新潟記念
2026/8/30 新潟競馬場 芝2000m

レース展望

サマー2000シリーズの最終戦。新潟記念を勝っても13点以上を満たす馬がおらず、今年は該当馬なしが確定している。過去10年で1番人気は[1−3−1−5]で4連対。過去7年は[0−1−1−5]で1連対のみ。2番人気は[5−0−1−4]で5連対、3番人気は[0−3−1−6]で3連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が2連対。ハンデ戦から別定戦に変更された昨年は2−1番人気で堅い決着になった。

3歳[2−1−1−4]、4歳[3−3−3−26]、5歳[3−3−3−45]、6歳[2−1−0−24]、7歳[0−1−3−23]、8歳以上[0−1−0−8]で高齢馬が健闘している。3着以内に入った6歳馬は3、10、12番人気、7歳馬は7、9、9、13番人気、8歳馬は7番人気だった。5番人気以内では6歳馬[0−1−0−6]、7歳以上[0−0−0−3]。6歳以上の高齢馬は人気薄を絡めたい。

ロデオドライブは全て芝1600mを使われ[3−1−0−0]で上がりは全て最速。前走NHKマイルCは14番手の外から最速の33.3秒で上がってアスクイキゴミとの叩き合いをハナ差で制した。過去10年で3歳馬は[2−1−1−4]で3番人気以内なら[2−1−1−1]。過去10年で57キロを背負った3歳馬はいない。3歳馬が57キロを背負い、初の芝2000m。辻厩舎のサートゥルナーリア産駒で近親にカンパニー、トーセンジョーダン。ここを勝てば天皇賞(秋)が視野に入る。テン乗りのルメール騎手が騎乗する。

ダノンシーマは[5−1−4−0]で上がりは全て3位以内。芝2000mは[2−1−0−0]で白富士Sを5番手から最速の32.7秒で差し切って1分57秒0で勝っている。阪神大賞典は中団から伸び切れず0.7秒差の3着。目黒記念は8番手から最速の33.3秒で上がってクビ+ハナ差の3着。勝った社台のファイアクランツよりなぜか1.5キロ重い57.5キロを背負っていた。今年3月28日以降の重賞で川田騎手は[0−3−4−15]。7月以降は全て1、2番人気に支持され[0−0−0−5]で不振が続いている。

きさらぎ賞勝ち馬ゾロアストロ、23年の菊花賞馬ドゥレッツァ、24年の桜花賞馬ステレンボッシュ、24年のオークス&秋華賞馬チェルヴィニア、24年の菊花賞馬アーバンシック、福島民報杯勝ち馬サヴォーナなど。今年はG1馬の出走が多い。ゾロアストロは皐月賞で追い込んで12着に終わったが、左回りは[1−2−1−0]で上がりは全て1、2位。新潟では芝1800mの未勝利戦を2番手から最速の32.9秒で上がって2馬身半差で圧勝。ロデオドライブより2キロ軽い55キロ。夏の重賞で好調な岩田望騎手が持ってくるか。

ドゥレッツァは芝2000m[2−1−1−0]で金鯱賞2着がある。昨年のジャパンCを左前跛行で出走取消して以来の出走でどこまで仕上がってくるか。6月以降に重賞4勝の田辺騎手が騎乗する。ステレンボッシュはエプソムCで2着に入ったが、前走ヴィクトリアマイルは10着に終わった。芝2000mは[0−0−1−2]で秋華賞3着がある。戸崎騎手では[0−2−1−1]。チェルヴィニアは秋華賞を勝った後[0−1−0−7]でしらさぎS2着があるのみ。秋華賞を勝った芝2000m、津村騎手でどこまで変わるか。アーバンシックは菊花賞を勝った後[0−0−1−5]で日経賞3着があるのみ。59キロで三浦騎手が騎乗する。


調教診断

★ダノンシーマ
栗坂で馬なり調教。時計が遅く軽めの内容。1週前に栗CWで2頭併せで軽く仕掛けてラスト11.1秒で先着。前向きさがあり、最後まで抜かせなかった。久々も上々の仕上がり。

★ゾロアストロ
南Pで2頭併せで馬なりのまま少し遅れたが、しっかりとした脚捌きでラスト11.7秒。1週前に南Wで2頭併せで軽く仕掛けてラスト11.0秒。久々も乗り込んで好仕上がり。

★ロデオドライブ
南Wで馬なり調教。前向きさがあり、重心の低いフットワークでラスト12.1秒。1週前に南Wで軽く仕掛けてラスト11.5秒。3歳馬らしく活気がある。久々も仕上げられた。

★ステレンボッシュ
南Pで2頭併せで馬なりのまま先着。伸びやかなフットワークで余力十分にラスト11.9秒。1週前に南Wで2頭併せで軽く仕掛けてラスト11.0秒。前走惨敗もデキはある。

★ドゥレッツァ
南Wで強めに追われた。重心の低いフットワークでラスト11.1秒。1週前に南Wで2頭併せで一杯に追ってラスト11.1秒。もう少し鋭い反応が欲しいが、まずまず仕上がる。


レース回顧

2026年 8月30日(日) 3回新潟4日  天候: 雨   馬場状態:稍重
8R  第62回農林水産省賞典新潟記念
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 2000m・外   11頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 5  5  ゾロアストロ       牡 3 岩田望来  55  1.59.6 33.8  2 470 (美)宮田敬介
2 3  3  ロデオドライブ     牡 3 ルメール  57  1.59.6 34.0  3 476 (美)辻哲英
3 7  8  ダノンシーマ       牡 4 川田将雅  57  1.59.6 33.9  1 490 (栗)中内田充
4 2  2  サヴォーナ         牡 6 池添謙一  57  1.59.8 34.4  8 530 (栗)中竹和也
5 7  9  アーバンシック     牡 5 三浦皇成  59  1.59.9 34.0  7 522 (美)武井亮
6 4  4  ドゥレッツァ       牡 6 田辺裕信  59  1.59.9 34.3  4 484 (美)尾関知人
7 1  1  ボーンディスウェイ 牡 7 丸山元気  57  2.00.0 34.5 11 490 (美)牧光二
8 6  6  チェルヴィニア     牝 5 津村明秀  56  2.00.0 34.2  6 504 (美)木村哲也
9 6  7  ジュンブロッサム   牡 7 杉原誠人  58  2.00.1 33.9 10 472 (栗)友道康夫
10 8 10  バレエマスター     牡 7 菊沢一樹  57  2.00.1 34.1  9 472 (栗)梅田智之
11 8 11  ステレンボッシュ   牝 5 戸崎圭太  56  2.00.7 34.7  5 478 (美)宮田敬介
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LAP :12.9-11.6-11.8-12.0-12.3-12.7-12.1-11.0-11.2-12.0
通過:36.3-48.3-60.6-73.3  上り:71.3-59.0-46.3-34.2  平均:1F:11.96 / 3F:35.88
単勝   5 \350 
複勝   5 \130 / 3 \150 / 8 \120 
枠連   3-5 \920 (3) 
馬連   03-05 \930 (3) 
ワイド 03-05 \400 (3)/ 05-08 \220 (1)/ 03-08 \290 (2) 
馬単   05-03 \1770 (6) 
3連複 03-05-08 \810 (1/165) 
3連単 05-03-08 \4200 (6/990) 

ゾロアストロは6番手の内を進み、メンバー最速の33.8秒で差し切ってレースを制した。直前に大雨が降り出し、勝ちタイムは1分59秒6(稍重)。サヴォーナが逃げて前半5F60.6秒。後半5F59.0秒、上がり34.2秒、ラップは11.0−11.2−12.0秒。各馬が荒れた内を避けて進み、中盤に流れが緩んで上がり勝負になった。ゾロアストロは各馬が内を空けた中で最内を進み、直線で内から抜け出した。3歳馬が古馬を相手にハンデ55キロを背負い2番人気で優勝。東スポ杯2歳S2着、きさらぎ賞を勝った3歳馬が世代レベルの高さを示した。7月26日以降の重賞で岩田望騎手は3番人気以内では[4−1−0−0]で絶好調。次走は天皇賞(秋)に直行することになりそうだ。

ロデオドライブは道中4番手を進み、メンバー4位タイの34.0秒で上がって頭差の2着。直線で前が壁になっておえず、ラスト1Fを過ぎてから外に出しながらスペースを見つけると最後に鋭く伸びてきた。デビューから全て芝1600mを使ってきた馬が、初の古馬相手、初の芝2000mでパフォーマンスを引き上げた。直線でスムーズなら勝っていたかもしれない。同じ3歳のゾロアストロより2キロ重い57キロを背負っていたことを考えると強い内容。天皇賞(秋)が視野に入るが、レース後に右前脚繋靭帯脚部の軽度炎症が判明した。次走は状態面次第になる。

ダノンシーマは4番手からメンバー2位タイの33.9秒で上がって頭+頭差の2着。直線で自分のスペースを確保して川田騎手が追ったが、最後まで伸び切れなかった。3歳馬2頭に切れ負けしたが、直前の大雨で時計、上がりが掛かったことがマイナスに働いたこともある。これで阪神大賞典、目黒記念、新潟記念と3戦連続で3着。白富士Sを1分57秒0で勝った馬で天皇賞(秋)が目標になるが、賞金的に出走は厳しそうだ。

アーバンシックは8番手からメンバー4位タイの34.0秒で上がって0.3秒差の5着。直線で外から伸びてきたが、最後までジリジリとした伸びだった。休み明けで59キロを背負っていたが、菊花賞を勝ったG1馬だけに物足りなさが残る。パドックで馬体、気配は悪くない。もう少し長い距離で上がりが掛かるレースになれば復活があってもおかしくない。11月13日のバーレーン国際T(G1、芝2000m)に登録する予定。



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