チャレンジC
2026/9/12 阪神競馬場 芝2000m

レース展望

17年に芝2000mの別定戦に変更され、昨年からハンデ戦に変更された。過去9年で1番人気は[4−1−0−4]で5連対。単勝1倍台は[3−0−0−0]、2倍台は[0−0−0−3]、3倍以上は[1−1−0−1]。2番人気は[3−2−1−3]で5連対、3番人気は[2−0−2−5]で2連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る2頭は6、8番人気。ハンデ戦に変更された昨年は2−1−4番人気で決着。

前走勝って連対した7頭のうち3頭が3、4、4連勝中、残る4頭のうち2頭が前走重賞を勝っていた。前走8着以下から連対した5頭は芝2000m以上の重賞で連対がある5番人気以内の人気馬だった。関東馬は[2−0−2−18]、関西馬は[7−9−7−69]。関東馬はソーヴァリアントが1番人気で2勝。3番人気以下は[0−0−2−16]不振。牝馬は[2−2−1−5]、5番人気以内なら[2−2−0−2]。

ジョバンニは昨年3冠で皐月賞4着、ダービー8着、菊花賞8着。今年はAJCCで7着に終わったが、金鯱賞で好位からしぶとく伸びてシェイクユアハートにハナ差の2着。前走小倉記念は17番枠から6番手に外を進み、3位の34.9秒で上がって半馬身差の2着。勝ったゼンダンハヤブサは52キロで1番枠からロスなく回っていた。国内芝2000mは[1−5−0−1]、G2以下では[1−4−0−0]。トップハンデ58キロを背負って重賞初制覇なるか。

マテンロウゲイルは皐月賞10着、ダービーは0.3秒差の5着。芝2000mは[2−2−0−1]で若葉Sを勝ち、京成杯で2着がある。若葉Sは1番枠から内ラチ沿いの6番手を進み、最速タイの33.9秒で抜け出して1分58秒5で2馬身差で圧勝。関西圏では[2−2−0−0]で連対を外していない。今年の3歳以上の芝重賞で横山和騎手は[0−1−2−17]で連対率5%。ベラジオオペラで大阪杯を連覇した騎手。3歳馬でハンデ54キロで出走できる。

バーデンバーデンCを圧勝したマリアイリダータ、中山金杯勝ち馬カラマティアノス、大阪杯4着、宝塚記念5着馬タガノデュード、都大路S勝ち馬ガイアメンテ、同3着馬ジーティーアダマン、昨年のチャレンジC2着馬グランヴィノス、函館記念3着馬ピースワンデュックなど伏兵は数多い。マリアイリダータは[4−3−1−0]で前走バーデンバーデンCは5番手から2位の34.3秒で差し切り1分56秒7のレコードで5馬身差で圧勝。田中博厩舎のドゥラメンテ産駒でドゥラエレーデの全妹。ハンデは54キロ。坂井騎手の乗り方次第か。

カラマティアノスは中山金杯を勝ち、中山記念でレーベンスティールに0.3秒差の2着。エプソムCは0.3秒差の6着、七夕賞は1.2秒差の7着に終わった。58キロを背負って高速決着に対応できるかがカギ。ルメール騎手が騎乗する。タガノデュードは小倉大賞典で重賞初制覇を飾り、大阪杯で0.3秒差の4着、天皇賞(春)で0.8秒差の6着、宝塚記念で1.4秒差の5着に入った。今回はハンデG3でメンバーが楽になる。昨年のチャレンジCは6番手から伸び切れず0.5秒差の8着。今年重賞3勝の古川吉騎手が持ってくるか。


調教診断

★マテンロウゲイル
栗坂で馬なり調教。時計は遅いが活気があり、最後まで確かな脚色。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追ってラスト11.2秒で先着。休養して馬体が成長し好気配。

★マリアイリダータ
南Wで3頭併せで馬なりのまま併入。小柄な牝馬でも力強い脚捌きでラスト11.2秒。1週前に南Wで3頭併せで馬なりのままラスト11.7秒で併入。デキは安定。

★レーゼドラマ
栗CWで馬なり調教。活気があり伸びやかなフットワークでラスト12.1秒。1週前に栗CWで3頭併せで一杯に追ってラスト11.4秒で先着。叩いてデキは上向き。

★ガイアメンテ
栗CWで2頭併せで馬なりのまま先着。気合乗りが良く、集中して走っていた。1週前に栗CWで一杯に追ってラスト11.0秒で先着。使い込んでいるがデキはある。

★カラマティアノス
南Wで2頭併せで馬なりのまま併入。軽快なフットワークでラスト11.6秒。1週前に南Wで3頭併せで一杯に追ってラスト11.0秒。立て直して仕上げられた。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ピースワンデュック

カネフラは調教VTRなし


レース回顧

2026年 9月12日(土) 4回阪神3日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第77回チャレンジカップ
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2000m・内   16頭立
------------------------------------------------------------------------------
着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
------------------------------------------------------------------------------
1 8 15  ジョバンニ         牡 4 松山弘平  58  1.57.6 34.6  3 478 (栗)杉山晴紀
2 4  8  カラマティアノス   牡 4 ルメール  58  1.57.6 34.3  9 468 (美)奥村武
3 4  7  ジーティーアダマン 牡 4 岩田望来  57  1.57.8 34.8  5 496 (栗)上村洋行
4 6 11  マリアイリダータ   牝 4 坂井瑠星  54  1.57.8 34.1  2 458 (美)田中博康
5 5  9  マテンロウゲイル   牡 3 横山和生  54  1.58.0 35.3  1 508 (栗)野中賢二
6 2  4  ガイアメンテ       牡 5 武豊      57  1.58.0 34.6  6 494 (栗)須貝尚介
7 6 12  レーゼドラマ       牝 4 松若風馬 55.5 1.58.5 35.8 12 472 (栗)辻野泰之
8 3  5  ピースワンデュック 牡 5 佐々木大  55  1.58.5 35.6  7 460 (美)大竹正博
8 7 14  ミッキーゴールド   セ 4 西村淳也  55  1.58.5 35.0 10 488 (栗)池江泰寿
10 1  1  フィーリウス       牡 4 M.デム  56  1.58.5 34.4 14 516 (美)手塚貴久
11 5 10  タガノデュード     牡 5 古川吉洋  58  1.58.6 34.7  4 508 (栗)宮徹
12 2  3  センツブラッド     牡 4 西塚洸二  56  1.58.7 35.1 13 470 (栗)斉藤崇史
13 3  6  カネフラ           牡 6 酒井学    53  1.58.9 34.9 16 446 (栗)高橋康之
14 8 16  マテンロウスカイ   セ 7 横山典弘  58  2.00.0 36.4 15 496 (栗)松永幹夫
15 1  2  ジーティーダーリン 牡 4 松本大輝  55  2.00.7 38.0  8 516 (栗)田中克典
止 7 13  グランヴィノス     牡 6 川田将雅  56  ------ ---- 11 520 (栗)友道康夫
------------------------------------------------------------------------------
LAP :12.5-10.7-12.0-12.3-11.9-11.8-11.5-11.7-11.5-11.7
通過:35.2-47.5-59.4-71.2  上り:70.1-58.2-46.4-34.9  平均:1F:11.76 / 3F:35.28
単勝   15 \710 
複勝   15 \220 / 8 \510 / 7 \380 
枠連   4-8 \1950 (9) 
馬連   08-15 \4460 (15) 
ワイド 08-15 \1400 (14)/ 07-15 \1240 (9)/ 07-08 \2760 (32) 
馬単   15-08 \8370 (29) 
3連複 07-08-15 \16840 (56/560) 
3連単 15-08-07 \85250 (264/3360) 

ジョバンニは15番枠からスタートを決めて5番手の外を進み、4コーナーで先頭に並びかけるとメンバー4位タイの34.6秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分57秒6。ジーティーダーリンが逃げて前半5F59.4秒。後半5F58.2秒、上がり34.9秒、ラップは11.7−11.5−11.7秒。開幕日の馬場で後半6Fが全て11秒台。ハンデG3でも末脚の持続力が問われるレースになり、トップハンデ58キロを背負った2頭で決着した。

ジョバンニは15番枠から5番手で流れに乗れたことが大きかった。勝負どころで早めに動いて力で捻じ伏せたようにハンデG3では能力が上なのだろう。重賞で2着が4回ある4歳牡馬が3番人気で重賞初制覇。これで国内芝2000mは[2−5−0−1]、G2以下では[2−4−0−0]。松山騎手は今年重賞8勝目。8月16日に中京記念からチャレンジC翌日のセントライト記念まで6戦連続重賞連対となった。杉山晴厩舎は47勝でリーディングトップ、今年重賞5勝目となった。

カラマティアノスは馬込みの7番手を進み、4コーナーで外に出すとメンバー2位の34.3秒で上がってクビ差の2着。ルメール騎手が4コーナーで外に出してジョバンニの後ろから追って一瞬差し切りそうだったが、ジョバンニが相手が来るとひと伸びして抜かせなかった。中山金杯を勝ち、中山記念で2着に入ったが、エプソムC6着、七夕賞7着でルメール騎手でも9番人気の低評価だった。良馬場の芝1800〜2000mは[2−3−2−2]で重賞では[1−3−0−2]。この条件で注意したい。

ジーティーアダマンは5番手を進み、直線でスペースがなく最内に突っ込むとメンバー7位の34.8秒で上がって0.2秒差の3着。前走小倉記念は外を回って0.5秒差の6着に終わったが、乗り替わった岩田望騎手がロスなく回って内を突いて5番人気を持ってきた。高速ラップの持続力が優れた馬。後半6Fが全て11秒台のレースになって持ち味を発揮した。レースを使いながら少しずつパフォーマンスを引き上げている。

マリアイリダータは12番手を進み、4コーナーから直線で外に出すとメンバー最速の34.1秒で上がって0.2秒差の4着。3連勝した条件戦は道中7、5、5番手につけたが、今回は坂井騎手が後方に控え、直線だけのレースになった。中団につければ勝ち負けできたのではないか。今年の芝重賞で坂井騎手は差し追い込みでは[0−1−2−13]で1連対のみ。エリザベス女王杯に向けて賞金を加算できなかったのは痛い。

マテンロウゲイルは2番手から4コーナーから先頭に立ち、メンバー11位の35.3秒で上がって0.4秒差の5着。勝負どころで前に3頭が並んで激しいレースになり、直線で伸び切れなかったが、前に行った馬の中では最先着。結果的に若葉Sのように好位の内でタメるレースの方が良かったか。休み明けで馬体が12キロ増えていたが、ほとんどが成長分。パドックでは春より馬体が成長して大きく見せていた。



[Home]