キーンランドC
2026/8/23 札幌競馬場 芝1200m

レース展望

サマースプリントシリーズ第5戦。過去10年で1番人気は[3−1−0−6]で4連対。4歳馬は[2−0−0−0]だが、3歳馬は[0−1−0−3]で不振。2番人気は[3−4−1−2]で7連対、3番人気は[1−0−3−6]で1連対。6〜9番人気は4連対、10番人気以下は1連対。過去5年の馬連は45倍、42倍、35倍、39倍、28倍で中穴決着が続いている。人気馬に6〜8番人気を絡めて中穴を狙うのが妙味。

3歳[3−3−1−16]、4歳[3−4−5−25]、5歳[3−3−2−39]、6歳[0−0−1−23]、7歳以上[1−0−1−21]で3〜5歳馬の連対が多い。3歳馬は3番人気以内なら[3−2−1−4]。18年以降、6歳以上は[0−0−1−39]で3着止まり。過去5年で6番人気以下で連対した4頭のうち3頭が5歳馬だった。3頭は前走OP以上で9、9、13着に負けていた。穴で前走惨敗した5歳馬に注意。

パンジャタワーは京王杯2歳S、NHKマイルC、キーンランドCを優勝。その後は海外で5、5着、高松宮記念4着、安田記念5着で善戦止まり。昨年のキーンランドCは8番手から最速の33.9秒で差し切って1分8秒2で優勝。休み明け、新馬戦以来となる芝1200m、初の右回り、3歳馬が57キロと課題が多かったが、豪快に差し切ってG1馬が能力の違いを見せつけた。今年は他馬より重い58キロを背負うが、高松宮記念、安田記念で経験済み。今年の重賞で松山騎手は[5−5−3−29]、1番人気なら[4−0−0−1]。

ウインカーネリアンは芝1200m[1−2−2−3]で昨年のスプリンターズSを2番手から5位タイの33.0秒で抜け出して1分6秒9で優勝。香港スプリントは11着に終わったが、今年は高松宮記念で前半3F32.5秒のハイペースで4番手から6位タイの33.2秒で上がって0.3秒差の3着。9歳馬がスプリントG1で好走するのは昔では考えられなかったが、ウインカーネリアンは調教の動き、レースを見ても大きな衰えはない。昨年のキーンランドCは逃げて0.2秒差の5着。今年は2キロ重い59キロがどう出るか。

3連勝でOP入りしたロジケープ、函館スプリントS2着馬エーティーマクフィ、同5着馬カルプスペルシュ、UHB賞勝ち馬ナムラクララ、同2着馬ルシード、同4着馬ダノンマッキンリー、モルガナイトS勝ち馬サウンドモリアーナ、昨年の函館2歳S勝ち馬エイシンディードなど伏兵は数多い。ロジケープは[4−0−4−0]で1、2、3勝Cを3連勝中。前走TVh賞(3勝C)は7番手から最速の33.3秒で差し切って1分8秒1で2馬身差で圧勝。右回りの芝1200mは[3−0−1−0]。3歳牡馬で55キロ。勢いで突破するか。

エーティーマクフィは芝1200mのG3[1−1−0−2]で京阪杯を優勝。前走函館スプリントSは7番手から3位の33.5秒で上がって0.2秒差の2着。北海道の芝1200mは[2−3−0−2]。昨年のキーンランドCは0.3秒差の7着。流れと位置取りがカギ。ナムラクララは北海道の芝1200m[2−1−0−1]で前走UHB賞を11番手から差し切り1分8秒4で優勝。ナムラクレアの半妹。昨年のキーンランドCは0.2秒差の4着だった。ルシードは芝1200m[3−3−1−2]で前走UHB賞2着。2走前の函館スプリントS12着は不甲斐なかったが、札幌芝1200mは[1−1−1−0]。レーン騎手が騎乗する。


調教診断

★パンジャタワー
札幌芝で馬なり調教。活気があり軽快なフットワークでラスト11.1秒。1週前に函館芝で一杯に追ってラスト11.6秒で先着。間隔空いたがきっちり仕上がる。

★ロジケープ
函館Wで馬なり調教。前向きさがり、迫力のあるフットワークでラスト12.3秒。3連勝している馬らしく馬体の張りが良く活気がある。デキは高いレベルで安定。

★ナムラクララ
札幌芝で2頭併せで馬なりのまま先着。首を使ってしっかりとした脚捌きで楽々とラスト11.7秒。中1週になるが、馬体、気配とも良く、一連のデキをキープ。

★ルシード
函館ダートで馬なり調教。前向きさがあり前脚を掻き込む力強い脚捌きでラスト12.1秒。馬体が少しフックラ映るのは前走と同じ。馬は元気一杯でデキはある。

★ウインカーネリアン
函館芝で馬なりのまま外を回ってラスト11.6秒。1週前に函館Wで一杯に追って先着。9歳馬でも雄大な馬体が目立つ。入念に乗り込んでまずまず仕上がる。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆エーティーマクフィ

イツモニコニコは調教VTRなし


レース回顧

2026年 8月23日(日) 2回札幌2日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第21回キーンランドカップ
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  芝 1200m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 7 14  サウンドモリアーナ 牝 4 武豊      55  1.07.7 33.6  5 454 (栗)武英智
2 2  3  パンジャタワー     牡 4 松山弘平  58  1.07.9 33.5  1 494 (栗)橋口慎介
3 4  8  ウインカーネリアン 牡 9 三浦皇成  59  1.08.0 34.0  3 514 (美)鹿戸雄一
4 2  4  エーティーマクフィ 牡 7 富田暁    57  1.08.0 33.6  4 482 (栗)武英智
5 8 16  ロードフォアエース 牡 5 岩田望来  57  1.08.2 33.4 12 544 (栗)友道康夫
6 7 13  ロジケープ         牡 3 丹内祐次  55  1.08.3 33.8  2 500 (美)尾形和幸
7 5  9  イツモニコニコ     牝 5 ナレドゥ  55  1.08.4 34.1 13 500 (栗)浜田多実
8 5 10  ダノンマッキンリー 牡 5 池添謙一  57  1.08.6 33.6  9 472 (栗)藤原英昭
9 6 11  リラエンブレム     牡 4 ルメール  57  1.08.6 33.4 10 498 (栗)武幸四郎
10 3  5  ゾンニッヒ         牡 8 ロイド    57  1.08.7 34.1 11 478 (栗)池江泰寿
11 1  2  ルシード           牡 4 レーン    57  1.08.7 34.4  7 512 (美)田島俊明
12 3  6  ジョーメッドヴィン 牡 5 吉村智洋  57  1.08.8 34.3 14 522 (栗)清水久詞
13 1  1  ナムラクララ       牝 4 浜中俊    55  1.08.9 34.4  8 476 (栗)長谷川浩
14 4  7  マイネルジェロディ 牡 8 ヴェロン  57  1.08.9 34.3 16 480 (美)室井潔
15 8 15  エイシンディード   牡 3 川又賢治  55  1.09.2 35.0  6 460 (栗)大久保龍
16 6 12  レッドアヴァンティ 牡 7 岩田康誠  57  1.09.3 34.5 15 506 (美)尾関知人
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LAP :12.1-10.8-11.1-11.2-11.1-11.4
通過:34.0-45.2-56.3-67.7  上り:67.7-55.6-44.8-33.7  平均:1F:11.28 / 3F:33.85
単勝   14 \1290 
複勝   14 \300 / 3 \110 / 8 \270 
枠連   2-7 \420 (1) 
馬連   03-14 \1520 (5) 
ワイド 03-14 \590 (4)/ 08-14 \1720 (19)/ 03-08 \480 (3) 
馬単   14-03 \4700 (14) 
3連複 03-08-14 \4540 (15/560) 
3連単 14-03-08 \36780 (113/3360) 

サウンドモリアーナは14番枠から2番手につけ、メンバー4位タイの33.6秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分7秒7。ウインカーネリアンが逃げて前半3F34.0秒、上がり33.7秒、ラップは11.2−11.1−11.4秒。過去2年は前半3F33.6秒で流れたが、今年は前半が少し緩んで前に行った馬に有利になった。サウンドモリアーナは2番手から抜け出す正攻法のレースで5番人気で重賞初制覇を飾った。

外枠から道中馬場のいいギリギリのところを通り、外に張りながら走ったことですんなりと馬場のいい外を走ることができた。2、3着馬はG1で58キロ、59キロ。サウンドモリアーナ(牝4)は55キロで出走できたことも良かったのだろう。次走はセントウルSを使ってサマースプリントシリーズの優勝を狙うのか、それともスプリンターズSに直行のどちらかになりそうだ。武豊騎手は札幌重賞全制覇を達成。今年重賞6勝目。以前は出遅れたり、掛かったりして自滅が多かったが、今は体の調子がいいのか、別人のような騎乗を見せている。

パンジャタワーは3番枠から6番手を進み、メンバー3位の33.5秒で上がって0.2秒差の2着。内枠スタートからすぐに外に持ち出してサウンドモリアーナの後ろを進み、直線で外に出してサウンドモリアーナを追ったが最後まで追いつけなかった。フルゲート16頭、内が荒れた馬場で内枠と乗り難しい条件が揃っていたが、松山騎手が上手く乗っている。スムーズに進められる外枠、もう少し流れが速くなれば際どいレースになったのではないか。馬体がボリュームアップして馬は成長している。スプリンターズSに向けて視界良好。

ウインカーネリアンは8番枠からハナを切って前半3F34.0秒で進み、メンバー8位の34.0秒で上がって0.3秒差の3着。昨年のスプリンターズSを勝った馬が3番人気で粘り込んだ。昨年のキーンランドCは57キロを背負って0.2秒差の5着に終わったが、今年は昨年より2キロ重い59キロを背負って昨年より遅い流れで逃げて3着を確保。59キロを背負って荒れた内を通ったことを考えると強いレースをしている。今年9歳になったが、大きな衰えはない。次走はスプリンターズSで2連覇を目指すことになりそうだ。

エーティーマクフィは4番枠から6番手を進み、メンバー4位タイの33.6秒で上がって0.2秒差の4着。スタートしてすぐに外に出して道中パンジャタワーの外を進み、4コーナーで外を回って伸びてきたが、逃げたウインカーネリアンを交わせなかった。近走は中団より前につけるレースができるようになり自在性が増してきている。7歳馬でも大きな衰えはなく、G3以下の芝1200mでは必ず0.3秒以内で走っている。

ロジケープは13番枠から8番手の外からメンバー7位の33.8秒で上がって0.6秒差の6着。スタートで内と外から寄られ、3コーナーで他馬と接触して外に振られ、直線で内から寄られる不利があった。条件戦を3連勝して2番人気に支持されたが、前が有利な展開で外を回ってあれだけ不利を受けると厳しい。3連勝したのはダテではなく、馬体の造りは重賞レベル。一気にパフォーマンスを引き上げる可能性がある。



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