札幌記念
レース展望

過去10年で1番人気は[0−4−3−3]で4連対。1番人気は現在10連敗中。単勝1倍台は[0−3−1−0]、2倍台は[0−0−2−2]、3倍以上は[0−1−0−1]。単勝2倍台は取りこぼしが多い。2番人気は[5−1−0−4]で6連対、3番人気は[2−0−0−8]で2連対。6〜9番人気は4連対、10番人気以下は1連対。過去5年の馬連は13倍、21倍、29倍、4倍、9倍で20倍台までに収まっている。

牡馬は[7−9−6−95]で16連対、牝馬は[3−1−4−20]で4連対。牝馬は2番人気以内なら[3−1−3−3]だが、3番人気以下は[0−0−3−17]で3着止まり。関東馬は[5−1−4−49]、関西馬は[5−9−6−66]。9年で関西馬が連対している。6番人気以下では関東馬[1−0−1−34]、関西馬[0−4−2−53]。穴で前走ハンデ重賞に出走した差しタイプの関西牡馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[5−2−3−29]で2、2、2、3、5番人気が勝ち、1、1番人気が2着、1、1、4番人気が3着。シャフリヤール、ダノンベルーガ、ヒシイグアスが該当する。社台F生産馬は[0−0−1−25]で4番人気が3着。ソーヴァリアント、プログノーシスが該当する。社台馬主の馬はシャフリヤール(サンデー)、ソーヴァリアント(社台RH)、プログノーシス(社台RH)の3頭。

ジャックドールは芝2000m[8−2−0−4]で大阪杯を前半5F58.9秒で逃げ、8位の35.3秒で上がって1分57秒4で優勝。ラスト3Fは11.4−11.4−12.5秒。最後はスターズオンアースにハナ差まで迫られた。昨年の札幌記念は3番手から8位の37.3秒で抜け出して2分1秒2で優勝。パンサラッサが緩い馬場で緩急のある流れで逃げ、上がりの掛かる消耗戦になった。国内で右回りの芝2000mでは[3−2−0−1]。前に行くユニコーンライオン、アフリカンゴールドがいるが、武豊騎手がどう乗るか。

プログノーシスは[5−2−1−1]で中日新聞杯4着を除き3着以内を確保。金鯱賞を大外から最速の33.9秒で差し切って1分59秒8で優勝。前残りの展開だったが、強烈な末脚で重賞初制覇を飾った。前走クイーエリザベス2世Cは最後方から馬群に突っ込んで2馬身差の2着。位置取りが後ろ過ぎ、直線で捌くのに苦労したことが堪えた。中内田厩舎の管理馬でデビュー戦を含め休み明けは[5−1−0−0]。過去10年でディープインパクト産駒は[3−3−1−14]。川田騎手はハープスターで勝ったときのように大外捲りか。

昨年のジャパンC2着馬シャフリヤール、ドバイターフ2着馬ダノンベルーガ、香港ヴァーズ勝ち馬ウインマリリン、中山記念勝ち馬ヒシイグアス、京都記念2着馬マテンロウレオ、中山記念2着馬ラーグルフ、昨年のチャレンジC勝ち馬ソーヴァリアント、弥生賞2着馬トップナイフなど伏兵は多士済々。シャフリヤールは昨年ドバイSCを勝ち、ジャパンCで0.1秒差の2着に入った。休み明けは[1−0−1−4]、叩き2戦目[1−1−1−0]。今回は休み明けでG2になるが、社台の使い分けなのか、乗り込んでいる。初の北海道の洋芝と直線が短い小回りコースがどう出るか。テン乗りの横山武騎手が騎乗する。

ダノンベルーガは昨年皐月賞4着、ダービー4着、天皇賞(秋)3着、ジャパンC5着。今年はドバイターフで後方から強烈な末脚で突っ込んで0.1秒差の2着。右回りは皐月賞4着のみ。2戦連続でモレイラ騎手が騎乗する。JRAは社台優遇でダノンベルーガは大外枠か。ウインマリリンは昨年の札幌記念で3番手から0.2秒差の3着に粘った。エリザベス女王杯は6番手から早めに上がって0.2秒差の2着。香港ヴァーズは後方2番手を進み、大外から豪快に差し切ってG1初制覇を飾った。芝2000mは[3−0−1−2]。前3走はレーン騎手が騎乗したが、昨年の札幌記念で騎乗した松岡騎手に乗り替わる。

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