マーチS
レース回顧

センチュリオンはスタートを決めて4番手につけ、メンバー5位の37.6秒で抜け出して最後はクインズサターンの追撃をハナ差完封してレースを制した。勝ちタイムは1分52秒1。ディアデルレイが逃げて前半5F61.7秒の少し緩い流れで前に行った馬が有利な展開になった。センチュリオンは好位から抜け出す正攻法のレースで重賞初制覇。今年は重賞勝ち馬がロワジェルダン、ロンドンタウンの2頭しかおらず、実質オープン特別レベルのレースだった。これで中山ダ1800mは[8−2−2−3]。大野騎手が高松宮記念に騎乗するため、テン乗りの幸騎手が騎乗したが、好位の内をロスなく回って持ち味のしぶとさを引き出した。賞金を加算できたため、今後は地方交流重賞も使って行くことになりそうだ。

クインズサターンは中団からメンバー3位の37.4秒で伸びてハナ差の惜しい2着。いつもより前につけたぶんガツンと切れなかったが、最後までしぶとく伸びてハナ差まで追い上げた。昨年12月にダ1800mを使って4、5、3、2着。東京コースに実績があるが、4つのコーナーのあるコースに慣れてきており、今回は中団で流れに乗ることができたのは今後に向けて大きい。ここにきて馬体が充実しており、本格化しつつある段階に入った。ただし今回は勝ち馬より2キロ軽い55キロでハンデの恩恵があった。その点は考慮しておきたい。

ロワジャルダンは3番手を進み、直線で前が詰まって少し下がったが、最後に内から強襲してメンバー7位の37.7秒で上がり0.1秒差の3着。これで中山ダ1800mは[2−1−2−0]、ダ1800mのG3では[1−0−3−1]。地方に転厩し今回は中央のG3で10番人気だったが、これまでの実績から激走する下地はあった。前走は516キロだったが、22キロ絞れて494キロ。かなり仕上げたのか、中央にいるときと遜色ない馬体だった。相手なりに走るタイプ。ダ1800mのG3に使ってきたら注意したい。

アルタイルは中団から早めに上がったが、直線で伸び切れず0.1秒差の4着。上がりはメンバー4位の37.5秒。前走ボルックスSは内でタメて直線で外に出して最速上がりを繰り出したが、今回は外枠から外を回ったぶん伸び切れなかった。外を回って崩れなかったように以前より地力が強化されている。田中勝騎手が手の内に入れていることも大きい。

ハイランドピークは離れた後方2番手からメンバー最速タイの36.9秒で追い込んで0.9秒の9着。スタートで挟まれたことで横山典騎手が無理せず、後方からのレースに切り替えた。陣営はレースの疲れがあったのかもしれないとコメントしたが、最終調教の動きは良く、パドックでも仕上がりは良さそうに映った。昨年以降の重賞で島川氏は[1−3−2−34]、1、2番人気では[0−0−1−7]で連対なし。これは個人的なイメージだが、島川氏と山本氏の馬が重賞で人気になると不可解な騎乗で連対を外すことが多い。1番人気で酷い負け方をした横山典騎手が競馬ファンに向けてコメントをしないのはどうなのだろうか。横山典騎手の後方ポツンは今に始まったことではない。これを利用して儲けている人もいることを付け加えておく。

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