中山牝馬S
レース展望

過去10年で1番人気は[1−2−3−4]で3連対。過去5年は[0−0−2−3]で3着止まり。2番人気は[0−2−0−8]で2連対、3番人気は[2−1−0−7]で3連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が4連対。過去5年の馬連は19倍、39倍、487倍、64倍、1068倍で荒れている。昨年は15番人気のクリノプレミアムが勝ち、2着に12番人気のアブレイズが入って大波乱になった。

51キロ以下は[0−1−1−13]で1連対のみ。53キロは[4−2−2−42]、54キロは[3−3−0−22]。53、54キロが勝つことが多い。55キロは[1−0−3−18]で1連対のみ。56キロは[1−3−1−9]、1番人気なら[0−2−1−1]。トップハンデは[1−3−0−11]で4連対。4番人気以内は[1−3−0−6]だが、5番人気以下は[0−0−0−5]で3着以内がない。

過去10年でノーザンF生産馬は[3−3−2−32]で3、3、5番人気が勝ち、1、1、3番人気が2着、1、6番人気が3着。シャーレイポピー、スルーセブンシーズが該当する。社台F生産馬は[1−1−0−25]で7番人気が勝ち、2番人気が2着。ラルナブリラーレが該当する。社台馬主の馬はシャーレイポピー(キャロットF)、スルーセブンシーズ(キャロットF)、ラルナブリラーレ(社台RH)の3頭。

アートハウスは昨年オークス7着、秋華賞5着に終わったが、G2以下では[4−0−0−1]でローズS、愛知杯を勝っている。前走愛知杯は3番手から直線で馬場のいい外に出すと最速の33.9秒で抜け出して2分3秒1(重)で優勝。休み明けは[4−0−0−0]だが、叩き2戦目は[0−0−0−3]。今回は叩き2戦目、初の中山、初の芝1800mでトップハンデ57キロ。過去10年で57キロを背負ったフミノイマージンは6着に終わった。アートハウスは先行タイプ。先週の中山で2戦2勝の川田騎手が持ってくるか。

スルーセブンシーズは前走初富士Sを8番手から2位の35.1秒で差し切って2分1秒0(稍重)で優勝。中山芝は[3−1−2−0]で3着以内を確保。中山芝の6戦のうち4戦で1、2位の上がりを繰り出している。重賞では紫苑Sを中団から内を突いて6位タイの34.3秒で上がり0.3秒差の2着がある。中山芝1800mは新馬戦を大外から最速の34.9秒で差し切って1分52秒5で優勝。ルメール騎手では新馬戦、ミモザ賞を勝っており2戦2勝。ハンデは54キロ。今年の中山芝重賞でルメール騎手は[1−0−2−2]。

昨年の中山牝馬S勝ち馬クリノプレミアム、2連勝中のウインピクシス、クイーンS&福島牝馬S2着馬サトノセシル、ディセンバーS&ニューイヤーS4着馬エイシンチラーなど。クリノプレミアムは昨年の中山牝馬Sを中団の外から3位タイの34.3秒で差し切って1分46秒8で優勝。京成杯AHでは4番手からしぶとく伸びて0.1秒差の3着。前走中山金杯は内ラチ沿いの5番手から7位タイの35.4秒で上がってハナ差の2着。小回り&右回りの芝1800mは[2−1−0−0]。ハンデは55.5キロ。鞍上はMデムーロ騎手。

ウインピクシスは前走壇之浦Sを逃げ切って1分47秒3(重)で優勝。休み明けを除き、芝1800mは4戦4勝で中山では1勝Cを3番手から抜け出して勝っている。上原厩舎のゴールドシップ産駒。ハンデは53キロ。松岡騎手が前に行って粘り込むか。サトノセシルは芝1800m[1−1−1−3]で重賞ではクイーンS2、3着、府中牝馬S4着がある。フランケル産駒の7歳牝馬でハンデは過去2年のクイーンSと同じ55キロ。堀厩舎は中山記念をヒシイグアス、弥生賞をタスティエーラで優勝。テン乗りの田辺騎手が騎乗する。

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