桜花賞
レース展望

牝馬クラシック第一弾。過去10年で1番人気は[1−3−1−5]で4連対。14年にハープスターが勝ったが、過去8年は[0−3−1−4]で未勝利。2番人気は[4−3−0−3]で7連対、3番人気は[1−2−2−5]で3連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下は[0−0−1−87]で3着止まり。過去5年の馬連は4倍、44倍、11倍、6倍、37倍。人気馬決着を押さえ、人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬17頭が前走3着以内。過去7年の連対馬14頭のうち13頭が前走3着以内。前走重賞好走馬が活躍。前走4着以下から連対した3頭はチューリップ賞5、7、11着。チューリップ賞組が巻き返している。6番人気以下で連対した5頭の脚質は、逃げ0先行1、差し2追込2。差し追い込み馬が激走している。連対した5頭は4、4、4、5、8枠に入っていた。穴で4、5枠に入った馬、特に差し追い込みタイプに注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[4−6−3−49]で1、2、2、2番人気が勝ち、1、1、1、2、3、7番人気が2着、3、3、8番人気が3着。コナコースト、ドゥアイズ、ハーパー、ブトンドール、ペリファーニア、ラヴェル、リバティアイランドが該当する。社台F生産馬は[2−2−4−17]で3、7番人気が勝ち、2、2番人気が2着、1、5、6、8番人気が3着。ムーンプローブ、モズメイメイ、ライトクオンタムが該当する。社台白老F生産馬は[0−0−0−6]で3着以内がない。シングザットソングが該当する。

リバティアイランドは新潟の新馬戦を7番手から最速の31.4秒で差し切り、最後流して3馬身差で圧勝。アルテミスSは中団から2位の33.3秒で上がってラヴェルにクビ差の2着。直線で前が壁になり、大外に持ち出すロスがあった。休み明けで馬体が4キロ増えて余裕残しの仕上げ。レースでも目一杯追わず余裕を残していた。阪神JFは前半5F57.0秒の速い流れで中団から3位の35.5秒で差し切って2馬身半差で圧勝。内が有利な馬場で外を回って差し切り、勝ちタイム1分33秒1は翌週の朝日杯FSより0.8秒速かった。

サンデーRで4000万円で募集された中内田厩舎のドゥラメンテ産駒。過去10年で阪神JFを勝って直行した馬はレッドリヴェール2着(2人気)、ソダシ1着(2人気)で連対を確保している。中内田厩舎は2歳G1[4−1−1−5]、1番人気なら[3−1−0−1]だが、3歳G1は[0−3−3−21]で勝った馬はいない。1番人気では[0−0−2−5]で3着止まり。過去10年の桜花賞で川田騎手は[2−0−1−7]でハープスター(1人気)、スターズオンアース(7人気)で勝っている。1番人気では[1−0−0−1]。

ライトクオンタムは新馬戦を前半5F60.1秒で逃げ、2位の34.0秒で上がって1分34秒1で2馬身半差で圧勝。ノーステッキで楽勝だった。前走シンザン記念は出遅れて後方から最速の34.6秒で大外から差し切って1分33秒7で優勝。社台RHで5000万円で募集された武幸厩舎のディープインパクト産駒。過去10年でディープインパクト産駒は[3−4−2−27]、2番人気以内なら[2−3−0−1]。過去10年で武豊騎手は[0−3−0−6]で昨年ウォーターナビレラで2着。武豊騎手は2週連続G1制覇なるか。

アルテミスS勝ち馬ラヴェル、阪神JF2着馬シンリョクカ、同3着馬ドゥアイズ、クイーンC勝ち馬ハーパー、チューリップ賞勝ち馬モズメイメイ、同2着馬コナコースト、同3着馬ペリファーニア、フィリーズレビュー勝ち馬シングザットソング、フラワーC勝ち馬エミュー、フェアリーS勝ち馬キタウイング、札幌2歳S勝ち馬ドゥーラ、アネモネS勝ち馬トーセンローリエなど伏兵は多士済々。ラヴェルはアルテミスSで後方2番手から最速の33.0秒で差し切って1分33秒8で優勝。前走阪神JFは大外18番枠から出遅れて後方2番手から7位の36.1秒で上がって1.7秒差の11着。坂井騎手がアルテミスSで見せた決め手を引き出せれば。

シンリョクカは前走阪神JFで8番手から4位タイの35.9秒で上がって0.4秒差の2着。過去10年で前走新馬戦を勝った馬は[0−0−1−13]だったが、データを覆して12番人気で激走した。除外対象だったが、回避馬が出て出走に漕ぎ着けた。世界の吉田豊騎手が持ってくるか。ドゥアイズは[1−3−1−0]で3着以内を確保。前走クイーンCは3番手からしぶとく伸びてハーパーにクビ差の2着に入った。ハーパーは前走クイーンCを6番手から6位タイの34.5秒で抜け出して1分33秒1(稍重)で優勝。4連勝でJBCレディスクラシックを制したヴァレーデラルナの半妹。川田騎手からテン乗りのルメール騎手に乗り替わる。

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