NHKマイルC
【有力馬診断2】
★タイキリオン 7
ニュージーランドTを1分32秒1のレコードタイムで勝ち、G1獲りに挑んできた。
兄が第1回NHKマイルCの覇者タイキフォーチュンで兄弟制覇に期待がかかる。
ただし、兄は2000mの毎日杯を勝っていたようにこの馬とは体つき
からして違う。東京1600mは1600mがギリギリという馬では苦しい傾向
があるのでそのあたりに不安が残る。実際、若竹賞で13着に敗れて
いることからもそれほど過信できないというのがここでの見解。
それでも2着争いには加われる馬。
★サードニックス 7
休み明け2戦目のベンジャミンSでラスト34.0秒の脚を使って逃げ切り勝ち。
ようやくこの馬らしい走りに戻ってきた。
東京1600mも2歳時のジュニアCでサンヴァレーの2着があり、そのときの末脚
は見どころがあった。取り立てて何がいいというところはないが、
全ての面で平均以上とでもいうべきか基本能力が高いのがこの馬の
良さだろう。ベンジャミンSの回転の速いフットワークとスピードに乗ってからの
持続力は非常に目立っていので注意が必要だ。
★テレグノシス 7
スプリングSの内容、東京1600mの適性から当初はタニノギムレットの相手筆頭
と考えていたが、中間の調教と馬の状態面から評価を下げた。手前を
何度も変えていたのにも関わらず、最終追い切りをマスコミがかなり評価
しているようだが、私はマイナス評価。馬体を見てもいい頃のデキにはない。
陣営は状態面に不安を持っていたが、最終調教で少し動い
たからと言ってかなり開き直ったことがマスコミに取り上げられたのだろう。
一昨年の菊花賞のアグネスフライトの以来のマスコミマジックとみる。ただし、能力的
には一発あって不思議でないのと最終的な馬体を確認したわけでは
ないので押さえは必要かもしれない。
★メジロマイヤー 7
皐月賞は逃げてシンガリに敗れたが、苦しい展開だっただけに仕方が
ない結果か。これまで[3301]と相手なりに堅実に走るので、十分
2着争いに加われる存在。ファイトブライアンを負かしたノーリーズン、メガスターダム、
バンブーユベントスが重賞で活躍しているようにこの馬もファイトブライアンを負かした1頭。
既にきさらぎ賞で重賞を勝っているように能力の高さは証明済みだ。
ただし今回は控える競馬とテン乗りとなる田中勝騎手への乗り替わり。
そのあたりがどうだろう。
★シベリアンメドウ 7
休み明けをひと叩きされたてやや調子を上げてきている。馬が前向き
に走らないのでブリンカーをつけて調教しているが、その効果が出てきたようだ。
元々ダートで実績を上げてきたのと不良馬場の京王杯2歳Sを勝っている
ことから力のいる馬場の方が向いている。そうかと言って
全く高速馬場が駄目かというと朝日杯FSで0.3秒差に来ているように
そうではない。やや狙いづらい感じはあるが、徐々にスピードに乗っていく
東京コースは合うので一発があるかもしれない。
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