平安S
2026/5/23 京都競馬場 ダ1900m

レース展望

過去10年で1番人気は[5−1−0−4]で6連対。単勝1倍台は[1−0−0−1]、2倍台は[4−1−0−0]、3倍以上は[0−0−0−3]。58〜59キロは[4−0−0−0]で勝率100%。2番人気は[1−2−1−6]で3連対、3番人気は[1−3−4−2]で4連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は8倍、17倍、4倍、38倍、15倍で中穴までに収まっている。

連対馬9頭が前走連対、12頭が前走5着以内。前走6〜9着は[2−0−0−38]で2連対、10着以下は[2−3−1−31]で5連対。中途半端に負けた馬より前走OP以上で10着以下に惨敗した馬が巻き返している。6番人気以下で連対した4頭のうち3頭が前走ダートOP以上で5着以下に負けていた。4頭のうち3頭は2走前にダートOP以上で連対していた。穴で2走前に連対し、前走5着以下に負けた馬に注意。

ロードクロンヌはダート[5−3−2−1]、京都ダート[1−1−1−0]で平安S2着、みやこS3着、プロキオンS1着。昨年の平安Sは5番手から2位の35.2秒で上がってアウトレンジに0.2秒差の2着。直線で前が壁になって外に持ち出すロスがあった。2走前のプロキオンSは3番手から7位の36.6秒で上がってサンデーファンデーとの叩き合いを制し1分51秒0で優勝。ダートのG2、G3は[1−3−2−0]で3着以内を確保。今年、横山和騎手はロードクロンヌでプロキオンS、ロードフォンスで根岸Sを制している。

ナルカミはデビューから7戦[6−0−0−1]で不来方賞を2馬身半差、JDクラシックを3馬身差で圧勝。前3走はチャンピオンズC13着、東京大賞典6着、ダイオライト記念5着で不振が続いている。ダートで逃げたときは[4−0−0−1]。前3走は4、2、2番手に控えるレースだった。ダートで走る馬が多い田中博厩舎の管理馬で父はドバイWCを制したサンダースノー。産駒からはテンカジョウが出ている。ロードクロンヌは他馬より1キロ重い58キロ、ナルカミはさらに1キロ重い59キロ。関西圏の戸崎騎手で復活なるか。

2連勝でOP入りしたリアライズカミオン、ブリリアントS勝ち馬タイトニット、マーチS2着馬アクションプラン、同4着馬ヴァルツァーシャル、同6着馬チュウワクリスエス、条件戦を2連勝中のメリークリスマス、アルデバランS勝ち馬ゼットリアン、アンタレスS&名古屋GP3着馬ハグ、仁川S勝ち馬ジューンアヲニヨシなど伏兵は数多い。リアライズカミオンはダート[4−1−0−1]で鋸山特別を1分52秒0で7馬身差で圧勝し、是政Sを2分9秒3で2連勝。堀厩舎のアメリカンファラオ産駒。テン乗りの坂井騎手が騎乗する。

タイトニットは25年アンタレスSでミッキーファイトの2着がある。前走ブリリアントSは中団から4位の36.4秒で差し切り2分10秒3で優勝。ダ1900〜2100mは[3−0−0−3]。テン乗りの川田騎手が騎乗する。アクションプランはダートのOP特別[1−1−4−2]。前走マーチSは4番手から3位の37.0秒で上がってサンデーファンデーに0.4秒差の2着。初のダ1900mがどう出るか。テン乗りの松山騎手が騎乗する。ゼットリアンは京都ダ1900m[2−0−2−2]でアルデバランS(6番人気)を1分58秒3で3馬身差で圧勝。前2走は3、2番人気で4、9着。今年の重賞で団野騎手は[0−1−1−19]。


調教診断

★ロードクロンヌ
栗CWで2頭併せで馬なりのままラスト11.6秒で先着。1週前に栗CWで一杯に追ってラスト11.2秒で併入。ひと息入れて立て直し、乗り込んで仕上げられた。

★タイトニット
栗坂で軽く仕掛けられた。前向きさがあり大木なストライドで余力十分。550キロを超える大型馬でも動きは重くみせない。東京で使って中2週になるがデキはある。

★ナルカミ
南Wで3頭併せで馬なりのまま少し先着。行きっぷりが良く、しっかりとした脚捌きでラスト11.5秒。栗CWでかなり入念に乗り込んでいる。近走不振も若干良化。

★ヴァルツァーシャル
美坂で馬なり調教。気合乗りが良く、力強い脚捌きでラスト12.4秒。最後まで集中して走っていた。1週前に美坂で51.2秒の好タイムをマーク。叩いて若干良化。

★サイモンザナドゥ
栗CWで2頭併せで軽く仕掛けて併入。しっかりとした脚捌きでラスト11.4秒。1週前に栗CWで一杯に追ってラスト11.5秒で先着。近走大不振もデキは上向き。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ハグ


レース回顧

2026年 5月23日(土) 3回京都9日  天候: 曇   馬場状態:稍重
11R  第33回平安S
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1900m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 7 14  ロードクロンヌ     牡 5 横山和生  58  1.56.9 37.7  1 500 (栗)四位洋文
2 3  5  ヴァルツァーシャル 牡 7 斎藤新    57  1.57.5 37.2  8 508 (美)高木登
3 6 11  タイトニット       牡 6 川田将雅  57  1.57.7 36.5  4 548 (栗)今野貞一
4 5  9  メリークリスマス   牡 4 三浦皇成  57  1.58.0 37.3 10 504 (美)小手川準
5 4  8  ヴァンヤール       牡 8 角田大和  57  1.58.0 37.5 14 534 (栗)庄野靖志
6 6 12  サイモンザナドゥ   牡 6 池添謙一  57  1.58.3 38.3 12 474 (栗)小林真也
7 1  1  ポッドロゴ         牡 5 岩田望来  57  1.58.3 38.0 13 480 (栗)西園翔太
8 8 15  ナルカミ           牡 4 戸崎圭太  59  1.58.5 39.4  2 504 (美)田中博康
9 4  7  ゼットリアン       牡 6 団野大成  57  1.58.5 37.3  5 448 (栗)吉田直弘
10 5 10  シュラザック       牡 4 幸英明    57  1.58.6 39.1 11 494 (栗)大根田裕
11 2  4  ジューンアヲニヨシ 牡 6 浜中俊    57  1.58.7 39.0  7 490 (栗)松下武士
12 2  3 *リアライズカミオン 牡 4 坂井瑠星  57  1.59.1 39.1  3 518 (美)堀宣行
13 7 13  チュウワクリスエス 牡 4 武豊      57  2.00.4 40.2 15 500 (美)栗田徹
14 8 16  アクションプラン   牡 6 松山弘平  57  2.01.0 41.0  6 512 (美)池上昌和
15 1  2  キョウキランブ     牡 4 菅原明良  57  2.01.2 39.9 16 514 (美)古賀慎明
16 3  6 *ハグ               牡 4 高杉吏麒  57  2.01.7 41.9  9 514 (栗)藤岡健一
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LAP : 7.1-10.9-11.2-12.8-12.3-12.5-12.3-12.3-12.5-13.0
通過:29.2-42.0-54.3-66.8  上り:74.9-62.6-50.1-37.8  平均:1F:12.31 / 3F:36.92
単勝   14 \250 
複勝   14 \120 / 5 \430 / 11 \280 
枠連   3-7 \1360 (5) 
馬連   05-14 \3150 (10) 
ワイド 05-14 \1050 (8)/ 11-14 \570 (3)/ 05-11 \2740 (30) 
馬単   14-05 \4840 (13) 
3連複 05-11-14 \7770 (19/560) 
3連単 14-05-11 \33730 (83/3360) 

ロードクロンヌは14番枠からスタートを決めて2番手につけ、メンバー6位の37.7秒で抜け出して3馬身半差で圧勝した。勝ちタイムは1分56秒9(稍重)。ナルカミが逃げて前半5F60.5秒。後半5F62.6秒、上がり37.8秒、ラップは12.3−12.5−13.0秒。流れが速くなって上がりの掛かるタフなレースになり、2〜6着に追い込んだ馬が突っ込んだ。

ロードクロンヌは2番手から抜け出す正攻法のレースで圧勝し、京都のプロキオンS(G2)に続き重賞2勝目を挙げた。かなり強い内容でG3では能力が違うことを示した。前走フェブラリーSは1.3秒差の11着に終わったが、この勝利であらためてG1を目指すことになりそうだ。浦和記念で2着があるように地方の深いダートもこなすタイプ。次走は帝王賞でG1獲りを目指すことになりそうだ。

ヴァルツァーシャルは5番枠から12番手を進み、勝負どころで内から7番手に押し上げるとメンバー2位の37.2秒で上がって0.6秒差の2着。定通りロードクロンヌがナルカミを負かしに行って上がりが掛かるレースになり、穴馬が8番人気で激走した。24年マーチSを勝ったが、2着ミトノオーは次走平安Sを制していた。さらにボルックスSで60キロを背負って0.1秒差の2着に入ったが、勝ったカゼノランナーは佐賀記念、川崎記念を連勝した。

長期休み明けを除き、不良以外のダ1800m、57キロ以下では[3−2−0−0]で激走の条件が揃っていた。斎藤騎手が内をロスなく回ってきたこともプラスに働いている。重賞初制覇となったマーチSでも斎藤騎手が騎乗しており、今回が2度目の騎乗だった。よほど相性がいいのだろう。高木厩舎はダート走る馬が多く、高齢になってもパフォーマンスが落ちない馬が多い。7歳馬で人気になりにくいタイプ。またどこかで激走がありそうだ。

タイトニットはスタートした後にダッシュがつかず最後方を進み、メンバー最速の36.5秒で大外から追い込んで0.8秒差の3着。勝負どころで大外を回って早めに動くと詰めが甘くなるタイプ。テン乗りの川田騎手は展開と馬の持ち味を考慮して後方でタメたのだろう。前走ブリリアントSを勝ったが、調教診断で2位評価にしたように仕上がりも良かったのだろう。

メリークリスマスは14番手から徐々に押し上げ、メンバー3位の37.3秒で上がって1.1秒差の4着。前走アリエスS(3勝C)を勝った馬が重賞初挑戦で4着に入った。小手川厩舎のルヴァンスレーヴ産駒で地力と末脚の威力を兼ね備えたタイプ。大事に使えば重賞で勝ち負けできる馬になりそうだ。

ナルカミは前半5F60.5秒で逃げたが、直線でロードクロンヌにあっさり交わされて失速し1、6秒差の8着。休み明けでも田中博厩舎で入念に乗り込まれて仕上がりは良かったが、59キロを背負って速い流れで逃げ、ロードクロンヌに早めに来られては厳しかったか。UAEダービーを勝ち、BCクラシックで2着に入ったデルマソトゲケも長いトンネルに入っている。田中博厩舎がどうやって復活させるのか注目したい。



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