クイーンS
レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−2−2]で6連対。関東馬は[1−1−0−0]、関西馬は[2−2−2−2]。関西馬は取りこぼしが多い。2番人気は[3−0−1−6]で3連対、3番人気は[1−0−2−7]で1連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は10倍、12倍、138倍、6倍、63倍。20年は11−4番人気で万馬券決着。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

前走連対した馬は4連対のみ。前走1着は[2−1−1−28]で3連対。前走条件戦を勝った馬は[0−0−1−19]で連対がなく不振。前走8着以下が10連対。前走ヴィクトリアマイル、マーメイドSなら着順は問われない。6番人気以下で連対した7頭のうち4頭に芝1800mで重賞連対、残る3頭に芝1800mで勝ち星があった。近年の傾向から前走芝2000mで負けた芝1800m実績馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[5−4−0−27]で1、1、2、2、3番人気が勝ち、4、6、6、8番人気が2着。ジネストラ、ルビーカサブランカが該当する。社台F生産馬は[1−2−1−11]で11番人気が勝ち、1、1番人気が2着、2番人気が3着。コスタボニータ、ライトクオンタムが該当する。社台馬主の馬はジネストラ(サンデーR)、ライトクオンタム(社台RH)の2頭しかいない。

ドゥーラは札幌芝1800m[2−0−0−1]で未勝利、札幌2歳Sを勝っている。札幌2歳Sの後は阪神JF6着、チューリップ賞15着、桜花賞14着に終わったが、前走オークス(15番人気)は後方から2位の34.1秒で追い込んで1.0秒差の3着に入った。今回は実績のある札幌芝1800mで51キロで出走できる。過去10年で3歳馬は[1−0−0−10]で連対はアエロリット(2人気)のみ。秋華賞に向けて連対して賞金を加算しておきたいところ。今回も乗り慣れた斎藤新騎手が騎乗する。

ルビーカサブランカはG3[1−2−0−5]で愛知杯1着、チャレンジC2着、函館記念2着がある。前走函館記念は8番手から7位の36.3秒で上がって0.4秒差の2着。牡馬混合戦は[2−4−2−4]で右回りで55キロ以下なら[2−3−2−0]で3着以内を確保。牝馬限定重賞は[1−0−0−5]で昨年のクイーンSは9番手から2位の34.3秒で上がって0.1秒差の4着。芝1800mは[1−1−2−8]で昨年以降は6、5、4、5着で善戦止まりが続いている。今回はテン乗りのルメール騎手が騎乗する。

シンザン記念勝ち馬ライトクオンタム、福島牝馬S4着馬ジネストラ、昨年の府中牝馬S勝ち馬イズジョーノキセキ、クイーンS3、2着のサトノセシル、ターコイズSを2連覇したミスニューヨーク、阪神牝馬S3着馬コスタボニータ、アネモネS勝ち馬トーセンローリエ、フェアリーS勝ち馬キタウイングなど。ライトクオンタムは桜花賞で中団から伸び切れず0.8秒差の8着。オークスは逃げて4秒差の17着に終わった。社台RHのディープインパクト産駒。レース当日の7月30日はディープインパクトの命日。武豊騎手がどう乗るか。

ジネストラは幕張Sを1分33秒2で勝ってOP入り。前走福島牝馬Sは出遅れて中団の後ろから2位タイの34.5秒で上がって0.2秒差の4着。札幌では芝1500mの2勝Cを勝っている。今年の芝重賞で三浦騎手は[1−0−1−20]。出遅れ、大外ブン回し、直線で前が壁の想定は必要か。イズジョーノキセキは府中牝馬Sを1分44秒5でソダシに勝ち、有馬記念で0.8秒差の4着に入った。前2走10、15着に終わり、石坂厩舎から中村厩舎に転厩。エピファネイア産駒は復調気配。他馬より重い57キロがどう出るか。

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