目黒記念
2026/5/31 東京競馬場 芝2500m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−2−2−3]で5連対。関東馬は[1−1−1−3]だが、関西馬は[2−1−1−0]で3着以内を確保。2番人気は[1−1−1−7]、3番人気は[2−0−0−8]で各2連対。6〜9番人気が7連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は29倍、27倍、38倍、69倍、35倍で中穴決着が続いている。近年の傾向から人気馬に6〜10番人気を絡めて中穴を狙うのが妙味。

トップハンデは[3−0−2−10]で2、4、8番人気が優勝。5番人気以内は[2−0−0−3]、6番人気以下は[1−0−2−7]で1連対のみ。22年は2番人気、23年は4番人気が勝ったが、人気がない馬は不振傾向。6番人気以下で連対した9頭のうち8頭が前走OP以上で負けていた。前走差して負けた馬が先行して巻き返すことが多い。連対した9頭のうち4頭が前走と同斤、5頭が1キロ減。穴でこのタイプに注意。

ウィクトルウェルスは[5−1−1−0]で未勝利戦から4連勝でOP入り。白富士Sは6番手から2位の32.9秒で上がってダノンシーマに0.4秒差の3着。前走大阪−ハンブルクCは10番手から4コーナーで6番手に押し上げ、最速の33.1秒で抜け出して2分36秒9で優勝。ハナ差の2着ウエストナウは次走メトロポリタンSを制した。シルクHCで5000万円で募集された宮田厩舎のリアルスティール産駒で母はフローラS勝ち馬ウィクトーリア。ハンデは1キロ増の57キロ。過去10年でルメール騎手は[1−0−2−6]。

ダノンシーマは[5−1−3−0]で兵庫特別、比叡S、白富士Sを3連勝。2走前の白富士Sは5番手から最速の32.7秒で抜け出して1分57秒0で優勝。1番人気のウィクトルウェルスに0.4秒差をつけた。前走阪神大賞典は6番手から2位の34.7秒で上がって0.7秒差の3着。芝2400mは[3−0−1−0]で長距離で好成績だったが、レースぶりを見ると芝3000mは長かったか。セレクトセールで3億4100万円で取り引きされた中内田厩舎のキタサンブラック産駒。過去10年で川田騎手は[0−1−1−5]。

ダイヤモンドS2着馬ファイアンクランツ、六社S勝ち馬キングスコール、同3着馬ハーツコンチェルト、大阪−ハンブルクC3着馬アマキヒ、飛鳥S勝ち馬ミラージュナイト、府中S勝ち馬アスクセクシーモア、御堂筋S勝ち馬ギャンブルルーム、前走烏丸S3着のベトルス、メトロポリタンS4着馬マイネルケレリウス、昨年の金鯱賞3着馬キングズパレス、昨年の京都大賞典3着馬ヴェルミセルなど伏兵は数多い。過去10年で前走3勝C勝ち馬は[2−1−0−19]で1、9番人気が勝ち、5番人気が2着。2着以下は[0−0−0−4]。

ファイアンクランツは昨年の青葉賞で9番手から2位の33.7秒で上がってエネルジコにクビ差の2着。ダイヤモンドSは9番手から最速タイの34.4秒で上がって0.2秒差の2着。4着ヴェルテンベルクは天皇賞(春)でハナ差の2着。ハンデは2キロ増の56キロ。過去10年でレーン騎手は[2−1−0−1]。キングスコールは六社Sで9番手から2位の33.3秒で差し切って2分23秒1で優勝。ハンデは3キロ減の55キロ。逃げ差し自在なタイプ。坂井騎手がどう乗るか。ハーツコンチェルトは青葉賞2着、ダービー3着がある。六社Sは最速の32.9秒で追い込んで0.2秒差の3着。ハンデは4キロ減の54キロ。鞍上次第か。


調教診断

★ウィクトルウェルス
南Wで2頭併せで軽く仕掛けて併入。前向きさがあり、軽快な脚捌きでラスト11.3秒。1週前に南Wで2頭併せで軽く仕掛けてラスト11.3秒で併入。デキは安定。

★ハーツコンチェルト
南Wで軽く仕掛けられた。重厚感のある馬体で大きなストライドでラスト11.6秒。休み明けで使って中1週になるが、一度使ったぶん動き、気配が良くなっている。

★ダノンシーマ
栗坂で馬なり調教。全体時計は遅いが、首を使ってしっかりとした脚捌きで最後まで余力十分。1週前に栗CWで強めに追ってラスト10.9秒。一連のデキをキープ。

★ギャンブルルーム
栗CWで馬なり調教。落ち着きがありスムーズな走りでラスト11.4秒。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追ってラスト11.2秒で併入。ひと叩きしたぶん若干良化。

★キングスコール
栗坂で馬なり調教。少し頭が高いがしっかりとした脚捌きで余力十分にラスト12.3秒。中1週になるが、馬体、気配、動きは落ちていない。前走勝ったデキをキープ。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ファイアンクランツ
☆ミラージュナイト

ヴェルミセルは調教VTRなし。


レース回顧

2026年 5月31日(日) 2回東京12日  天候: 晴   馬場状態: 良 
12R  第140回目黒記念
4歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2500m   14頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 3  4  ファイアンクランツ 牡 4 レーン    56  2.29.8 33.7  3 476 (美)堀宣行
2 4  6  ウィクトルウェルス 牡 4 ルメール  57  2.29.8 33.6  1 512 (美)宮田敬介
3 7 11  ダノンシーマ       牡 4 川田将雅 57.5 2.29.8 33.3  2 488 (栗)中内田充
4 5  8  ミラージュナイト   牡 4 西村淳也  56  2.30.0 33.6  4 498 (栗)辻野泰之
5 8 14  キングスコール     牡 4 坂井瑠星  55  2.30.0 34.2  7 492 (栗)矢作芳人
6 5  7  アスクセクシーモア 牡 4 北村友一  55  2.30.1 34.2  9 480 (栗)福永祐一
7 7 12  キングズパレス     牡 7 松岡正海  57  2.30.3 34.3 11 498 (美)戸田博文
8 6 10  マイネルケレリウス 牡 6 丹内祐次  55  2.30.4 33.8 10 434 (美)奥村武
9 1  1  アマキヒ           牡 4 武豊      56  2.30.4 34.0  6 506 (栗)橋田宜長
10 6  9  ハーツコンチェルト 牡 6 横山武史  54  2.30.4 33.5  5 514 (美)武井亮
11 3  3  ボーンディスウェイ 牡 7 松山弘平  57  2.30.4 33.7 13 496 (美)牧光二
12 8 13  ヴェルミセル       牝 6 ゴンサル  54  2.30.7 33.7 12 472 (栗)吉村圭司
13 2  2  ショウナンバシット 牡 6 浜中俊    57  2.30.8 34.7 14 494 (栗)須貝尚介
14 4  5  ギャンブルルーム   牡 5 幸英明    55  2.31.0 34.5  8 506 (栗)大久保龍
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LAP : 7.3-11.4-11.7-13.1-12.6-12.2-12.2-12.1-11.8-11.4-11.2-11.2-11.6
通過:30.4-43.5-56.1-68.3  上り:69.3-57.2-45.4-34.0  平均:1F:11.98 / 3F:35.95
単勝   4 \460 
複勝   4 \150 / 6 \130 / 11 \130 
枠連   3-4 \580 (2) 
馬連   04-06 \660 (2) 
ワイド 04-06 \300 (2)/ 04-11 \350 (3)/ 06-11 \240 (1) 
馬単   04-06 \1370 (4) 
3連複 04-06-11 \780 (1/364) 
3連単 04-06-11 \4410 (4/2184) 

ファイアンクランツは4番枠スタートから5番手を進み、直線で馬群を割ってメンバー5位タイの33.7秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは2分29秒8。キングスコールが逃げて前半5F62.2秒のスローペース。後半5F57.2秒、上がり34.0秒、ラップは11.2−11.2−11.6秒。流れが緩んで上がり勝負になり、決め手がある1〜3番人気が上位を独占した。

ファイアンクランツは好位から抜け出す正攻法のレースで重賞初制覇。ダノンシーマはOP特別1勝、阪神大賞典3着で57.5キロ、ウィクトルウェルスはOP特別1勝で57キロだったが、ファイアグランツは青葉賞2着、ダイヤモンドS2着があり56キロ。1〜3着は同タイムの接戦。位置取りとハンデ差が勝敗を分けた。ハンデキャッパーは社台に忖度すると言われるのも仕方がない設定だった。

ウィクトルウェルスは10番手から向こう正面で6番手に押し上げ、メンバー3位タイの33.6秒で上がってクビ差の2着。直線で前が外に寄れたため、外に持ち出す小さなロスがあった。これで[5−2−1−0]で重賞初挑戦で2着に入りパフォーマンスを引き上げた。宮田厩舎のリアルスティール産駒で母はフローラS勝ち馬ウィクトーリア。秋はG2を使ってG1を目指すことになりそうだ。

ダノンシーマは8番手からメンバー最速の33.3秒で上がってクビ+ハナ差の3着。相変わらず頭が高いが、外から最速上がりを繰り出して同タイムの接戦に持ち込んだ。本来は好位でレースができるタイプだけに位置取りが後ろになったことが堪えた。川田騎手は「明らかに勝ち馬だけ実績に見合わない軽いハンデのため検討してもらいたい」とコメント。JRA内のダノンと社台の差は簡単には埋まりそうにない。

ハーツコンチェルトは12番手を進み、メンバー2位の33.5秒で上がって0.6秒差の10着。前半5F62.2秒のスローペースで直線に向いたときに後方2番手では物理的に厳しかった。少頭数にも関わらず、直線では前が壁になって少し脚を余している。今年の重賞で横山武騎手は[0−0−6−23]、5番人気以内では[0−0−4−8]。色々とバレて重賞で人気馬に騎乗することが少なくなってきている。



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