セントライト記念
相馬眼予想(抜粋)

中山は晴れ、芝良、ダート稍重。土曜の芝コースは土曜に稍重に回復したが、メインのセプテンバーSはタケデンノキボーが中団からメンバー最速の34.4秒で差し切って勝ちタイムは1分8秒2。馬場がいいため回復が早く、それほど時計は掛からなかった。日曜は良に回復しているが、少し緩い馬場で開幕週より少し時計が掛かるはず。雨は夕方から降る予報だが、西から雨雲が接近しており、気象レーダーを見る限り予断を許さない。馬場が渋ったらナリタダイコク、ノットアローンの激走に注意。18頭のフルゲートで今の馬場を考えるとある程度前で流れに乗れる馬が有利。距離適性と自在性が問われそうだ。

次に展開だが、逃げるのはネオスピリッツとノットアローン。内枠に入ったキングスエンブレムがハナを主張する可能性もある。好位にダイワワイルドボア、キングオブカルト、中団にマイネルチャールズ、クリスタルウイング、タケミカヅチ、ダイバーシティ、後方からナリタダイコク、フサイチアソート、ロードニュースター、アイティトップといった展開。流れはハナを切った馬次第だが、この距離を考えるとそれほど速くなりそうにない。ただし菊花賞トライアルで出走権が懸かっているので、3コーナーあたりからは激しいレースになる。積極的に権利を獲りに行って駄目なら仕方ないといったイメージ。前走6着に終わったマイネルチャールズが早めに外から動いていきそうだ。

マイネルチャールズが動けば、中団でマークしていた有力馬は芋蔓式に動く。春の重賞実績馬は揃って8枠に入ったため、マイネルチャールズが動けば外から捲くり合戦になる可能性がある。ただしノットアローンが15番枠にいるため、スタートして最初の長い直線でノットアローンが内に切れ込みながら前に行くと8枠の3頭は結構いい位置を簡単に獲れるかもしれない。そのときは3頭が地力を発揮する可能性も否定できない。外から捲くり合戦になると内をロスなく回って脚をタメられる馬が有利。あとは先週の競馬を見る限り、夏に使われた馬は休み明けの馬よりかなりアドバンテージがある。

そのあたりを考慮して狙いたいのは、ダイワワイルドボアとキングオブカルト。ダイワワイルドボアは芝2200mで4戦しているが、2分17秒9→2分17秒3→2分15秒8→2分12秒5と使うたびにタイムを詰めてきた。2月の東京芝2400mではダービーより早い2分25秒8で走った実績もある。ダービーの勝ちタイムは同日の青嵐賞(1000万条件)より0.4秒遅いが、青嵐賞2着のシグナリオは2分26秒8に対し、ダービー4着のマイネルチャールズは2分27秒1。前半5Fは青嵐賞がダービーより0.5秒遅い。シグナリオはその後新潟芝2200mの佐渡特別で0.1秒差の2着、阿賀野川特別で1.2秒差の5着だった。

ダイワワイルドボアは休み明けの佐渡特別は0.1秒差の3着、阿賀野川特別は0.6秒差の3着、キングオブカルトは佐渡特別1着。ただしダービーのマイネルチャールズと青嵐賞のシグナリオが57キロだったのに対し、ダイワワイルドボアとキングオブカルトは54キロで3キロのアドバンテージがあった。そのあたりを考えるとダイワワイルドボアとキングオブカルトが上とは言い切れないが、距離実績、夏場使われたことなどを考えると春の実績馬に太刀打ちできるのではないか。ダイワワイルドボアは芝2200mで一戦ごとにタイムを詰めてきたし、叩き3戦目でさらに調子を上げている。人気はないが、強気に狙ってみたい。

◎ダイワワイルドボア
▲マイネルチャールズ

<結果>
1着ダイワワイルドボア
2着マイネルチャールズ
3着ノットアローン
馬連3,190円
馬単7,500円
3連複10,320円
3連単65,060円

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