北九州記念
2026/7/5 小倉競馬場 芝1200m

レース展望

サマースプリントシリーズの第2戦。過去10年で1番人気は[1−3−1−5]で4連対。昨年ヤマニンアルリフラが16連敗で止めた。牡馬は[1−0−0−3]、牝馬は[0−3−1−2]。2番人気は[0−0−1−9]で連対がなく、3番人気は[2−2−1−5]で4連対。6〜9番人気は5連対、10番人気以下は2連対。過去5年の馬連は37倍、461倍、24倍、59倍、36倍。中穴以上の決着が続いている。

過去10年の勝ち馬は1、3、3、5、5、6、8、8、9、16番人気。5〜9番人気が6勝している。荒れるローカルのハンデ戦で人気薄が勝つことが多い。人気馬に不安があれば5〜9番人気を頭で狙いたい。6番人気以下で連対した7頭のうち6頭が5、6歳馬。7頭のうち4頭が前走OP以上で1、3、3、3着だった。24年は前走春雷S3着のヨシノイースターが9番人気で2着。穴で前走好走した5、6歳馬に注意。

フリッカージャブは芝1200m[4−0−0−2]で昨年1、2、3勝Cを3連勝。今年はオーシャンSで0.3秒差の6着に終わったが、前走鞍馬Sを2番手から9位の33.3秒で上がって1分6秒4のレコードで優勝。小倉芝1200mでは1勝Cを逃げて1分7秒5で6馬身差で圧勝、耶馬渓特別(2勝C)を逃げて1分7秒7で2馬身半差で圧勝。ハンデは前走より0.5キロ増の57.5キロ。ある程度速い流れで飛ばしても簡単には止まらないタイプ。松山騎手では[4−0−0−1]。西園翔厩舎は重賞初制覇が懸かる。

デアヴェローチェは芝1200mを使って阪神の1勝C、京都の葵Sを2連勝。前走葵Sは2番枠から出遅れた後に押して内ラチ沿いの4番手につけ、直線で少し外に持ち出すと7位の33.6秒で抜け出して1分7秒6で優勝。前に行く馬が揃っていたが、前半3F33.7秒で想定より流れが速くならなかったことプラスに働いているデビューから休みなく使われているが、小柄な牝馬で前向きさがあるうちに使いたいため、サマースプリントシリーズに使ってきた。ハンデは前走より2キロ減の53キロ。テン乗りの川田騎手に乗り替わる。

淀短距離S2着、鞍馬S2着のアンクルクロス、過去2年の北九州記念2、2着のヨシノイースター、昨年の北九州記念勝ち馬ヤマニンアルリフラ、船橋S、モルガナイトSを連勝したサウンドモリアーナ、昨年の北九州記念3着馬アブキールベイ、谷川岳S勝ち馬ランフォーヴァウ、前走2勝Cを勝った51キロのアメリカンビキニ、1、2勝Cを連勝して50キロのジェニファーなど伏兵は多士済々。小倉は開催2週目で今週もAコース。土日とも曇時々雨の予報。雨で馬場が悪化するようならオタルエバー(最低人気)の激走に注意したい。

アンクルクロスは芝1200m[3−4−2−3]で醍醐S(3勝)を4番手から抜け出して1分8秒0で優勝。淀短距離Sは8番手から7位の33.6秒で上がって1分8秒9で走ってヤブサメにクビ差の2着。前走鞍馬Sは6番手から5位の32.7秒で上がって1分6秒6で走ってフリッカージャブに0.2秒差の2着。夏の穴男・松若騎手が騎乗する。ヨシノイースターは今年8歳になったが、オーシャンS5着、安土城S4着に善戦した。小倉芝1200m[1−3−0−1]の巧者。4戦連続で田辺騎手。2週連続重賞制覇なるか。

ヤマニンアルリフラは昨年の北九州記念を10番手から3位の34.7秒で差し切って1分7秒8で優勝。2着は58キロのヨシノイースター。その後は3着止まりだが、昨年より2.5キロ重い57.5キロを背負い、ヨシノイースターとは3キロ差から0.5キロ差になる。今年の重賞で団野騎手は[0−1−1−21]。サウンドモリアーナは芝1200m[3−0−1−1]で船橋S(3勝)、モルガナイトSを2連勝。重賞初挑戦でハンデは55キロ。武英厩舎のミッキーアイル産駒。今年の重賞で吉村誠騎手は[0−0−0−21]。


調教診断

★アンクルクロス
栗CWで馬なり調教。前向きさがありキビキビとしたフットワークでラスト11.0秒。1週前に栗Pで馬なりのままラスト11.5秒。叩いて動きが軽くなった。前走より良化。

★フリッカージャブ
栗坂で馬なりのままラスト11.9秒。馬体に重厚感、悪くいえば少しフックラ映る。1週前に栗坂で一杯に追って好タイムをマーク。6戦連続で馬体増。当日の馬体重に注意。

★ヨシノイースター
栗坂で馬なり調教。気合乗りが良く、回転の速いフットワークで最後まで確かな脚色。1週前に栗坂で一杯に追われた。8歳馬だが、過去2年2着したレースで仕上げられた。

★アブキールベイ
栗坂で馬なり調教。前向きさがあり軽快なフットワークでラスト12.2秒。動きにメリハリがある。1週前に栗CWで馬なりのままラスト11.5秒。近走不振もデキは上向き。

★デアヴェローチェ
栗坂で2頭併せで馬なりのまま併入。いつも通り前向きさがあり、軽快なフットワークで動いている。1週前に栗CWで馬なりのままラスト11.4秒で相手を突き放した。順調。

ジェニファーは調教VTRなし。


レース回顧

2026年 7月 5日(日) 2回小倉4日  天候:小雨  馬場状態: 重 
11R  第61回テレビ西日本賞北九州記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1200m   13頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 8 12  フリッカージャブ   牡 4 松山弘平 57.5 1.08.0 34.8  1 508 (栗)西園翔太
2 2  2  ジェニファー       牝 5 田山旺佑  50  1.08.0 34.6  9 466 (栗)浜田多実
3 6  9  ヨシノイースター   牡 8 田辺裕信  58  1.08.1 34.5  4 486 (栗)中尾秀正
4 8 13  イツモニコニコ     牝 5 藤懸貴志  53  1.08.4 34.5 12 504 (栗)浜田多実
5 4  5  アブキールベイ     牝 4 西村淳也 55.5 1.08.6 34.5  6 430 (栗)坂口智康
6 7 10  サウンドモリアーナ 牝 4 吉村誠之  55  1.08.6 35.2  8 450 (栗)武英智
7 4  4  アンクルクロス     牡 5 松若風馬  56  1.08.6 34.4  3 478 (栗)高橋亮
8 1  1  ランフォーヴァウ   牝 4 石川裕紀  54  1.08.9 35.1 10 458 (栗)福永祐一
9 7 11  ヤマニンアルリフラ 牡 5 団野大成 57.5 1.09.0 34.7  5 504 (栗)斉藤崇史
10 5  7  デアヴェローチェ   牝 3 川田将雅  53  1.09.0 34.5  2 464 (栗)上村洋行
11 5  6  オタルエバー       牡 7 角田大和  56  1.09.6 36.0 11 500 (栗)中竹和也
12 3  3 *プロトポロス       牡 6 幸英明    53  1.10.1 36.8 13 492 (栗)西村真幸
13 6  8 *アメリカンビキニ   牝 4 酒井学    51  1.13.2 40.1  7 512 (栗)斉藤崇史
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LAP :11.9-10.2-11.0-11.4-11.6-11.9
通過:33.1-44.5-56.1-68.0  上り:68.0-56.1-45.9-34.9  平均:1F:11.33 / 3F:34.00
単勝   12 \300 
複勝   12 \160 / 2 \410 / 9 \230 
枠連   2-8 \3560 (11) 
馬連   02-12 \3930 (15) 
ワイド 02-12 \1250 (15)/ 09-12 \530 (2)/ 02-09 \1830 (25) 
馬単   12-02 \5560 (17) 
3連複 02-09-12 \9440 (29/286) 
3連単 12-02-09 \41430 (115/1716) 

フリッカージャブは12番枠からスタートを決めて3番手を進み、メンバー8位の34.8秒で上がってレースを制した。勝ちタイムは1分8秒0(重)。アメリカンビキニが逃げて前半3F33.1秒、上がり34.9秒、ラップは11.4−11.6−11.9秒。同日の未勝利戦は前半3F33.1秒で逃げた馬は1分9秒7で優勝。前半3Fが未勝利戦と同じで前残りになったことを考えると重馬場でも前半3F33.1秒はそれほど速くなかったか。この日は函館、福島も前残り傾向。夏競馬は前残りを考慮した馬券作戦が必要になる。

フリッカージャブは馬場のいい外を通って徐々に押し上げて4コーナーで先頭に立つと最後はジェニファーの追撃をクビ差振り切った。前走鞍馬Sを1分6秒4のレコードで勝った馬が重馬場でパフォーマンスを落とさず、1番人気で重賞初制覇を飾った。西園翔調教師は重賞19戦目で初制覇となった。昨年までは逃げ切りが多かったが、今年は控えるレースで結果を出せるようになり本格化してきた。今後は馬の様子を見ながらサマースプリントシリーズの優勝を目指してセントウルSに向かうか、スプリンターズSに直行する予定。

ジェニファーは2番枠から5番手を進み、内を通って4コーナーで2番手に押し上げるとメンバー6位の34.6秒で上がってクビ差の2着。4コーナーから直線で前に行った馬が下がって内をロスなく回ったランフォーヴァウは追い出しが遅れたが、ジェニファーは田山騎手が3コーナーから徐々に馬場のいい外に持ち出したことが大きかった。1、2勝Cを連勝して連闘できた馬が最軽量の50キロで9番人気で激走した。重馬場で前残りになり、人気のデアヴェローチェ、アンクルクロスが出遅れたこともプラスに働いた。田山騎手はデビューの昨年16勝、今年は29勝と活躍している。

ヨシノイースターは9番枠から7番手の外を進み、4コーナーで4番手に押し上げるとメンバー2位タイの34.5秒で上がって0.1秒差の2着。道中馬場のいい外を通ってきたが、トップハンデ58キロもあり伸び切れなかった。北九州記念は2着(9人気)、2着(5人気)、3着(4人気)で3年連続馬券圏内を確保。これで道悪の芝1200mは[2−2−1−4]。田辺騎手は道悪はプラスに働いたとコメント。調教診断で3位評価にしたように8歳馬でも馬は元気で衰えはない。今後も相手なりに堅実に走りそうだ。

アブキールベイは10番手からメンバー2位タイの34.5秒で上がって0.6秒差の5着。重馬場で進みが悪く位置取りが後ろになり、直線で外から伸びてきたが届かなかった。2走前の愛知杯13着は直線で前が詰まって追えず、前走鞍馬S12着は勝負どころで落馬の影響を受けた。勝ち馬には離されたが、久々に掲示板を確保。調教を見ても復調してきている。西村淳騎手は芝1400mの方が合うかもしれないとコメント。

アンクルクロスは出遅れて11番手を進み、メンバー最速の34.4秒で上がって0.6秒差の7着。前半は外に出して馬場のいいところを通ったが、3、4コーナーで馬場の荒れたところを通り、直線で外に出して追ったが、いつもほど切れる脚を使えなかった。前走鞍馬Sは1分6秒6で走ってフリッカージャブに0.2秒差の2着で上がりは0.6秒上回ったが、今回は0.6秒差で上がりは0.4秒上回った。良馬場で見直したい。



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