紫苑S
2026/9/6 中山競馬場 芝2000m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−2−4]で4連対。19年まで[2−1−1−0]だったが、20年以降は[1−0−1−4]で1連対のみ。2番人気は[3−3−0−4]で6連対、3番人気は[0−2−1−7]で2連対。6〜9番人気は3連対、10番人気以下は1連対。過去5年は22倍、7倍、11倍、16倍、59倍で荒れても中穴止まり。5番人気以内の決着が続いていたが、昨年は7番人気が勝って中穴決着になった。

前走連対馬が6連対。以前は前走条件戦勝ち馬が活躍したが、近年はオークスから直行した馬が活躍している。過去7年のうち5年で前走オークスで10着以下に負けた馬が3着以内に入っている。今年はロングトールサリーが該当する。6番人気以下で3着以内に入った8頭のうち5頭が差し追い込み馬。トライアルで激しいレースになると差し追い込みが決まりやすい。穴で芝1800m以上で最速上がりで連対がある差しタイプに注意。

ドリームコアはクイーンCを3番手から2位タイの33.8秒で抜け出して1分32秒6で優勝。桜花賞は11番手から6位タイの34.4秒で上がって0.8秒差の9着。右回りが影響したのか、いつもの走りではなかった。前走オークスは4番手から9位タイの34.3秒で上がってジュウリョクピエロにクビ差の2着。田中博厩舎のキズナ産駒で母はノームコア。ルメール騎手が騎乗するが、右回り、渋った馬場がどう出るか。

ジッピーチューンはクイーンCで6番手から2位タイの33.8秒で上がってドリームコアに0.3秒差の2着。桜花賞は出遅れて後方2番手から最速タイの33.7秒で上がって0.5秒差の3着。12番人気の低評価を覆して激走した。中山では芝1600mの未勝利戦を1分34秒6(重)で4馬身差で圧勝している。林厩舎のロードカナロア産駒でユティタムの半弟。今年の2歳重賞で北村友騎手は[0−0−2−1]。

オークス4着馬リアライズルミナス、前走1勝Cを勝ったサムシングスイート、新馬、ミモザ賞を連勝したベンヴェヌータ、前走かもめ島特別2着のアストリル、フリージア賞勝ち馬ファムクラジューズなど。リアライズルミナスはフローラSでラスターラインズに0.3秒差の3着。オークスでジュウリョクピエロに0.1秒差の4着。津村騎手が早めに動いて見せ場十分だった。前走燕Sは逃げて0.1秒差の3着。津村騎手が騎乗する。

サムシングスイートはスイートピーS4着馬。前走中京芝2000mの1勝Cを6番手から最速の33.7秒で差し切り1分58秒5で優勝。伊藤厩舎のサートゥルナーリア産駒で母は府中牝馬S3着のサムシングジャスト。中山芝2000mは[1−1−0−0]で稍重の未勝利戦を勝っている。ベンヴェヌータはミモザ賞を逃げて2分00秒6で優勝。辻厩舎のロゴタイプ産駒で近親に秋華賞3着馬プロヴィナージュ。開幕週の馬場を味方に粘り込むか。アストリルは道悪[0−2−1−0]。テン乗りのミシェル騎手に乗り替わる。


調教診断

★リアライズルミナス
栗坂で2頭併せで馬なりのまま併入。活気がありしっかりとした脚捌きで余力十分。1週前に栗CWで2頭併せで軽く仕掛けてラスト11.3秒で先着。ひと叩きして若干良化。

★ジッピーチューン
美坂で強めに追われた。小柄でもパワフルな脚捌きで最後までラスト12.1秒。1週前に南Wで2頭併せで強めに追ってラスト11.0秒で併入。久々も仕上げられた。

★ドリームコア
美坂で馬なりのまま軽快なフットワークで余力十分。1週前に南Wで3頭併せで強めに追ってラスト10.9秒で先着。日曜に南Wでラスト11.0秒。久々もまずまず仕上がる。

★サムシングスイート
南Wで2頭併せで馬なりのまま先着。重心の低いフットワークでラスト11.1秒。末脚に持続力がある。1週前に美坂で馬なり調教。大きなストライドで余力十分。順調。

★ベンヴェヌータ
南Wで2頭併せで馬なりのまま併入。重心の低いフットワークで集中して走っていた。1週前に南Wで3頭併せで強めに追ってラスト11.8秒で併入。久々もデキはある。


レース回顧

2026年 9月 6日(日) 4回中山2日  天候: 雨   馬場状態: 重 
11R  第11回紫苑S
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定)  芝 2000m   11頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 4  4  マスターソアラ     牝 3 大野拓弥  55  2.03.5 36.2  6 492 (美)蛯名正義
2 2  2  サムシングスイート 牝 3 団野大成  55  2.03.6 36.1  4 498 (美)伊藤大士
3 7  9  ドリームコア       牝 3 ルメール  55  2.03.8 36.7  1 502 (美)田中博康
4 6  6  アストリル         牝 3 ミシェル  55  2.04.0 36.5  5 452 (美)鈴木慎太
5 1  1  ジワタネホ         牝 3 三浦皇成  55  2.04.1 36.3 10 442 (美)中舘英二
6 7  8  ナイスプレーアスク 牝 3 岩田康誠  55  2.04.7 38.1  9 438 (美)中舘英二
7 3  3  リアライズルミナス 牝 3 津村明秀  55  2.04.9 38.0  2 492 (栗)橋口慎介
8 5  5  ファムクラジューズ 牝 3 菊沢一樹  55  2.04.9 37.5  8 410 (美)黒岩陽一
9 8 11  ベンヴェヌータ     牝 3 石橋脩    55  2.05.1 37.8  7 468 (美)辻哲英
10 8 10  ジッピーチューン   牝 3 北村友一  55  2.05.4 38.4  3 434 (美)林徹
11 6  7  ロングトールサリー 牝 3 杉原誠人  55  2.07.3 40.6 11 498 (栗)福永祐一
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LAP :12.4-11.7-12.8-12.5-12.5-12.3-12.4-12.3-12.2-12.4
通過:36.9-49.4-61.9-74.2  上り:74.1-61.6-49.3-36.9  平均:1F:12.35 / 3F:37.05
単勝   4 \1270 
複勝   4 \340 / 2 \200 / 9 \130 
枠連   2-4 \4510 (15) 
馬連   02-04 \3690 (14) 
ワイド 02-04 \1120 (15)/ 04-09 \730 (10)/ 02-09 \410 (3) 
馬単   04-02 \7440 (28) 
3連複 02-04-09 \3720 (11/165) 
3連単 04-02-09 \35360 (116/990) 

マスターソアラは道中内ラチ沿いの8番手を進み、4コーナーから直線で外に出すとメンバー2位の36.2秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは2分3秒5(重)。ナイスプレーアスクが逃げて前半5F61.9秒、後半5F61.6秒、上がり36.9秒、ラップは12.3−12.2−12.4秒。重馬場で4F目から最後まで12.5秒以内のラップが続き、末脚の持続力と体力が問われるレースになった。

マスターソアラは勝負どころで上手く外に持ち出し、内から抜け出したサムシングスイートを力で捻じ伏せた。新馬戦を勝った後に次走の狙い馬で取り上げた馬。前走クイーンCは4着に終わったが、長期休み明け、初の右回り、距離延長を克服した。クイーンCは横山武騎手が騎乗したが、大野騎手に乗り替わってパフォーマンスを引き上げた。近親にパントルナイーフがいるシスキン産駒。次走は秋華賞に向かう予定。

サムシングスイートは内ラチ沿いからメンバー最速の36.1秒で上がって0.1秒差の2着。直線で前が壁になったが、内から2頭目の狭いところを割って抜け出してきた。これで芝2000mは[2−2−0−0]で上がりは1、1、1、2位。道悪を得意にしているが、前走中京の1勝Cを1分58秒5で勝っている。サートゥルナーリア産駒で母は府中牝馬S3着のサムシングジャスト。秋華賞が道悪になったら要注意。

ドリームコアは9番枠から4番手を進み、メンバー5位の36.7秒で上がって0.3秒差の3着。勝負どころで外を回って勝ちに行ったが、直線で伸び切れなかった。オークス2着馬で1番人気に支持されたが、重馬場で外を回ったことが影響したのだろう。ルメール騎手は「芝1600mを使った方がいい」とコメント。次走は秋華賞に向かう予定。ルメール騎手はドリームコア、イクシードのどちらに騎乗するのか。

ジワタネホは1枠1番から最後方を進み、大外からメンバー3位の36.3秒で追い込んで0.6秒差の5着。母は16年の紫苑Sを大外捲りで勝ったビッシュでジワタネホは前3走後方から捲るレースをしていたが、今回は三浦騎手が最後方でタメて直線だけのレースだった。陣営はこれまでの経験は何だったのかと頭を抱えたのではないか。今後は1勝Cを使って賞金を加算していくことになる。

リアライズルミナスは4番手を進み、4コーナーで2番手に押し上げたが、直線で一杯になって1.4秒差の7着。上がりはメンバー8位の38.0秒。オークスで早めに動いて0.1秒差の4着に入った馬が2番人気で惨敗した。前走燕特別はノド鳴りの影響があり3着。今回は舌を縛り、雨で湿度が高かったが、ノド鳴りの影響があったのかどうか。賞金的に秋華賞出走は厳しくなった。



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