宝塚記念
【有力馬診断1】

[9]ダンツフレーム
京王杯SC4着、安田記念2着と2回使われて確実に調子を 上げてきた。昨年秋は攻め馬で動かず状態がひと息だ ったが、この春は完全にいい頃の調子を取り戻している。 それどころか、馬体の充実が素晴らしく、成長した姿を 見せてくれた。調教の動きも素晴らしく、仕上がりは万全。 陣営が色気を持つのも当然だろう。距離はマイルがいいのは 確かだが、オグリキャップ、グラスワンダーまでいかなくても万能型 の部類なので問題ないだろう。あとはこれまで勝ち切れ なかった最後の詰めをどう対策するか。メンバー的に早めに 仕掛けて地力勝負に持つ込む公算が高いがそれだけで 勝ち切れるかどうか。今の状態と底力で最上位の存在だが、 勝つかどうかは流れによることころがあるように思える。

[8+]ローエングリン
阪神2200mの若草Sで楽に後続を引き離して勝ったことと 駒草賞の勝ちっぷりを評価してみた。特に駒草賞では出遅 れて道中ではかかり気味に行き、口を割って折り合いを欠 いたにも関わらず、直線で差して勝ったのは高評価に値す る。これまで差したことがない馬がこのような形になれば 大敗するのが当たり前だからだ。勝ちタイムは2分00秒3だが、 1800m通過は同日の1600万条件とほぼ同じだし、もしローエングリン が出遅れずに逃げていたら、恐ろしいタイムになっていたかも しれない。2歳時の東スポ杯では武豊騎手を持ってしても折 り合いがつかずに大敗し、スプリングSではスタート後に躓いた後 にハミがかかって暴走した馬が、変貌と遂げている。宝塚記念 ではこれまで3歳馬の連対がないが、このレベルの馬が出走し ていないことも事実。さらに今年のメンバーは例年よりかなり 手薄とくれば、通用しておかしくない。あとは展開だろう。 まだ気性は幼いところがあるので、スムーズな競馬というが 条件になる。

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