チューリップ賞
レース展望

桜花賞トライアル。過去10年で1番人気は[6−1−1−2]で7連対。前走阪神JF出走馬は[6−0−1−0]で堅実。2番人気は[1−1−4−4]で2連対、3番人気は[2−1−0−7]で3連対。6〜9番人気が3連対。10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は7倍、10倍、26倍、9倍、563倍。昨年は阪神JF勝ち馬サークルオブライフが3着に終わり、13番人気のピンハイが2着に入って大波乱になった。

前走距離別では芝1200m[0−0−0−1]、芝1400m[1−1−0−22]、芝1600m[10−7−10−62]、芝1800m以上[0−0−0−12]。1200mと1800m以上は不振。前走芝1600mに出走した馬、特に[9−1−6−12]の阪神JF組に注目。前走新馬戦は[0−2−0−6]で7、13番人気が連対、未勝利戦は[0−1−0−13]で4番人気が連対。初勝利直後でも通用している。

過去10年でノーザンF生産馬は[6−0−7−29]で1、1、1、1、1、2番人気が勝ち、1、2、2、4、6、7、10番人気が3着。アンリーロード、カフジキアッキエレ、コナコースト、ダルエスサラーム、ペリファーニアが該当する。社台F生産馬は[1−2−0−16]で1番人気が勝ち、1、4番人気が2着。エクローサ、マラキナイア、モズメイメイ、ワレハウミノコが該当する。社台系生産馬は人気馬が連対している。

ドゥーラは[2−0−0−2]で上がりは全て最速。札幌2歳Sは6番手から最速タイの35.7秒で差し切って1分50秒0で優勝。2着ドゥアイズは阪神JFで3着、クイーンCで2着に入った。前走阪神JFは8枠16番から出遅れて後方2番手を進み、直線で馬群に突っ込んで最速の35.0秒で上がって0.7秒差の6着。内を通った馬が有利な馬場で外枠から出遅れて位置取りが悪くなったことが堪えた。ドゥラメンテ産駒で母の父はキングヘイロー。先週のグレナディアガーズと同様に33秒台で上がったことがない点がどう出るか。

キタウイングは[3−0−0−2]で新潟2歳SとフェアリーSを優勝。新潟2歳Sは出遅れて最後方から内をロスなく回り、直線で内から最速の33.0秒で差し切って1分35秒9で優勝。前走フェアリーSは後方2番手から最内を突いて最速の34.9秒で抜け出し1分34秒3で優勝。後方から最内を突く杉原騎手の一発狙いの騎乗が嵌まって11番人気で激走した。小島茂厩舎のダノンバラード産駒で現3歳牝馬世代で唯一の重賞2勝馬。阪神JFは5番手から伸び切れず1.9秒差の14着。阪神JFと同様に栗東入りして調整している。

新馬戦を圧勝したペリファーニア、こぶし賞を逃げ切ったモズメイメイ、アルテミスS3着馬アリスヴェリテ、エルフィンS2着馬コナコースト、新馬とつわぶき賞を連勝したルミノメテオール、紅梅S勝ち馬ダルエスサラームなど。ペリファーニアは中山芝1600mの新馬戦を6番手から最速の35.0秒で差し切って1分36秒0で2馬身差で圧勝。単勝1.4倍の断然人気に応えた。キャロットFで5600万円で募集された鹿戸厩舎のモーリス産駒でエフフォーリアの半妹。横山武騎手は昨年のチィーリップ賞をナミュールで制している。

モズメイメイは芝1600mで2戦2勝。前走こぶし賞を前半5F60.5秒の緩い流れで逃げ、4位の34.2秒で上がって1分34秒7で優勝。セレクトセール5060万円のリアルインパクト産駒で近親にレッドベルオーブ(デイリー杯2歳S)がいる。過去10年で逃げ馬は[1−0−4−5]。武豊騎手が逃げて粘らせるか。引退式をする福永騎手がチューリップ賞で誘導馬に騎乗する予定。エピファネイア産駒か、リアルスティール産駒か、ジャスタウェイ産駒か。母の父キングヘイローのドゥーラがなんとなく匂う(笑)

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