東京優駿
【有力馬診断2】

[7+]モノポライザー
ここ2戦惨敗しているが、使われながら徐々に調子を上げて いるのでまだ見限れない。最終調教でもこれまでとは違って 迫力があったし、何より覇気が感じられたところに復調気配 が感じられた。ただし、まだ馬体が若いので、本格化は秋以降 だろう。それでも、ここでやれないかというとそうではない。 プリンシパルSは道中折り合いを欠いたように敗因はしっかりし ているし、折り合いがつけばこの馬の持ち味である切れ味を 発揮できる。現時点では、タニノギムレットと力勝負してはかなわない ので切れ味を生かす競馬に徹すれば、ゴール前強襲が見られる かもしれない。一発の魅力は秘めている。

[7+]チアズシュタルク
皐月賞12着、京都新聞杯11着とここ2戦惨敗しているが、皐月賞は 負けを確信してからは追っていないし、京都新聞杯も直線で 内の窮屈なところに入り脚を余していたので着順ほどは負けて いない。皐月賞は外枠が不利な馬場状態、京都新聞杯はイレ込み と敗因がしっかりしているのでまだ見限れないところがある。この 中間は軽めに追われて、やっと落ち着きを取り戻してきた。 元々エンジンのかかりが遅い馬で急がせると前脚が高く上がり 過ぎてしまうので、ゆったり走れる東京2400mはいいだろう。 上位の馬の切れ味よりは劣るが、共同通信杯のように最後しぶ とく伸びる脚があるので、そのあたりに期待したい。

[7]マチカネアカツキ
久々の前走2着に好走したときも状態は悪くなかったが、ここに きて更に良化してきている。これまで[2600]で連対率100%と 安定度は抜群だけに馬券的には押さえたい存在。ただし、メガスターダム に2回競り負けていること、東京スポーツ杯でアドマイヤマックスに一瞬に して突き放されたことから、G1で好走するにはやや瞬発力が不足 している。このあたりをどう補うかがポイントだが、鞍上は東京2400 mを得意にしているデザーモ騎手。流れ次第では上位争いできる 可能性を残している。

[7]メガスターダム
たんぱ杯優勝、皐月賞5着、プリンシパルS優勝と力のあるところを 見せている。ニホンピロウイナー産駒だが、レースぶりを見る限り、距離は 問題ないだろう。スプリングSで前と0.9秒差つけられたところか ら、厳しいレースになったときに切れる脚を使えるかどうか、やや 不安が残る。

[7]ヤマノブリザード
青葉賞3着の内容からすっかり人気を下げたが、あのときは左回り の東京コースでどれくらい走れるかという課題のもと、前々に行った のでこの馬本来の力ではないので注意が必要だ。本質的に相手な りに走る差し馬なので、直線で混戦になるようだと出番があるか もしれない。皐月賞前はかなり調教が軽かったが、目標のダービーで 今回はかなり仕上げてきている。一発の魅力はまだ残っている。

[7]バランスオブゲーム
正直なところ調教を見るまではあまり興味がなかったが、ここに きて馬が一気に成長してきたのは驚いた。まだ若さは残している が、伸びやかな馬体からはかなりの素質を感じさせる。新潟2歳S を勝っているが決して早熟ではない。展開が向けば好走できる 下地は整ってきている。

[7]ゴールドアリュール
ここ2戦ダートで楽勝してきたが、元々芝でも走っていただけに 大きな問題にはならないだろう。今絶好調といっていいくらいの 仕上がりだけに侮れない。ただし、先行脚質だけに流れ次第のと ころがある。馬体からも独特なオーラをかもし出しているがどうだろう。

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