東京優駿
【相馬眼予想2】

ﾀﾆﾉｷﾞﾑﾚｯﾄが後方から徐々に進出するとそれを見た各ｼﾞｮｯｷｰは一緒に仕掛けざるを得ない｡後方から中団の馬が徐々にﾍﾟｰｽｱｯﾌﾟしていくことになる｡ｻﾝｳﾞｧﾚｰが先行馬を仕掛けさせ､ﾀﾆﾉｷﾞﾑﾚｯﾄが後方から中団の馬を仕掛けさせる展開になるというのがここでの読み｡道中は平均ﾍﾟｰｽでも早めにﾍﾟｰｽが上がって直線では持久力勝負になるはずだ｡

ﾍﾟｰｽが上がって苦しくなるのは前に行った馬で余程の粘り強さがないと粘り切るのは至難の業だろう｡調子と距離適性も考慮して､ﾀｲｶﾞｰｶﾌｪ､ﾏﾁｶﾈｱｶﾂｷの2頭が該当する｡中団からの馬でもなし崩しに脚を使わされるので､直線での粘り強さが必要になる｡候補としては､ﾉｰﾘｰｽﾞﾝ､ﾁｱｽﾞｼｭﾀﾙｸ､ｼﾝﾎﾞﾘｸﾘｽｴｽの3頭が該当する｡後方からの馬では長くいい脚が使えるﾀｲﾌﾟとして､ﾀﾆﾉｷﾞﾑﾚｯﾄ､ﾃﾚｸﾞﾉｼｽ､ﾊﾞﾝﾌﾞｰﾕﾍﾞﾝﾄｽ､ﾔﾏﾉﾌﾞﾘｻﾞｰﾄﾞの4頭､各馬が動いても後方でじっくり脚を溜めて直線勝負に徹する馬として､ｻｽｶﾞ､ﾓﾉﾎﾟﾗｲｻﾞｰ､ﾌｧｽﾄﾀﾃﾔﾏの3頭が該当する｡

絞り込むとまず前に行くﾀｲｶﾞｰｶﾌｪとﾏﾁｶﾈｱｶﾂｷの粘り腰は買えるが､今回は展開的に苦しくここでは無印｡ﾊﾞﾝﾌﾞｰﾕﾍﾞﾝﾄｽは今の調子の良さと勢いは買えるが､現時点では底力の点でやや不安でここでは無印｡ﾔﾏﾉﾌﾞﾘｻﾞｰﾄﾞとﾌｧｽﾄﾀﾃﾔﾏは最後ｼﾞﾘｼﾞﾘ伸びるので､前崩れの展開で魅力はあるが､瞬発力で更に上位の馬がいるのでここでは無印｡

ﾁｱｽﾞｼｭﾀﾙｸは､共同通信杯の直線で見せたように最後のしぶとさは買えるが､今回は他に切れる脚を持った馬がいるので来れても3着まで｡ﾜｲﾄﾞ対象なら買えるがここでは敢えて無印｡ｼﾝﾎﾞﾘｸﾘｽｴｽは､ｽﾛｰの上がり勝負なら上位に取り上げたいが､厳しい流れでは末脚がどこまで発揮できるか疑問｡ﾍﾟｰｽが想定より遅くなった場合は上位争いできるのでここでは押さえの評価としておく｡ﾉｰﾘ-ｽﾞﾝは能力が高く､おそらく直線で抜け出して粘り込むだろうが､ﾗｽﾄ2F目で究極の上がりを叩きだせるかはやや疑問｡掲示板には乗るだろうがここでは押さえの評価｡

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