阪神大賞典
2026/3/22 阪神競馬場 芝3000m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−1−2−3]で5連対。過去6年は[1−1−1−3]で2連対のみ。断然人気でも過信禁物。2番人気は[3−2−0−5]で5連対、3番人気は[2−0−2−6]で2連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は6、6、7番人気。近年は以前より人気薄が目立つ。過去5年の馬連は35倍、7倍、2倍、15倍、55倍。ガチガチの決着もあるが、人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

前走3着以内が12連対。前走4着以下から連対した8頭のうち3頭に3000m以上の長距離重賞で勝ち星があり、残る5頭のうち4頭に菊花賞4着以内があった。巻き返すのは長距離重賞実績馬。前走有馬記念で負けた馬に注意。関東馬は[0−2−0−17]、関西馬は[10−8−10−69]。勝った関西馬10頭は4番人気以内。関東馬は4、6番人気の2連対のみ。3番人気以内の関東馬は[0−0−0−4]で不振傾向。

ダノンシーマは[5−1−2−0]で2、3勝C、白富士Sを3連勝。白富士Sは5番手から最速の32.7秒で抜け出し1分57秒0で優勝。前半5F59.5秒、後半5F57.5秒、レースのラスト3Fは11.3−11.3−11.1秒だった。芝2400mは[3−0−1−0]で上がりは1、1、2、3位。セレクトセール3億4100万円の中内田厩舎のキタサンブラック産駒。過去10年で川田騎手は[0−3−1−3]で1番人気では2、7着。過去10年で前走OP特別組は[0−0−1−14]だが、1番人気なった馬はいない。

アドマイヤテラは昨年大阪−ハンブルクC、目黒記念を2連勝。京都大賞典は好位から伸び切れず0.4秒差の4着。ジャパンCはスタート直後に落馬競走中止。カラ馬のまま最後に差して先頭に立ち、2分20秒3のレコードで走っている。前走有馬記念は4番手から伸び切れず0.9秒差の11着。24年の菊花賞は後方から捲って4コーナーで先頭に立ち、6位の36.3秒で上がって0.4秒差の3着。ハナ差の2着ヘデントールは天皇賞(春)を制した。武豊騎手とは[2−0−1−0]で好相性。過去10年で武豊騎手は[0−0−1−5]。

菊花賞5着馬レッドバンデ、万葉S勝ち馬アクアヴァーナル、日経新春杯2着馬ファミリータイム、昨年の日経賞勝ち馬マイネルエンペラー、昨年の万葉S2着馬サンライズソレイユなど。レッドバンデは前走箱根特別(2勝C)を4番手から最速の33.0秒で抜け出して2分24秒7で優勝。格上挑戦になるが、菊花賞で0.5秒差の5着があるだけに侮れない。アクアヴァーナルは芝2400m[2−2−0−1]、芝3000m[1−1−0−0]で前走万葉Sを3分7秒5で優勝。坂井騎手では[1−3−0−0]。先行して粘り込むか。


調教診断

★アドマイヤテラ
栗Pで馬なり調教。しっかりとした脚捌きでラスト11.6秒。1週前に栗CWで3頭併せで強めに追ってラスト11.9秒で突き放した。乗り込んで気配良化。

★ダノンシーマ
栗CWで2頭併せで馬なり調教。少し遅れたがラストは11.3秒。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追ってラスト11.4秒。前走勝ったデキをキープ。

★レッドバンデ
南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.5秒で併入。1週前に南Wで2頭併せで一杯に追ってラスト11.1秒で先着。叩き3戦目で仕上げられた。

★マイネルエンペラー
栗CWで2頭併せで馬なりのままラスト11.3秒で併入。1週前に栗CWで2頭併せで軽く仕掛けてラスト11.3秒で先着。前2走惨敗も若干気配良化。

★アクアヴァーナル
栗CWで2頭併せで馬なり調教。落ち着きがありラスト11.2秒。1週前に栗CWで2頭併せで馬なりのまま併入。長距離を使っているが一連のデキをキープ。

ダンディズムは調教VTRなし。


レース回顧

2026年 3月22日(日) 1回阪神10日  天候: 曇   馬場状態: 良 
11R  第74回阪神大賞典
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定)  芝 3000m・内   10頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 1  1  アドマイヤテラ     牡 5 武豊      58  3.02.0 34.1  1 504 (栗)友道康夫
2 4  4  アクアヴァーナル   牝 5 坂井瑠星  55  3.02.5 34.9  6 478 (栗)四位洋文
3 5  5  ダノンシーマ       牡 4 川田将雅  56  3.02.7 34.7  2 492 (栗)中内田充
4 2  2  シュヴァリエローズ 牡 8 北村友一  57  3.03.0 34.8  7 466 (栗)清水久詞
5 7  7  マイネルエンペラー 牡 6 丹内祐次  58  3.03.0 35.3  4 490 (栗)清水久詞
6 8  9  サンライズソレイユ 牡 5 岩田望来  57  3.03.2 35.7  8 530 (栗)矢作芳人
7 6  6  レッドバンデ       牡 4 佐々木大  56  3.03.8 36.0  3 480 (美)大竹正博
8 7  8  メイショウブレゲ   牡 7 酒井学    57  3.03.9 35.7  9 476 (栗)本田優
9 3  3  ファミリータイム   牡 5 松山弘平  57  3.04.4 36.3  5 482 (栗)石坂公一
10 8 10  ダンディズム       セ10 松本大輝  57  3.05.4 37.1 10 478 (栗)野中賢二
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LAP :13.1-11.5-12.2-12.8-12.9-12.3-12.2-12.2-12.3-12.2-12.1-11.7-11.5-11.4-11.6
通過:36.8-49.6-62.5-74.8  上り:70.5-58.3-46.2-34.5  平均:1F:12.13 / 3F:36.40
単勝   1 \310 
複勝   1 \120 / 4 \240 / 5 \140 
枠連   1-4 \1750 (9) 
馬連   01-04 \1690 (9) 
ワイド 01-04 \570 (9)/ 01-05 \260 (1)/ 04-05 \560 (8) 
馬単   01-04 \2540 (13) 
3連複 01-04-05 \1540 (6/120) 
3連単 01-04-05 \8030 (28/720) 

アドマイヤテラは1枠1番から内ラチ沿いの6番手を進み、4コーナーから直線で外に出すとメンバー最速の34.1秒で差し切って3馬身差で圧勝した。勝ちタイム3分2秒0はレコード。サンライズソレイユが逃げて前半5F62.5秒のスローペース。中盤5F61.2秒、後半5F58.3秒。過去3年は中盤にラップが落ちて後半5F57秒台になったが、今年は中盤に12.3秒以下にラップが落ちず、スタミナ&地力が問われるレースになった。アドマイヤテラは1枠1番から内で折り合って直線で抜け出すお手本のようなレースで優勝。目黒記念に続き、1番人気で重賞2勝目を挙げた。

武豊騎手が向こう正面で長手綱で折り合った姿に久々に痺れた。馬体、気配が良くなっていたため調教診断で1位評価にしたが、パドックでは馬体が成長してこれまでとは違う姿だった。5歳になって本格化してきたのではないか。レイデオロ産駒はサンライズアース(阪神大賞典)、エキサイトバイオ(菊花賞3着)など長距離で活躍馬を出している。武豊騎手は阪神大賞典9勝目。デビューから40年連続重賞勝利となった。昨年は72勝でリーディング13位。今年は18勝でリーディング11位。アドマイヤテラとは[3−0−1−0]で好相性。次走は天皇賞(春)でG1獲りを目指す。

アクアヴァーナルは内ラチ沿いの4番手から2番手に押し上げ、メンバー4位の34.9秒で上がって0.5秒差の3着。直線で早めに抜け出し、外からアドマイヤテラに交わされた後もしぶとく粘ってダノンシーマを完封した。これで3000mでは古都S2着、万葉S1着、阪神大賞典2着で連対を確保。芝2400mは[2−2−0−1]で長距離戦では安定して走っている。四位厩舎のエピファネイア産駒。万葉S勝ち馬は阪神大賞典で不振だったが、データを覆し6番人気で激走した。

ダノンシーマは馬込みの6番手を進み、メンバー2位の34.7秒で上がって0.7秒差の3着。勝負どころで川田騎手が外に出さないように騎乗し、アドマイヤテラの後ろから伸びてきたが、アクアヴァーナルを捕まえられなかった。白富士Sを1分57秒0で勝ったため、金鯱賞から大阪杯を使うとみて次走の狙い馬に指名したが、結果的に芝3000mは長かったか。それでも重賞初挑戦で3分2秒7で走って3着なら悪くない。次走は新潟大賞典、目黒記念あたりか。

マイネルエンペラーは5番手から勝負どころで外を回って上がって行ったが、直線で一杯になって1.0秒差の5着。上がりはメンバー5位の35.3秒。外から捲ったレッドバンデは7着。レコード決着になったレースで外々を回るレースでは厳しかったか。ゴールドシップ産駒で持久力が優れた馬。昨年勝った日経賞は稍重の渋った馬場だった。タフな馬場で注意したい。



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