NHKマイルC
【相馬眼予想2】

タニノギムレットが前を可愛がれば、2着には先行馬が残る公算が高い。 前述した通り、苦しくなってもスピードを持続して踏ん張れるタイプ にチャンスがある。距離コース適性と調子を考慮して、これに該当するの は、アグネスソニック、シベリアンメドウ、サードニックス、カフェボストニアンの4頭。さらに 切れ味も持ち合わせたメジャーカフェとテレグノシスの2頭が該当する。

絞り込むとまずテレグノシスは能力と距離コース適性はかなり高いが、状態 面がやはりマイナス。パドックを見て気配がいいなら押さえるがここでは 無印評価。カフェボストニアンは、調子の良さとスピードは買いだが、1600mでは ラストのスピードが落ちて最後差されるイメージが拭い去れない ので押さえの評価。サードニックスはジュニアCの末脚は見どころがあったが、 そこでサンヴァレーを差せなかったこととペースが早くなった場合にやや 不安があるのでこの馬も押さえの評価。

タニノギムレットの相手としてメジャーカフェ、シベリアンメドウ、アグネスソニックの3頭が 残った。結論からいうとこの順番。メジャーカフェは、目標のG1に向けて 叩き3戦目で調子を上げてきたし前走の内容もいい。そして何より、 馬体がここにきて一気に充実してきたのが2頭とは違うところ。 この上昇度はG1では無視できない。鞍上は東京マイル得意の岡部騎手、 条件は揃っている。

シベリアンメドウとアグネスソニックは同じようなタイプで甲乙をつけづらいが、 ダートを含め東京コース3戦3勝のシベリアンメドウを上位に取りたい。徐々に スピードに乗っていくところがいかにも東京コース向きで左回りの方が 重心の低い走りになることも加点した理由。サーガノヴェルの回避で極端 に時計が早くならないのもこの馬にはいいはずだ。メジャーカフェがG1の 独特の雰囲気で若さを出したら2着も十分考えられる。

アグネスソニックはどんなメンバーとやっても堅実に走るので大崩はない。 ただし、それが長所でもあり、短所でもある。仕上がりはいいので 今回も掲示板は確実だろう。パドックでイレ込む馬だが、異常にイレ込ん で発汗しているようなら割引が必要だろう。

今回の結論はタニノギムレットで断然となったが、何が起こるか分からな いのが競馬。実際、皐月賞で連対を外してある意味大穴の立役者に なった馬だけにもしかするとがあるかもしれない。連を外す可能性 は低いがタニノギムレットを外した馬券も少々買っておきたい。配当的に かなり小額でも十分だろう。

◎タニノギムレット
○メジャーカフェ
▲シベリアンメドウ
△アグネスソニック
注サードニックス
注カフェボストニアン

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