函館2歳S
【有力馬診断1】

[8]ﾌｼﾞﾉﾀｶﾈ
ﾗﾍﾞﾝﾀﾞｰ賞のﾊﾟﾄﾞｯｸで見た印象は1頭だけ次元の違う馬がいる､それがこの馬の印象｡馬体のﾊﾞﾗﾝｽ､顔つき､気合乗りがとにかく素晴らしく､この時期の2歳馬とは思えないほどの仕上がり｡北海道･林厩舎は､ｴﾝｾﾞﾛｶﾛでこのﾚｰｽを勝っているが､ﾌｼﾞﾉﾀｶﾈはそのときのﾚﾍﾞﾙを完全に越えている｡ﾗﾍﾞﾝﾀﾞｰ賞は着差はｸﾋﾞだが､それ以上に強さが感じられた好内容｡よほどの不利か､超ﾊｲﾍﾟｰｽに巻き込まれなければ､まず負けることはないだろう｡

[7+]ﾏｲﾈﾙﾓﾙｹﾞﾝ
ﾗﾍﾞﾝﾀﾞｰ賞は短期放牧明けだったが2着と上々の走り｡最終調教で柔らかい脚捌きを見せたように陣営の思惑通り良化してきた｡まだﾄﾓが少し薄いし迫力という点ではひと息だが､持ち前の競馬ｾﾝｽと状態の良さを生かせばここでも好走することは可能だろう｡

[7+]ﾄｰﾎｳｱｽｶ
2戦目のﾀﾞｰﾄ戦で後続を1.0秒突き放す快勝劇を演じたように能力の一旦を見せた｡今回は初芝になるが､走法を見る限りは問題なさそうだ｡この馬も競馬ｾﾝｽのいい馬で差す競馬ができそうなのもいい｡直線の瞬発力勝負になれば､馬群を割って抜け出して来ることをｲﾒｰｼﾞできる｡関西から輸送したが馬の状態に狂いはない｡

[7]ｻﾏｰｵﾌﾞｷﾝｸﾞｽ
初戦は函館芝1200mで1分16秒1と超低速ﾀｲﾑだが､馬場が悪かったので気にする必要はない｡素質馬らしく､はちきれんばかりの馬体は見栄えがする｡ただし､調教でも折り合いがｲﾏｲﾁつかなかったように気性がまだ子供｡道中でｴｷｻｲﾄしてかかっていく心配もある｡それでも搭載ｴﾝｼﾞﾝが違う可能性があるので､少々強引な競馬になっても上位に来るかもしれない｡

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