オールカマー
レース回顧

センテリュオは7番手の外からメンバー最速の34.5秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは2分15秒5。ジェネラーレウーノが逃げて前半3F38.2秒、5F64.3秒の超スローペース。後半5Fは58.7秒、ラップは11.6−11.9−11.5−11.5−12.2秒。ラスト5Fから一気にペースアップしたことで末脚の持続力が問われるレースになった。センテリュオは後方で脚をタメ、人気の重賞実績馬が早めに動いて勝ちに行った後に外から伸びて2位を0.6秒上回る上がりで差し切った。前走稍重のマーメイドSで並の馬では届かない位置からメンバー最速の35.3秒で伸びて0.1秒差の2着まで追い上げたのはダテではなかった。芝2200mは[1−2−0−1]で昨年のエリザベス女王杯では3番手から早めに動いて0.3秒差の4着。3着ラヴズオンリーユー(オークス馬)とはクビ差、5着クロノジェネシス(宝塚記念圧勝)に先着している。昨年の尼崎S(阪神芝2200)ではメールドグラース(その後重賞4連勝)に0.3秒差の2着。近親のトーセンジョーダンはAJC杯、トーセンホマレボシは京都新聞杯を優勝。このあたりから激走があるとみて穴馬で狙って正解だった。今後は昨年4着のエリザベス女王杯でG1獲りを目指すことになりそうだ。

カレンブーケドールは3番手から徐々に進出し、メンバー2位の35.1秒で早めに抜け出したが、最後にセンテリュオに交わされてハナ差の2着。これで重賞で5度目の2着。昨年の秋華賞から4戦連続で2着となった。オークス&秋華賞&ジャパンC2着が正攻法のレースで地力を示したが、最後に交わされたのは超スローペースで道中掛かったこと、休み明けで勝ち馬と仕上がりに差があったことが影響しているのだろう。パドックで脚捌きが硬く映り、8分程度の仕上がりだった。54キロの牝馬のワンツー決着。例年とは違う全面野芝でも時計、上がりの掛かるタフな馬場で牡馬より軽い斤量が有利に働いている。近年リスグラシュー、アーモンドアイ、クロノジェネシスなど強烈なパフォーマンスを発揮した馬はみな牝馬。一部の馬を除き、牡馬は弱体化している。国枝厩舎は先週のセントライト記念のサトノフラッグに続き2週連続2着。国枝厩舎の管理馬は中山の重賞に強い。今後はエリザベス女王杯、ジャパンCのどちらかを目指すことになりそうだ。

ステイフーリッシュは2番手からメンバー3位タイの35.2秒でしぶとく伸びて0.2秒差の3着。直線で内からクレッシェンドラヴに交わされたが、最後までしぶとく伸びて差し返し3着を確保した。これで芝2200mは全てG2で[1−2−2−0]で3着以内を確保。今回は休み明けで調教の動きが地味に映ったが、それでも3着に入ったようにステイゴールド産駒でタフな馬場が得意で地力もあるのだろう。京都記念に続き、2着カレンブーケドール、3着ステイフーリッシュ。このフォーメーションは使えるかもしれない。

クレッシェンドラヴは内の3番手からメンバー3位タイの35.2秒で伸びて0.3秒差の4着。直線でステイフーリッシュを交わしたが、最後に差し返された。直線で逆手前で走っているときに一杯に追われたこと、手前を替えた後にカレンブーケドールの後ろに入ったこともあり伸び切れなかった。前半5F64.3秒のスローペースでラスト5Fから急にペースアップして高速ラップが刻まれたことも良くなかった。次走は天皇賞(秋)、または福島記念2連覇のどちらかを目指すことになりそうだ。

ミッキースワローは中団からメンバー3位タイの35.2秒で伸びて0.5秒差の5着。中山芝2200mはベストのコースだが直線で伸び切れなかった。これまで中山G2では[2−2−0−1]だったが、全て56キロだった。今回は他馬より重い57キロ。タフな馬場でより斤量が堪えたのだろう。パドックを見ると仕上がりが7分程度に映った。そのあたりを考慮して横山典騎手が無理しなかった間もある。全面野芝でも例年とは全く違う重過ぎる馬場も合わなかった。

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