葵S
2026/5/30 京都競馬場 芝1200m

レース展望

重賞昇格後の過去8年で1番人気は[3−0−1−4]で3連対。逃げ先行馬は[2−0−1−0]だが、差し追い込み馬は[1−0−0−4]で不振。2番人気は[0−2−1−5]で2連対、3番人気は[0−1−0−7]で1連対。6〜9番人気と10番人気以下が各5連対。過去5年の馬連は265倍、60倍、25倍、168倍、660倍で荒れている。過去2年は8−7番人気、15−13番人気で万馬券が飛び出した。

牡馬は[2−5−3−65]、牝馬は[6−4−4−45]。牡馬は2番人気以内[2−2−1−5]だが、3〜5番人気は[0−0−1−11]で不振。6番人気以下の牝馬は[4−3−2−32]。穴で牝馬に注意。6番人気以下で連対した10頭のうち7頭が前走OP特別で2、2、3、5、6、6、13着。10頭のうち7頭が牝馬。10頭のうち6頭が道中2番手以内につけていた。穴で逃げ先行タイプの牝馬に注意。

タガノアラリアは[3−0−0−5]、京都では芝1400mで[2−0−0−0]。秋明菊賞は3番手から最速の33.5秒で抜け出して1分20秒6で3馬身差で圧勝。前走橘Sは前半3F34.8秒で逃げ、2位の33.2秒で上がって1分19秒7で優勝。重賞では函館2歳S4着、朝日杯FS8着、ファルコンS4着。芝1200mは[1−0−0−1]で函館の未勝利戦を勝っている。西園翔厩舎のミスターメロディ産駒。今年4年目の西園翔厩舎は重賞では[0−0−0−16]。今年の重賞で鮫島駿騎手は[0−0−2−13]。

タマモイカロスは[3−3−0−2]で未勝利、福島2歳S、マーガレットSを優勝。芝1200mは[2−3−0−0]で福島2歳Sは5番手から3位タイの35.2秒で抜け出して1分9秒2で優勝。マーガレットSは7番手から最速タイの33.3秒で差し切って1分8秒0で優勝。2着はヒシアイラ、3着はフォーゲル。藤岡健厩舎のデクラレーションオブウォー産駒で母は芝1200mで6勝したタマモブリリアン。近親にアースソニック、タマモブラックタイがいる。今年の重賞で高杉騎手は[0−0−2−19]で3、14番人気で3着。

函館2歳S勝ち馬エイシンディード、ファンタジーS2着馬ショウナンカリス、カンナS勝ち馬ウチュウノセカイ、マーガレットS2着馬ヒシアイラ、橘S2着馬フォーゲル、雪うさぎ賞勝ち馬ロジケープ、あざみ賞勝ち馬アンジュプロミス、前走1勝Cを勝ったファムマルキーズ、デアヴェローチェ、ハイヤーマークなど伏兵は数多い。エイシンディードは函館2歳Sを逃げて1分8秒4で2馬身差で圧勝。ファルコンSは2番手から9位タイの34.1秒で上がって0.2秒差の2着。大久保龍厩舎のファインニードル産駒。川又騎手が騎乗する。

ショウナンカリスはファンタジーSで6番手から4位の33.5秒で上がってフェスティバルヒルにクビ差の2着。芝1200mは[1−1−1−1]で札幌の未勝利戦を勝ち、すずらん賞で2着がある。近走不振だが、距離短縮でどこまで変わるか。池添騎手が騎乗する。ヒシアイラ(抽選対象)は[2−1−0−1]で芝1200mでは中山の1勝Cを逃げて1分8秒2で勝ち、前走マーガレットSを前半3F33.7秒で逃げ、5位の34.4秒で上がってタマモイカロスに0.1秒差の2着。池江厩舎のモーリス産駒で近親にデゼル、オヌールがいる。過去8年で逃げた馬は[4−1−0−3]。逃げ馬が多く、他馬との兼ね合いがカギになる。


調教診断

★タマモイカロス
栗CWで2頭併せで軽く仕掛けて先着。走りに余裕があり、ラスト11.1秒。1週前に栗CWで軽く仕掛けてラスト10.9秒で併入。立て直してデキは上向き。

★タガノアラリア
栗坂で馬なり調教。全体時計は遅いが、重心が低く回転の速いフットワークでラスト11.9秒。脚捌きに力強さがある。中2週になるが、前走勝ったデキをキープ。

★ヒシアイラ
栗坂で馬なり調教。少し頭が高いが軽快なフットワークで余力十分。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追ってラスト11.0秒で先着。ひと息入れたが上々の仕上がり。

★エイシンディード
栗坂で馬なり調教。首を使って重心の低いフットワークでラスト11.7秒。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追ってラスト11.1秒で併入。一連のデキをキープ。

★ガラベイヤ
美坂で馬なり調教。まとまり感のある馬体でキビキビとしたフットワークで余力十分。1週前に南Wで馬なりのままラスト11.6秒。前向きさがあり元気一杯。順調。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆アンジュプロミス
☆デアヴェローチェ

トップアタックは調教VTRなし。


レース回顧

2026年 5月30日(土) 3回京都11日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第9回葵S
3歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指)  芝 1200m・内   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 1  2  デアヴェローチェ   牝 3 北村友一  55  1.07.6 33.6  5 458 (栗)上村洋行
2 6 12  ヒシアイラ         牡 3 荻野極    57  1.07.7 33.3  6 466 (栗)池江泰寿
3 7 13  タマモイカロス     牡 3 高杉吏麒  57  1.07.8 32.7  3 524 (栗)藤岡健一
4 2  3  ガラベイヤ         牝 3 丸山元気  55  1.07.9 33.7 10 434 (美)加藤士津
5 1  1  トップアタック     牡 3 小沢大仁  57  1.07.9 34.1 15 468 (栗)小椋研介
6 3  5  エイシンディード   牡 3 川又賢治  57  1.08.0 34.1  2 450 (栗)大久保龍
7 6 11  タガノアラリア     牡 3 鮫島克駿  57  1.08.0 33.1  1 452 (栗)西園翔太
8 4  8  ウチュウノセカイ   牡 3 原優介    57  1.08.2 34.5 13 500 (美)青木孝文
9 5 10  シラヌイ           牝 3 吉村誠之  55  1.08.2 33.8 11 448 (栗)高橋亮
10 8 16  ショウナンカリス   牝 3 池添謙一  55  1.08.3 32.8  9 420 (美)加藤士津
11 2  4  フォーゲル         牡 3 坂井瑠星  57  1.08.3 34.1  4 528 (栗)斉藤崇史
12 5  9  アンジュプロミス   牝 3 古川奈穂  55  1.08.5 34.5  7 448 (栗)矢作芳人
13 7 14  クリエープキー     牝 3 幸英明    55  1.08.6 32.9 16 434 (美)牧光二
14 4  7  メランコリニスタ   牝 3 団野大成  55  1.08.9 34.7  8 450 (栗)吉村圭司
15 8 15  ルージュサウダージ 牝 3 斎藤新    55  1.09.1 33.2 12 470 (栗)松永幹夫
16 3  6  コックピットサイト 牡 3 浜中俊    57  1.10.2 34.7 14 484 (美)鹿戸雄一
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LAP :12.4-10.7-10.6-11.1-11.1-11.7
通過:33.7-44.8-55.9-67.6  上り:67.6-55.2-44.5-33.9  平均:1F:11.27 / 3F:33.80
単勝   2 \870 
複勝   2 \290 / 12 \290 / 13 \200 
枠連   1-6 \1120 (4) 
馬連   02-12 \4670 (16) 
ワイド 02-12 \1480 (15)/ 02-13 \1240 (13)/ 12-13 \1020 (12) 
馬単   02-12 \9530 (34) 
3連複 02-12-13 \11190 (34/560) 
3連単 02-12-13 \71630 (212/3360) 

デアヴェローチェは2番枠から出遅れた後に押して内ラチ沿いの4番手につけ、直線で少し外に持ち出すとメンバー7位の33.6秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分7秒6。ウチュウノセカイが逃げて前半3F33.7秒、上がり33.9秒、ラップは11.1−11.1−11.7秒。2、3着には外から差し追い込み馬が突っ込んだ。デアヴェローチェは出遅れた後に上手くカバーしてロスなく回って脚をタメ、直線で外にいたエイシンディードが外に寄れたことですぐに自分のスペースを確保することができた。

前向きさがあり、前が空けばひと脚使うタイプ。北村友騎手が上手く進めて持ち味を引き出した。逃げて勝ってきた馬が多かったが、想定より流れが速くならなかったことプラスに働いている。これで芝1200mは2戦2勝。新種牡馬マテラスカイ産駒はJRA重賞初制覇となった。デビューから休みなく使っているが、小柄な牝馬で前向きさがあるうちに使いたいため、サマースプリントシリーズに使ってくるか。昨年葵Sを勝ったアブキールベイは北九州記念3着、セントウルS6着だった。

ヒシアイラは12番枠から9番手を進み、メンバー6位の33.3秒で上がってクビ差の2着。芝1200mの1勝Cを逃げ切り、マーガレットSを逃げて2着に粘った馬が差すレースで2着まで追い上げた。デビューから全て騎乗している荻野極騎手はスタートから出して行かず、外枠もあって外から差すレースになったのだろう。勝ったデアヴェローチェは内をロスなく回っており、ヒシアイラは外を回って強いレースをしている。マーガレットSで差されたタマモイカロスを逆転した。今後も逃げ差し自在の脚質は武器になる。

タマモイカロスは13番枠から12番手の外を進み、メンバー最速の32.7秒で追い込んで0.2秒差の3着。逃げ馬が揃っていたが、4番手につけた馬が勝つレースで大外一気では厳しかった。これで芝1200mは[2−3−1−0]でで上がりは全て3位以内。マーガレットSは最速の33.3秒で差し切り、今回は最速の32.7秒。ここにきて末脚の威力が増している。芝1200mのG3を使っていくことになりそうだ。

ガラベイヤは3番枠から内ラチ沿いの6番手を進み、メンバー8位の33.7秒で上がって0.3秒差の4着。道中デアヴェローチェを見ながら進め、直線でデアヴェローチェの後ろから追ったが、最後まで差を詰められなかった。小柄な牝馬でも前向きさがあり、末脚がしっかりした馬。どこかで穴をあけそうな馬。

エイシンディードは5番枠から3番手につけ、メンバー10位タイの34.1秒で上がって0.4秒差の6着。直線で伸びればというレースができたが、高速馬場で切れ負けした。ファルコンSでダイヤモンドノットに0.2秒差の2着に入っただけに物足りなさが残る。函館2歳S勝ち馬だけに函館スプリントSを使ってくるか。

タガノアラリアは11番手から大外に持ち出すとメンバー4位の33.1秒で上がって0.4秒差の7着。テン乗りの丸山騎手が4コーナーに入って大外に持ち出したため、かなりに振られるロスがあった。もう少し我慢して直線入り口でショートカット気味に出せれば上位争いできたか。芝1400mの方が合っている。



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