北九州記念
レース展望

サマースプリントシリーズの第4戦。過去10年で1番人気は[0−3−1−6]で3連対。1番人気は現在14連敗中。前走重賞を勝った馬は[0−2−1−0]だが、負けた馬は[0−0−0−3]で不振。2番人気は[1−0−2−7]で1連対、3番人気は[1−2−1−6]で3連対。6〜9番人気は6連対、10番人気以下は3連対。過去5年の馬連は36倍、88倍、29倍、37倍、461倍で中穴以上の決着が続いている。

過去10年の勝ち馬は2、3、5、6、6、8、8、8、9、16番人気。1番人気は未勝利で6〜9番人気が6勝している。昨年は16番人気のボンボヤージが制した。荒れるローカルのハンデ戦で人気薄の優勝が多い。7番人気前後を頭で狙うのが妙味。牡馬は[4−5−3−83]、牝馬は[6−5−7−57]。2番人気以内では牡馬[0−1−0−7]、牝馬[1−2−3−6]で牡馬は1連対のみ。人気の牡馬は過信禁物。

過去10年でノーザンF生産馬は[2−2−1−16]で8、8番人気が勝ち、3、3番人気が2着、10番人気が3着。スティクス、ストーンリッジ、ママコチャが該当する。社台F生産馬は[0−1−1−9]で14番人気が2着、4番人気が3着。トゥラヴェスーラ、モズメイメイが該当する。ローカルのハンデ重賞で社台系生産馬はそれほど活躍していない。社台馬主の馬はスティクス(シルク)、トゥラヴェスーラ(吉田照哉氏)。

モズメイメイはチューリップ賞を逃げて1分34秒0で優勝。桜花賞は13着に終わったが、葵Sを前半3F33.9秒で逃げ、12位タイの33.2秒で上がって1分7秒1で優勝。ゲートが開いた瞬間に飛び出す超高速スタートでアドバーテージを取ってそのまま押し切った。2F目からラスト2F目まで10.8−10.7−10.8−10.9秒の高速ラップだった。音無厩舎のリアルインパクト産駒で母の父はフランケル。古馬が相手になるが、前走より1キロ軽い54キロで出走できる。武豊騎手からテン乗りの鮫島駿騎手に乗り替わる。

ママコチャは昨年夏に1、2、3勝クラスを3連勝してOP入り。ターコイズSは5着、阪神牝馬Sは9着に終わったが、前走安土城Sを4番手から4位の33.0秒で抜け出して1分19秒0で3馬身差で圧勝。前半3F34.4秒で1200m通過は1分8秒0だった。直線が平坦なコースでは新潟と京都で勝っており2戦2勝。重賞はファンタジーSで3着があるだけだが、前走安土城Sが重賞レベルのため、前走より1.5キロ重い55.5キロを課せられた。7〜9月は[2−0−1−0]。スプリント重賞に強い鮫島駿騎手が騎乗する。

CBC賞勝ち馬ジャスパークローネ、同2着馬サンキューユウガ、高松宮記念3着馬トゥラヴェスーラ、2連勝でOP入りしたデュガ、昨年の小倉2歳S勝ち馬ロンドンプラン、福島テレビオープン勝ち馬スマートリアン、アイビスSD3着馬ロードベイリーフなど。ジャスパークローネは前半3F33.7秒で逃げ、8位の33.5秒で上がって1分7秒2で優勝。長期休み明けを除き、芝1200mで逃げたときは[4−0−1−0]。森厩舎は先週の小倉記念をエヒトで勝っている。今年の芝1200m重賞で団野騎手は[2−2−0−1]。

トゥラヴェスーラは昨年の高松宮記念が0.1秒差の4着、スプリンターズSが0.3秒差の7着、今年の高松宮記念が0.2秒差の3着、CBC賞が0.5秒差の4着。勝ち切れないが、G1で善戦している。重賞は未勝利だが、トップハンデ58キロを背負う。今年の重賞で藤岡康騎手は[0−0−1−13]。ロンドンプランは小倉芝1200mの新馬戦、小倉2歳Sを2連勝。小倉2歳Sは出遅れて離れた最後方から最速の33.1秒で差し切って1分8秒1で優勝。骨折休養明けになるが、得意の小倉芝1200mでどんな走りを見せるか。

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