京王杯SC
【有力馬診断1】
[9]ゼンノエルシド
香港マイルはしんがり負けを喫したが直線でペリエ騎手が異常に
気づいて止めたそうだ。結局ツメがおかしかったようだが今は
改善されているとのこと。昨年はスローのマイルCSを勝ったがそれ
より評価したいのが京成杯AHの内容。スピードの持続力に優れ
たタイプで底力もあり東京1400mは合いそうだ。今回の仕上げ
は本番を意識してやや緩いが、久々でも気のいいタイプで鉄砲
実績もあるので大きなマイナスにはならないだろう。
[8]マグナーテン
昨年のフリーウェイSで1分19秒7のレコードタイムを出したが、そのときは
ミヤギロドリゴでさえ1分20秒4で走ったようにかなり高速馬場。
それだけでは評価できないが、これまでの実績から左回りの
1400mはベストの条件。ひと叩きされて一変という感じはないが、
前走より粘れるだろう。展開があまりに厳しくならなければ、
そのまま残るのも十分考えられる。このレース得意の岡部騎手も
いい。
[7]トウショウリープ
東京1400mは5戦5勝。全て条件戦だがレース内容は良く、有力馬が
ひと息なら一発の期待がかかる。前走の高松宮記念でも得意と
はいえない1200mでトロットスターと0.1秒差。徐々に地力が強化して
きている。
[7]ダンツフレーム
能力的に上位の存在だが、今回は久々だけにやや評価を下げた。
距離1400mは東京コースなら問題ないだろう。調教は陣営の予想以上
のタイムが出たようだが、このレベルの馬になればこれくらいは当然。
3歳春のきさらぎ賞は久々でも結果を出したが、本質的には叩き
良化タイプの気がする。当日の馬体重とパドックでギラギラとした目
つきが見られるかチェックしたいところ。
[7]ザカリヤ
一時の不振を完全に脱して、堅実に走れるようになった。ダービー
卿CTでは3着だったが直線では見どころがあった。今回は58キロ
で更に相手強化と厳しいが、状態の良さで何とかできないもの
か。鞍上は好調後藤騎手。一発の魅力はある。
[7]ネイティヴハート
3、4着が多く、中々勝ち切れないが、東京1400mは合うので注意が
必要だ。転厩先の大山調教師に印象と違って図太いタイプと見抜か
れて攻め馬を強化されているのはいい傾向。調教は確認できなか
ったが、千葉・小林分場から船橋競馬場まで輸送されて追い切って
まずまずの動きを見せたようだ。昨年の富士Sでダイタクリーヴァと同じ
上がりで追い込んで3着したように能力はある。今回は一変がある
かもしれない。
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