブルクC勝ち馬アーティット、同2着馬セファーラジエル、昨年のAR共和国杯2着馬ハーツイストワール、昨年のステイヤーズS2着馬プリュムドール、21年のセントライト記念勝ち馬アサマノイタズラなど伏兵は多士済々。かなり人気が割れて3連単は全て万馬券になりそうだ。

ゼッフィーロは目黒記念で16番手から最速の33.5秒で追い込んで0.2秒差の4着。1枠1番を全く生かせなかった。前5走は全て上がり最速。過去10年で最速上がりを繰り出した馬は[3−2−3−2]、3番人気以内なら[2−1−2−0]。モレイラ騎手が騎乗する。マイネルウィルトスは函館記念4着、新潟記念10着、京都大賞典6着は勝ち馬に0.4〜0.5秒差で大きくは負けていない。ユーキャンスマイルは東京芝2500mのG2では4、7、7着だが、勝ち馬とは0.4〜0.5秒差。アフリカンゴールド、ハーツイストワール、ヒュミドールにもいえるが、過去10年で7歳以上の高齢馬は[0−0−0−32]で不振。

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