関屋記念
2026/7/26 新潟競馬場 芝1600m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−0−4−2]で4連対。12番枠より外枠に入った馬は[4−0−0−0]で勝率100%。2番人気は[0−2−1−7]、3番人気は[2−0−1−7]で各2連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は67倍、111倍、18倍、37倍、7倍/36倍で荒れている。22年は1−12番人気で万馬券が飛び出した。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

3歳[1−0−1−7]、4歳[2−3−2−28]、5歳[4−6−5−49]、6歳[3−2−1−27]、7歳以上[0−0−0−27]。3歳馬は1番人気[1−0−1−0]、2番人気以下は[0−0−0−7]。7歳以上は不振。6番人気以下で連対した8頭のうち4頭に重賞勝ち、残る4頭のうち2頭に重賞3着以内が3回あった。8頭のうち5頭が12〜18番枠。穴で前走負けて7番人気前後になった重賞実績馬に注意。

ダノンセンチュリーは芝1600m[3−1−0−0]で1、2、3勝Cを3連勝。雲雀S(3勝C)は11番手から最速タイの32.6秒で差し切り1分34秒0で優勝。1番人気のアンパドゥは0.5秒差の7着。前走京王杯SCは11番手から7位タイの33.0秒で上がって0.6秒差の9着。経験のない前半5F56.5秒の速い流れに戸惑ったか。昨年の五頭連峰特別(1勝C)は8番手から最速の32.3秒で上がってアンパドゥにクビ差の2着。宮田厩舎のフィエールマン産駒。4月以降の重賞で戸崎騎手は[0−2−1−14]。

アンパドゥは全て左回りの芝1600mを使われ[4−1−0−1]で上がり勝負になった雲雀S7着を除き連対を確保。前走分倍河原S(3勝C)は8番手から最速の32.7秒で差し切って1分32秒2で優勝。長期休み明けだった昨年の五頭連峰特別(1勝C)は5番手から2位の32.4秒で抜け出して1分32秒4で優勝。クビ差の2着がダノンセンチュリーだった。木村厩舎の外国産馬でイフラージ産駒。過去10年で木村厩舎は[2−0−0−7]でプリモシーン、アヴェラーレで優勝。今年の重賞で吉田豊騎手は[0−0−1−6]。

しらさぎS勝ち馬エルトンバローズ、シンザン記念勝ち馬サンダーストラック、昨年のチャーチルタウンズC勝ち馬ランスオブカオス、ターコイズS勝ち馬ドロップオブライト、京都金杯2着&ダービー卿CT3着馬ファーヴェント、阪神牝馬S4着馬クランフォードなど伏兵は数多い。エルトンバローズは重賞3勝、マイルCSで2着がある実力馬。前走しらさぎSは8番手の外から6位タイの34.2秒で抜け出して1分33秒2(稍重)で優勝。他馬より重い58キロを背負って力で捻じ伏せた。ハンデは59キロ。コレット騎手が騎乗する。

サンダーストラックはシンザン記念を5番手から4位タイの34.4秒で抜け出して1分33秒4で優勝。3着アルトラムスは毎日杯を勝ち、ダービーで6着に入った。木村厩舎のロードカナロア産駒。ハンデは54キロ。過去10年で3歳馬は[1−0−1−7]。テン乗りの丸山騎手が騎乗する。ランスオブカオスはチャーチルタウンズCを1分32秒2、リゲルSを1分31秒8で優勝。前走マイラーズCは11着に終わったが、勝ち馬とは0.4秒差だった。ハンデは58キロ。シルバーステート産駒。テン乗りの石川騎手が騎乗する。

ドロップオブライトは芝1600m[1−1−2−1]でターコイズS1着、京成杯AH2着がある。阪急杯は0.7秒差の3着。愛知杯、ヴィクトリアマイルは追い込むレースで10、18着。過去10年で牝馬は[4−5−4−32]。夏の穴男・松若騎手が騎乗する。7月のハンデG3は、北九州記念で最軽量50キロのジェニファー(9人気)が2着、七夕賞で最軽量54キロのオニャンコポン(15人気)が2着、小倉記念で52キロのゼンダンハヤブサ(10人気)が1着。今回の最軽量馬は52キロのレディマリオン。鞍上は今村騎手。


調教診断

★ダノンセンチュリー
南Wで馬なり調教。大きなストライドで余力十分にラスト11.6秒。1週前に南Wで馬なりのまま回転の速い脚捌きでラスト10.7秒。前走惨敗も活気がありデキは上向き。

★アンパドゥ
南Wで3頭併せで馬なりのまま併入。前向きさがあり、軽快なフットワークでラスト11.2秒。1週前に南Wで馬なりのままラスト11.4秒で併入。前走勝ったデキをキープ。

★エルトンバローズ
栗坂で馬なりのまま余力十分。力強い脚捌きで推進力のある走り。1週前に栗CWで3頭併せで軽く仕掛けてラスト11.2秒。6歳馬でも元気一杯。デキは高いレベルで安定。

★ランスオブカオス
栗CWで2頭併せで馬なりのまま先着。軽快なフットワークでラスト11.4秒。1週前に栗CWで2頭併せで馬なりのままラスト11.2秒で併入。前走不振もデキはある。

★ブエナオンダ
栗坂で馬なり調教。キビキビとしたフットワークでいい時に活気が戻ってきた。1週前に栗坂で馬なりのまま鋭い脚捌きで好タイムをマーク。近走不振続きも動き、気配は良化。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ドロップオブライト

レディマリオンは調教VTRなし


レース回顧

2026年 7月26日(日) 2回新潟2日  天候: 雨   馬場状態:不良
7R  第61回関屋記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1600m・外   14頭立
------------------------------------------------------------------------------
着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
------------------------------------------------------------------------------
1 3  3 $アンパドゥ         牡 5 岩田望来  56  1.32.4 33.7  1 498 (美)木村哲也
2 6 10  クランフォード     牝 5 菊沢一樹  54  1.33.3 35.2  8 470 (栗)杉山晴紀
3 1  1  ファーヴェント     牡 5 西塚洸二  57  1.33.3 35.0  6 512 (栗)藤原英昭
4 8 13  ブエナオンダ       牡 5 田口貫太  58  1.33.4 34.4 14 458 (栗)須貝尚介
5 5  7  エルトンバローズ   牡 6 コレット  59  1.33.7 34.8  3 520 (栗)杉山晴紀
6 3  4  マテンロウスカイ   セ 7 横山典弘  58  1.34.1 35.4 12 490 (栗)松永幹夫
7 2  2  ジュタ             牡 4 吉田豊    56  1.34.7 36.3 13 516 (栗)矢作芳人
8 4  5  レディマリオン     牝 5 今村聖奈  52  1.34.9 36.5 11 454 (栗)長谷川浩
9 6  9  サンダーストラック 牡 3 丸山元気  54  1.35.5 36.9  9 530 (美)木村哲也
10 4  6  シリウスコルト     牡 5 田辺裕信  58  1.35.7 37.4  4 500 (美)田中勝春
11 5  8  ダノンセンチュリー 牡 4 戸崎圭太  56  1.35.9 37.1  2 462 (美)宮田敬介
12 7 11  ドロップオブライト 牝 7 松若風馬 56.5 1.37.0 38.3 10 448 (栗)福永祐一
13 7 12  ランスオブカオス   牡 4 石川裕紀  58  1.37.3 38.8  5 496 (栗)奥村豊
14 8 14  メタルスピード     牡 6 斎藤新    55  1.38.0 39.8  7 520 (美)斎藤誠
------------------------------------------------------------------------------
LAP :12.3-10.7-11.0-11.9-12.2-11.4-11.5-11.4
通過:34.0-45.9-58.1-69.5  上り:69.4-58.4-46.5-34.3  平均:1F:11.55 / 3F:34.65
単勝   3 \480 
複勝   3 \210 / 10 \310 / 1 \300 
枠連   3-6 \1300 (4) 
馬連   03-10 \2820 (5) 
ワイド 03-10 \1050 (5)/ 01-03 \1040 (4)/ 01-10 \1690 (23) 
馬単   03-10 \4830 (10) 
3連複 01-03-10 \7490 (11/364) 
3連単 03-10-01 \34830 (53/2184) 

アンパドゥは3番枠スタートから内ラチ沿いの12番手を進み、直線で最内からメンバー最速の33.7秒で抜け出して5馬身差で圧勝した。勝ちタイムは1分32秒4(不良)。クランフォードが逃げて前半5F58.1秒、上がり34.3秒、ラップは11.4−11.5−11.4秒。不良馬場に悪化したこともあるが、前も残り追い込みも決まる特殊なレースになった。

アンパドゥは前走分倍河原S(3勝C)を勝った後に次走の狙い馬で取り上げた馬。初めての道悪で走ってみないと分からない点はあったが、強烈な末脚で差し切って1番人気で重賞初制覇を飾った。不良馬場で1分32秒3はかなり優秀なタイム。アンパドゥはG1級のパフォーマンスを発揮している。ゴドルフィンの外国産馬が本格化した。次走は未定だが、マイルを使ってきたため、次走は富士Sあたりになりそうだ。

クランフォードは10番枠からハナを切って前半5F58.1秒で進み、メンバー5位の35.2秒で上がって0.9秒差の2着。直線で外からファーヴェント、ブエナオンダに来られたが、最後までしぶとく伸びて凌ぎ切った。重馬場の瀬田特別(2勝C)を2番手から抜け出して1分21秒2で3馬身半差で圧勝している。逃げて5位の上がりを繰り出したように道悪適性の差が出た印象。少しずつ地力が強化されている。

ファーヴェントは1番枠から内ラチ沿いの3番手につけ、メンバー4位の35.0秒で上がって0.9秒差の3着。2着クランフォードとはクビ差。以前騎乗していた西塚騎手がロスなく回って上手く乗っているが、いつも通り最後に少し甘くなった。500キロ超えのパワータイプで道悪をこなしたが、今回は勝ったアンパドゥが強過ぎた。全面野芝の高速馬場は気になるが、次走は京成杯AHあたりになりそうだ。

ブエナオンダは13番枠から内ラチ沿いの最後方を進み、メンバー2位の34.4秒で追い込んで1.0秒差の4着。田口騎手がロスなく回って直線で捌いてきたが、勝ち馬より2キロ重く、3着馬より1キロ重い58キロではこれが精一杯か。調教の動き、気配がいい時に戻っていたため大穴馬で狙ったが見せ場を作った。別定戦のマイルG3なら侮れない。

ダノンセンチュリーは8番枠から10番手あたりを進み、メンバー10位の37.1秒で上がって3.5秒差の11着。前半折り合いを欠き気味で勝負どころで外めを回ったがごちゃついていた。そのあたりの影響もあるが、かなり切れる脚を使える馬だけに不良馬場が1番の敗因。タフな流れの経験の少なさが解消され、末脚を生かせる馬場なら重賞でも通用する。



[Home]