京王杯SC
レース展望

過去10年で1番人気は[4−0−0−6]で4連対。単勝2倍台は[0−0−0−1]、3倍台は[2−0−0−4]、4倍台は[2−0−0−1]。4歳馬は[4−0−0−1]で勝率80%。2番人気は[2−3−3−2]で5連対、3番人気は[1−0−1−8]で1連対。6〜9番人気、10番人気以下は各3連対。過去5年の馬連は60倍、25倍、14倍、53倍、7倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

過去10年は必ず1〜4番人気のいずれかが連対している。軸は人気馬から選びたい。16年以降に6番人気以下で連対した5頭は全て2着。前走重賞で負けた馬が2着に激走して波乱を演出している。6番人気以下で連対した7頭のうち4頭に芝1400mの重賞で連対があった。この4頭は前走重賞で2、6、10、17着に負けていた。前走負けた馬が適距離で巻き返す。特に芝1400mで速い持ちタイムがある馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[3−4−3−23]で1、3、4番人気が勝ち、2、4、5、6番人気が2着、2、3、4番人気が3着。アヴェラーレ、ヴィクティファルス、ミッキーブリランテ、ピクシーナイト、ベレヌス、レッドモンレーヴが該当する。社台F生産馬は[2−1−3−16]で1、2番人気が勝ち、10番人気が2着、2、2、8番人気が3着。トゥラヴェスーラ、プルパレイ、レイモンドバローズが該当する。社台白老F生産馬は[1−1−1−11]で1番人気が1着、2番人気が2着、7番人気が3着。ラウダシオンが該当する。

ダノンスコーピオンは昨年共同通信杯7着後に体調不良で春全休と報じられたが、アーリントンC、NHKマイルCを連勝し3歳マイル王に輝いた。秋は富士S3着、マイルCS11着、香港マイル6着。富士Sで0.1秒差の接戦したセリフォスはマイルCSを制した。NHKマイルCSを1分32秒3、富士Sを1分32秒1で走っており、芝1400mをこなす下地はあるか。安田隆厩舎のロードカナロア産駒は20年にダノンスマッシュが京王杯SCを制している。今年の芝重賞で川田騎手は1番人気なら[5−1−1−3]で勝率50%。

ピクシーナイトは21年のスプリンターズSを先行抜け出しで1分7秒1で2馬身差で圧勝した馬。21年の香港スプリントで落馬事故に巻き込まれて骨折し競走中止。1年3ヶ月ぶりとなった復帰戦の高松宮記念は後方のまま見せ場なく13着に終わった。530キロの大型馬。攻め駆けするタイプだけに見分けにくいが、一度使ったことでどこまで上向いてくるか。芝1400mは[1−0−1−0]で新馬戦を勝ち、秋明菊賞3着。過去10年の京王杯SCで戸崎騎手は[1−1−2−4]で15年にサクラゴスペルで勝っている。

ダービー卿CT3着馬ゾンニッヒ、同7着馬レッドモンレーヴ、昨年のスプリンターズS2着馬ウインマーベル、21年の京王杯SC勝ち馬ラウダシオン、高松宮記念3着馬トゥラヴェスーラ、阪急杯2着馬ダディーズビビッド、前走3勝Cを勝ったアヴェラーレなど。ゾンニッヒは芝1600mを使って[1−3−1−1]。前走ダービー卿CTは不利な大外枠から3番手につけ、8位の33.7秒で上がって0.2秒差の3着。芝1400mは初めてになるが、陣営はレーン騎手を確保。過去10年の京王杯SCでレーン騎手は[2−0−0−1]。

レッドモンレーヴは前走ダービー卿CTで1番人気に支持されたが、大きな出遅れが響いて0.5秒差の7着。東京芝は[2−1−0−1]で秋色Sで1分32秒0で走って半馬身差の2着に入ったが、5着ゾンニッヒに0.2秒先着している。叩き3戦目でテン乗りの横山和騎手に乗り替わる。蛯名厩舎は重賞初制覇なるか。アヴェラーレは東京芝1400m[2−1−0−1]の巧者。ドゥラメンテ産駒で母はNHKマイルC2着馬アルビアーノ。過去10年で前走3勝Cを勝った馬は[0−0−0−12]。ルメール騎手が騎乗する。

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