フラワーC
レース回顧

アブレイズは外枠スタートから2番手につけ、メンバー6位の36.7秒で上がってレースを制した。勝ちタイムは1分48秒2。ナリノクリスティーが逃げて前半3F35.8秒、5F59.2秒のやや速い流れ。ラスト4Fは12.1−12.5−11.8−12.6秒。アブレイズは緩みのない流れで最後までしぶとく伸びて後続を完封。キャリア1戦で重賞を制した。新馬戦は前半5F64.7秒の超スローペースだったが、全く違う流れで前に行って2着に粘ったことに驚く。これが新種牡馬キズナ産駒の特徴なのか、それとも池江厩舎が新たなモノを使ったのか。今後はひと息入れてオークスに直行する予定。

レッドルレーヴは中団からメンバー3位の36.3秒で伸びて0.1秒差の2着。勝負どころで外から被せられたが、そこからひと伸びして抜け出してきた。馬の能力もあるが、ヒューイットソン騎手の腕もあるではないか。京成杯&青葉賞2着のランフォザローゼスの半妹で長い距離が合うタイプ。今後はフローラSからオークスを目指すことになりそうだ。

シーズンズギフトは外枠スタートから好位につけ、メンバー6位の36.7秒で上がって0.4秒差の3着。勝負どころで外から被せられ、直線で内にモタれたが、最後は一杯になりながら3着を確保。連勝した新馬、若竹賞は前半5F63.5秒、62.5秒のスローペースだった。速い流れの経験がなく、馬が戸惑った面もあるのだろう。

クリスティは3番手から伸び切れず0.6秒差の5着。上がりはメンバー9位タイの37.2秒。2番手につけたアブレイスが勝ったことを考えると物足りない内容。これまでのレースぶりからもっと走れる馬。休み明けで中身が伴っていなかったのか。

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