東京新聞杯
レース展望

過去10年で1番人気は[1−1−2−6]で2連対のみ。勝ったインディチャンプはその後安田記念を制した。単勝4倍以上は[0−0−1−3]で不振。2番人気は[1−0−2−7]で1連対、3番人気は[3−1−1−5]で4連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は24倍、18倍、72倍、267倍、10倍で中穴以上の決着が多い。上位人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

前走3勝クラス勝ち馬は[4−1−0−6]で1、3、4、5番人気が優勝。人気になった馬に注目。前走OP以上で5〜9着に負けた9頭が巻き返している。前走10着以下は[1−1−1−44]で連対した2頭は前走G1で11着だった。6番人気以下で連対した6頭のうち5頭は前走OP以上で6、6、7、9、9着。6頭のうち4頭が追い込み馬だった。穴で前走OP以上で6〜9着に負けた馬、特に追い込みタイプに注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[4−6−3−34]で1、3、3、4番人気が勝ち、1、5、6、6、9、12番人気が2着、1、3、4番人気が3着。1着と3着には人気馬、2着に人気薄が来ている。インダストリア、ナミュール、プレサージュリフトが該当する。社台F生産馬は[0−4−3−16]で3、5、5、6番人気が2着、1、2、4番人気が3着。エアロロノア、ジャスティンカフェ、ファルコニアが該当する。

ナミュールは昨年牝馬3冠で桜花賞10着、オークス3着、秋華賞2着。芝1600mは[3−0−0−2]でチューリップ賞を中団から最速タイの33.9秒で差し切って1分33秒2で優勝。東京芝1600mでは赤松賞を5番手から最速の33.0秒で差し切り1分33秒8で勝っている。昨年以降の重賞で横山武騎手は[1−1−3−5]で唯一勝ったのはチューリップ賞のナミュール。同じ明け4歳のピンハイ、プレサージュリフトより1キロ重い56キロを背負う。決め手はあるが、32秒台の上がりが問われたときが課題か。

ジャスティンカフェは昨秋の毎日王冠でサリオスに0.1秒差の2着、マイルCSで後方から2位の33.2秒で追い込んで0.4秒差の6着に入った。芝1600mは[4−2−1−2]、東京芝1600mは[1−0−1−0]で湘南Sを15番手から最速の32.9秒で大外から差し切って1分32秒3で3馬身差で圧勝した。エピファネイア産駒は3歳重賞を7勝しているが、重賞で4歳以上は[2−6−4−42]でアリストテレス・AJCC、イズジョーノキセキ・府中牝馬Sの2勝のみ。引退が近づいている福永騎手がどう乗るか。

チューリップ賞2着馬ピンハイ、関屋記念勝ち馬ウインカーネリアン、前走カウントダウンSを勝ったインダストリア、京都金杯2着馬エアロロノア、同3着馬プレサージュリフト、NHKマイルC2着馬マテンロウオリオン、京成杯AH勝ち馬ファルコニア、OP特別3連勝中のプリンスリターンなど。ピンハイは前走エリザベス女王杯で9着に終わったが重馬場だった。芝1800m以下では[2−1−0−1]でチューリップ賞でナミュールに0.1秒差の2着、西宮Sを1分44秒3で勝っている。テン乗りの坂井騎手に乗り替わる。

ウインカーネリアンは谷川岳S、米子S、関屋記念を先行抜け出しで3連勝し、前走マイルCSは中団から伸び切れず0.9秒差の12着。初の58キロがどう出るか。鞍上は三浦騎手。インダストリアは芝1600m[2−0−0−1]でNHKマイルCで0.4秒差の5着がある。マイル重賞を3勝したケイデンスコールの半弟。鞍上は戸崎騎手。プレサージュリフトは前走京都金杯で4番手から抜け出して0.2秒差の3着。東京芝1600mは2戦2勝でクイーンCを勝っている。先週の土曜に6勝したテン乗りのルメール騎手が騎乗する。

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