プロキオンS
レース展望

昨年と同様に小倉ダ1700mで行われる。過去10年で1番人気は[2−2−2−4]で4連対。過去3年は5、8、6着で3着以内がなく不振。2番人気は[2−2−2−4]で4連対、3番人気は[0−2−0−8]で2連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は8、9、12、14番人気。過去5年は8倍、27倍、19倍、221倍、536倍。昨年は9−14−12番人気で3連単194万馬券が飛び出した。

連対馬20頭のうち16頭が前走5着以内。前走ダートのOP特別で連対した馬は[4−2−5−16]、5番人気以内なら[4−2−5−8]で6連対。前走OP特別で連対した人気馬に注目したい。小倉ダ1700mで行われた昨年の1〜3着馬は道中5−2−1番手につけた4、5歳馬だった。小倉ダ1700mは前に行った馬が残りやすい。穴でダ1700mで実績がある逃げ先行タイプの4、5歳馬を絡めたい。

過去10年でノーザンF生産馬は[1−2−2−13]で2番人気が勝ち、3、4番人気が2着、1、10番人気が3着。ヴェルテックス、エクレアスパークル、ラーゴムが該当する。社台F生産馬は[0−1−0−9]で8番人気が2着。今年は出走馬がいない。G1に繋がりにくい重賞で社台生産馬はそれほど活躍していない。社台馬主の馬は3着以内がなく不振が続いている。今年社台馬主の馬はヴェルテックスのみ。

ラーゴムは昨年のきさらぎ賞勝ち馬。初ダートの仁川Sは1.1秒差の6着に終わったが、前走吾妻小富士Sを2番手から4位の36.6秒で抜け出して1分43秒3(重)で優勝。他馬より重い58キロを背負い、ダート2戦目で走りが一変した。今回は2キロ減の56キロで出走できる。セレクトセールで5076万円で取り引きされた馬。オルフェーヴル産駒ではマルシュロレーヌがBCディスタフを勝つなどダート重賞を5勝している。JRAダート重賞で鮫島駿騎手は[0−2−1−9]。今回初めて4番人気以内に支持されそうだ。

サンライズウルスはダート[4−1−1−2]で7戦が上がり最速。2走前の下総Sは3着に終わったが、勝ったテリオスベルはスレイプニルSを制した。前走立夏Sは好位から最速の35.2秒で抜け出して1分36秒0で3馬身差で圧勝。直線で鞭を入れておらず、能力の違いを見せつける勝ち方だった。安田翔厩舎のヘニーヒューズ産駒で母系にトゥザヴィクトリー。過去10年で前走3勝Cを3馬身差以上で圧勝した馬は[1−1−0−0]。初のダ1700mをこなせるかがカギ。横山和騎手から後方ポツンの横山典騎手に乗り替わる。

昨年の宝塚記念2着馬ユニコーンライオン、昨年のJBCスプリント2着馬サンライズノヴァ、スレイプニルS3着馬ゲンパチルシファー、ブリリアントS勝ち馬アルドーレ、昨年の平安S2着馬アメリカンシード、20年の東海S勝ち馬エアアルマス、昨年のプロキオンS3着馬メイショウウズマサ、名古屋GP勝ち馬ヴェルテックスなど伏兵は多士済々。今年はダート重賞勝ち馬がエアアルマス(57キロ)、サンライズノヴァ(58キロ)、ヴェルテックス(58キロ)しかおらず高齢馬が多い。小倉で行われた昨年は4−5−5歳馬で決着。

ユニコーンライオンは蹄の病気で昨年の宝塚記念2着以来のレースとなる。ダートでは15、11着だが、パワータイプで適性はある。昨年長期休み明けのストークSは3着。そのとき騎乗した川須騎手が騎乗する。サンライズノヴァはダート重賞5勝の実力馬。過去10年で8歳馬は[0−1−1−15]。初のダ1700mで松若騎手がどう乗るか。ヴェルテックスはダ2500mの名古屋GPを勝ったが、小倉ダ1700mは[1−3−2−0]で3着以内を確保。重賞で西村騎手は[1−1−1−50]、ダートでは[0−0−0−5]。

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