NHKマイルC
【相馬眼予想1】

まず東京の馬場だが内側13mは絶好の状態。CコースからA1コース になったため、芝のいい部分が多いので大半の馬がそこを通れ ている。土曜日のレースを見る限り、踏み固められ ていない分、力のいる馬場という感じはあまりなく、ペースが 遅ければかなり早い上がりになっている。それでも先週まで と違って差し馬でも届いていたのが印象的で馬場による有利 不利はあまり考えなくて良さそうだ。ただし、時計はある程度 早くなるので早いタイムに対応できない馬では苦しいだろう。

次に展開だが、逃げるのは吉田騎手のスペシャルストックだろう。2番手 以降にはゲイリーファントム、キーランドスワン、メジロマイヤーなどが続き、フルゲート の競馬でスローになることはない。サーガノヴェルが回避したことで、 おそらく例年通り1000m通過57秒後半。これでも十分早い流れ なので、最後は上がりが若干かかって底力の勝負になるはずだ。 ニュージーランドTのように極端な高速決着にはならないので、軽い スピードタイプの馬ではなく、苦しくなってもスピードを持続して 踏ん張れるタイプの馬に出番がありそうだ。

こんな展開でタニノギムレットはどこを進むのか。アーリントンCとスプリングS の前半1000mがともに58.9秒。東京は向こう正面右端からスタート するのでスピードに乗りやすいことを考慮すると積極的に行か なければ中団のやや後ろくらいか。前を射程圏に入れながら 徐々に進出し、直線で各馬の手応えを伺いながら一気に仕掛 けることになりそうだ。

この通り上手く進めば、当然勝つのはタニノギムレットだが、若干のロス があってもそれくらいは十分に跳ね除ける力を持っている。 本命はタニノギムレットでいく。ここで問題なのはその勝ち方。おそらく、 ダービーに向けて少しは余裕を持たせたいのでアーリントンCのように 離して勝つようなことはしないはず。ある程度、前に行った馬を 可愛がることになりそうだ。

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