サウジアラビアRC
レース回顧

ステラヴェローチェは少し出遅れて後方を進み、4コーナーから直線で大外に持ち出すとメンバー最速の36.8秒で差し切って3馬身差で圧勝した。勝ちタイムは1分39秒6(不良)。ピンクカメハメハが逃げて前半5F61.9秒。中盤に13.2−13.1秒とラップが落ちたが前に行った馬が失速し、ラスト3Fは12.4−12.0−13.3秒。勝ち馬と2着馬を除くとメンバーレベルが低かったか。ステラヴェローチェは新馬戦では先行して抜け出したが、今回は大外から追い込むレースで圧勝。クロノジェネシスと同じバゴ産駒。飛びが大きく本来は道悪は良くないが、不良馬場をこなしたのは開幕週の馬場ということもあるのだろう。新馬戦は稍重でまだ道悪でしか走っていない。マイルで勝ったため、次走は朝日杯FSに向かうことになりそうだ。

インフィナイトは4番手からメンバー2位の37.7秒で伸びて0.5秒差の2着。3着には2馬身半差をつけた。直線で馬群を捌くのに苦労して追い出しが遅れるロスがあった。最初から馬場のいい外に出していれば、ステラヴェローチェとの差は詰まったのではないか。新馬戦、サウジアラビアRCとも不良馬場。良馬場でどんな走りを見せるか。新種牡馬モーリス産駒。次走は阪神JFに向かうことになりそうだ。

セイウンダイモスは後方から早めに上がってメンバー5位の38.2秒で伸びて0.9秒差の3着。新潟2歳Sで1.1秒差の6着に終わったが、道悪を味方に9番人気で激走した。父ローエングリンは重馬場の中山記念を圧勝した道悪巧者。距離は1400mくらいが合いそうだ。

キングストンボーイは出遅れて後方を進み、メンバー4位の38.1秒で伸びて1,1秒差の5着。出遅れて位置取りが悪くなり、不良馬場も影響して伸び切れなかった。社台がセレクトセールで7776万円で落札したドゥラメンテ産駒。これから馬体がパンとすれば、それなりに走りそうだ。

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