菊花賞
レース展望

過去10年で1番人気は[4−0−2−4]で4連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]。皐月賞3着以内は[3−0−1−0]。2番人気は[1−2−0−7]、3番人気は[2−1−1−6]で各3連対。6〜9番人気は4連対、10番人気以下は1連対。過去6年のうち5年は単勝1倍台がおらず、その5年の馬連は106倍、23倍、46倍、24倍、20倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬18頭が前走3着以内。神戸新聞杯、セントライト記念好走馬が活躍。セントライト記念9、13着から連対した2頭は皐月賞2、4着、ダービー6、13着。皐月賞善戦馬の巻き返しに注意。神戸新聞杯勝ち馬は[3−0−2−2]、単勝1倍台なら[2−0−0−0]。2着馬は[1−3−1−5]、3着馬は[2−2−0−5]、4着以下は[0−0−1−39]。ステイヤーは距離が短い神戸新聞杯で2、3着が多い。

ソールオリエンスは[3−2−0−0]で重馬場の皐月賞を4コーナー17番手から最速の35.5秒で大外から差し切って優勝。ダービーは6番手から5位の33.3秒で上がってタスティエーラにクビ差の2着。皐月賞は前半5F58.5秒、ダービーは前半5F60.4秒だった。セントライト記念は10番手から2位の34.0秒で上がって0.3秒差の2着。勝ったレーベンスティールが強過ぎた。父キタサンブラックはセントライト記念、菊花賞を連勝している。距離延長でパフォーマンスを引き上げられるのかどうか。横山武騎手は芝3000m以上の重賞は[1−1−0−8]。21年の菊花賞(阪神)をタイトルホルダーで逃げ切っている。

タスティエーラは[3−1−0−1]で共同通信杯4着(福永騎手)を除き連対を確保。ロードカナロアなど福永騎手で連対を外した一流馬はその後乗り替わって活躍することが多い。皐月賞は5、6番手から勝負どころで早めに動いて直線で先頭に立ち、5位の36.6秒で上がって0.2秒差の2着。ハイペースの展開を考慮すると強いレースをしている。ダービーは4番手から9位タイの33.5秒で早めに抜け出して2分25秒2で優勝。1〜4着は同タイムの接戦でレーン騎手の騎乗が大きかった。キャロットFはレーベンスティールを出走させず、モレイラ騎手を確保。1986年以降、ダービーから直行した馬は[0−0−0−5]で5着が最高。

神戸新聞杯をレコード勝ちしたサトノグランツ、同2着馬サヴォーナ、同3着馬ファントムシーフ、同4着馬ハーツコンチェルト、条件戦を4連勝中の上がり馬ドゥレッツァ、新潟記念勝ち馬ノッキングポイント、札幌記念2着馬トップナイフ、阿賀野川特別勝ち馬リビアングラス、阿寒湖特別勝ち馬ナイトインロンドンなど。サトノグランツは[4−1−0−2]で前走神戸新聞杯は内ラチ沿いの中団から直線で狭いところから捌いて2位の33.1秒で差し切り2分23秒5のレコードで優勝。京都では京都新聞杯を2分14秒1で制している。祖父ディープインパクト、父サトノダイヤモンドは菊花賞を制しており親子3代制覇が懸かる。今週も川田騎手か。

サヴォーナは芝2400m以上[2−3−0−1]で右回りは[2−2−0−0]。神戸新聞杯は3番手からしぶとく伸びて頭差の2着だった。ファントムシーフは共同通信杯を勝ち、皐月賞3着、ダービー8着、神戸新聞杯3着。1986年以降の菊花賞で武豊騎手は3番人気以内[5−2−1−14]、4番人気以下[0−0−2−12]。ハーツコンチェルトは青葉賞2着、ダービー3着、神戸新聞杯5着。過去10年で神戸新聞杯4着以下は[0−0−1−39]。松山騎手は昨年1番人気のガイアフォースで8着。立ち回り次第か。ドゥレッツァは最速上がりで4連勝。キャロットFのドゥラメンテ産駒にルメール騎手。化けモノかもしれない(笑)

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