関屋記念
レース展望

過去10年で1番人気は[3−2−3−2]で5連対。前走牡馬混合G1は[2−1−1−0]。12番枠より外枠に入った馬は[3−1−0−0]。2番人気は[1−0−1−8]、3番人気は[1−0−2−7]で各1連対のみ。6番人気以下が7連対。過去8年のうち7年で6番人気以下が連対している。過去5年の馬連は25倍、23倍、72倍、67倍、111倍。人気馬を軸に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

年齢別では、3歳[1−0−2−7]、4歳[2−2−3−22]、5歳[4−5−5−47]、6歳[2−3−0−31]、7歳以上[1−0−0−24]で5歳馬が活躍している。7歳馬は4番人気の1連対のみ。6〜8番人気で連対した6頭のうち3頭に重賞勝ち、残る3頭に重賞3着以内が3回あった。6頭のうち4頭が12〜18番枠に入っていた。穴で前走重賞で負けて7番人気前後になった重賞実績馬を絡めたい。

過去10年でノーザンF生産馬は[3−1−5−31]で1、3、4番人気が勝ち、7番人気が2着、1、1、2、5、9番人気が3着。人気薄が2、3着に激走している。アヴェラーレ、アナザーリリック、エターナルタイム、コンシリエーレ、ディヴィーナ、フラーズダルム、プレサージュリフト、ミッキーブリランテ、ラインベックが該当する。社台F生産馬は[0−2−2−18]で5、8番人気が2着、4、6番人気が3着。フォルコメンが該当する。

エターナルタイムは[4−1−1−1]で前走多摩川Sを5番手から3位の33.3秒で抜け出して1分19秒7で優勝。2着ニシノラブウインクは次走新潟日報賞で11着に終わった。芝1600mは[3−0−0−1]で2走前の湘南Sは2番手から伸び切れず0.4秒差の5着に負けたが、テン乗りの横山武騎手だった。ルメール騎手では[3−0−1−0]で3着以内を確保。中川厩舎のロードカナロア産駒で母マジックタイムは16年の関屋記念3着馬。これまで全て左回りを使っている。ルメール騎手が好位抜け出しで持ってくるか。

ディヴィーナは2走前のヴィクトリアマイルは後方から大外を回って4コーナーで9番手に押し上げ、最速の33.1秒で上がって0.2秒差の4着。内を通った馬が有利な馬場で外を回って1分32秒4で走りパフォーマンスを引き上げた。前走中京記念は13番手から勝負どころで少し押し上げ、直線で外からメンバー2位の34.9秒で上がって0.3秒差の2着。逃げ切ったセルバーグとは通ったコースに大きな差があった。母はヴィクトリアマイルを2連覇したヴィルシーナ。3戦連続左回りのマイル戦、Mデムーロ騎手で重賞初制覇なるか。

京都牝馬S勝ち馬ララクリスティーヌ、京都金杯&東京新聞杯3着馬プレサージュリフト、中京記念勝ち馬セルバーグ、21年の関屋記念勝ち馬ロータスランド、京王杯SC4着馬アヴェラーレ、メイS勝ち馬サクラトゥジュール、米子S2着馬ラインベックなど伏兵は多士済々。ララクリスティーヌは芝1600m[2−0−0−1]で昨年キャピタルSを1分32秒5で勝ったが、前走ヴィクトリアマイルは0.8秒差の14着に終わった。新潟では寺泊特別を最速の33.3秒で差して勝っている。菅原騎手とは[4−2−0−1]で好相性。

プレサージュリフトは京都金杯で4番手から早めに抜け出して0.2秒差の3着。前走東京新聞杯は8番手から3位の33.7秒で上がって1分31秒9で走り0.1秒差の3着。高速決着にメドを立てた。近親にアイビスSDを2勝したオールアットワンスがいる。新潟は暑いだけに牝馬は要注意か。セルバーグは前半3F34.6秒で逃げ、7位の35.6秒で上がって1分33秒0で優勝。ハンデ戦で55キロだったが、今回は別定戦で58キロを背負う。松山騎手から吉田豊騎手に乗り替わる。パンサラッサのように大逃げもあるか。

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