NHKマイルC
【有力馬診断1】

★タニノギムレット 10
この馬の強さを今更説明する必要はないだろう。あまり器用な タイプではないので中山コースよりは断然東京コースの方が合う。18頭 のフルゲートでごちゃつくとどうかと思うが搭載エンジンが各馬とは 違うので外目を回って行けば問題ないだろう。万が一各馬のマークが 厳しく外に出せないで直線に向いた場合、馬群を割った経験が ないのでそのあたりが若干心配。そうなった場合は直線で強引に 外に出して追い込んで届かずといったことも考えられる。ただし、 そのあたり武豊騎手は誰がマークしてくるかは頭の中でシュミュレーション できているだろうし、タニノギムレットが仕掛けられてからのトップギアに 入る速さに対応できる馬はいないことから、最悪のケースが起きる 確率は極めて低いはずだ。今回の調教を見る限りはダービーを意識 した若干緩い仕上げだが、強い馬は普通の状態なら力を出せるもの。 タニノギムレットの中心は揺るぎない。

★メジャーカフェ 8
ニュージーランドTのときも書いたが、この馬の今の充実ぶりは半端 でない。身のこなしは柔らかいし、馬体のバランスが素晴らしい。 相馬眼的にはこの馬を自信を持って推奨したいくらいだ。ニュージー ランドTでは3着に敗れたが、目一杯の競馬をしていない分、中間も すこぶる順調にきている。東京コースは初めてになるが、スピードと 自在性があるので上手く立ち回れるだろう。ソツなく乗せたら日本一 の岡部騎手が騎乗するのもいい。タニノギムレットを逆転するまでは どうかと思うが、その他の重賞ウイナーと対等にやれるだけの能力は 持っているはずだ。

★アグネスソニック 7
昨年夏の相馬眼ニュースで取り上げ、その時点でイチオシ2歳馬と取り上げ た馬。当初はもっと素軽い末脚を持ったタイプかと思ったが、徐々に 重厚さを増してパワー型に変貌している。相手なりに走るタイプで負け ても0.4秒以内と堅実に走るのがこの馬のいいところ。重賞戦線を 歩んできてどんな流れでも対応できるし、底力があるので最後の 踏ん張り勝負なら見どころがありそうだ。きさらぎ賞は2着に負けた がその時は休み明け。今回は目標のレースということを付け加えておく。

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