函館記念
【相馬眼予想1】
函館の馬場は、土曜日12Rの時点で稍重。その12Rは函館記念と
同じ芝2000mで勝ちタイムは2分8秒5とかなりかかっている。日曜
の天気はくもりで気温が上昇するようなのでおそらく良馬場。
ただ時計がかかるというのは変わらないだろう。力のいる馬場
をこなすパワーを持った馬にアドバンテージを与えたい。
また、今週からBコースになったが、土曜の競馬を見る限り、各ジョッキー
は馬場のいい外目を通っているし、実際、外目を通った馬が伸び
ている。函館記念は16頭の多頭数でごちゃつきそうだし、内枠
から外目に出すのも難しいとすると外枠の馬が有利になる。
実際、ここ2年の函館記念の連対馬番は、13,12,10,15番と全て
外枠の馬が連対している。内枠の馬は多少マイナスして考えたい。
まず展開だが、逃げるのはエーピーグリードだろう。エーピーグリードが
単騎で逃げて、2番手はギャンブルローズ、好位にマイネルライツ、タップダンシシチー、
エアスマップといったところだろう。ペースは単騎逃げなら道中緩みの
少ない平均くらいだろう。エーピーグリードは平均的な脚を持続する
タイプなので、それを生かした騎乗を中館騎手がすることになる。
函館芝コースの直線は262mと短いため、16頭の多頭数を考えれば、
中団以降に位置する馬は3コーナー手前から捲くり気味に仕掛けて行
くことになる。好位の馬は流れに乗って直線で抜け出すイメージに
なるが、おそらく馬場のいい外を回すことになる。そのため、後方
から捲くる馬はさらに外を回さなければならないのでコースロスは
かなり大きくなる。
後方から大外を一気に捲くると今の力のいる馬場ではスタミナが
奪われて直線で切れる脚を使うというのはかなり難しいだろう。
そのため、差し馬なら、各馬が捲くりに行ったときにじっと我慢
して外に出さないまま追走して、直線で馬場の真ん中から馬群を
一気に割って伸びれる馬というのが狙いになる。ただし、展開的
には、前に行って流れに乗れる馬の方が今の馬場状態では有利
になる。
馬場適性と今の調子を考慮して、前に行って粘り込む、または好位
から抜け出せる馬の候補は、エアギャングスター、エーピーグリードの2頭。差し
馬は、ヤマニンリスペクト、ロードクロノス、クラフトマンシップ、メイショウラムセス、トップコマンダー
の5頭が該当する。3着という観点で見るとタップダンシチー、エアスマップ、
ギャンブルローズ、ミヤギロドリゴ、ブリリアントロードあたりにもチャンスがありそう
だが、ここでは連対という視点で考えてみたい。
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