ファルコンS
レース回顧

シャインガーネットは7番手からメンバー最速の34.7秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分21秒3(重)。デンタルバーンが逃げて前半3F33.8秒、5F57.6秒の速い流れになったが、重馬場で中団より前につけた馬で決着。シャインガーネットは前走フェアリーS4着は不甲斐ないレースぶりだったが、距離1F短縮&左回りで走りが一変した。過去10年で牝馬は[0−0−2−28]で3着止まりだったが、データを覆して6番人気で制した。これで田辺騎手では3戦3勝となった。2走前に赤松賞を勝ったが、4着チェーンオブラブがフェアリーS2着、6着セイウンヴィーナスがクイーンC6着、7着スマイルカナがフェアリーSを勝っている。今後赤松賞組には注意していきたい。ダートもこなしたアドマイヤサガスの半妹。今後は桜花賞には使わずにNHKマイルCに向かう予定。

ラウダシオンは4番手からメンバー5位の35.2秒で伸びて0.2秒差の2着。1番人気に支持され、武豊騎手が好位から馬場のいい外に持ち出して粘らせた。不良馬場のもみじSを道悪をこなすタイプ。自分のレースはできたが、シャインガーネットに切れ負けした。ただし他馬より1キロ重い57キロを背負っていたことを考慮しておきたい。これで芝1400mは[2−1−0−0]となった。今後はひと息入れてNHKマイルCに向かう予定。

ヴェスターヴァルトは中団からメンバー3位タイの35.1秒で伸びて0.6秒差の3着。前走1勝クラスを勝った馬が8番人気で激走した。芝1600mでは詰めが甘くなるため、やはり芝1400mが合うのだろう。稍重以上では[1−1−1−1]で少し緩い馬場が合うタイプ。今後は短距離のOP特別を使っていくことになりそうだ。

トリプルエースは中団からメンバー3位タイの35.1秒で伸びて0.6秒差の4着。出遅れて前半脚を使い、直線でも少しスムーズさを欠いたことが堪えた。前走朝日杯FSは11着に終わったが、距離短縮で切れる脚を使ってレースぶりが良くなった。道悪をこなすタイプ。条件が揃えば短距離戦で激走がありそうだ。

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