中山記念
2026/1/ 阪神競馬場 芝1600m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−0−1−6]で3連対。関東馬は[3−0−0−2]だが、関西馬は[0−0−1−4]で不振。2番人気は[3−1−2−4]で4連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は18倍、18倍、53倍、173倍、10倍。23年は5−8番人気で53倍、24年は7−10番人気で万馬券が飛び出した。別定G2でも荒れている。

4歳[4−5−4−14]、5歳[4−3−1−24]、6歳[1−2−2−28]、7歳以上[1−0−3−32]。以前は高齢馬が激走したが、近年は4、5歳の人気薄が激走している。穴で逃げ先行タイプの4、5歳馬に注意。連対馬15頭に芝1800mで勝ち星があり、11頭が芝1800mで2勝以上。芝1800m勝ちがない5頭のうち3頭はG1連対馬だった。G1連対馬を除き、芝1800m実績馬に注目したい。

レーベンスティールは芝1800m[4−2−1−0]で24年エプソムC(59キロ)を1分44秒7、昨年の毎日王冠を1分44秒0で優勝。前走マイルCSは10番手から伸び切れず1.1秒差の12着。1分32秒4で走って時計を詰めたが、時計、上がりが速過ぎた。非根幹距離では[6−2−1−1]、根幹距離では[0−0−0−5]。今回は非根幹距離の芝1800m。中山芝は[3−1−0−1]で荒れ馬場のAJCC12着を除き連対を確保。他馬より重い58キロ。ラジオNIKKEI賞3着時に下手に乗った戸崎騎手が騎乗する。

エコロヴァルツはG2以下では[3−2−1−2]で右回りでは[3−2−1−0]で3着以内を確保。前走福島記念はトップハンデ58.5キロを背負い、8番手から4位の33.8秒で上がって0.2秒差の2着。勝ったニシノティアモは54キロだった。昨年の中山記念は4番手から4位タイの34.2秒で上がってシックスペンスにハナ差の2着。59キロで3着のソウルラッシュに0.2秒先着した。右回り&小回りの芝1800〜2000mでは[3−2−0−2]、G2以下では[3−2−0−0]。適条件で重賞初制覇なるか。

中山記念勝ち馬カラマティアノス、24年の牝馬2冠馬チェルヴィニア、エプソムC勝ち馬セイウンハーデス、NHKマイルC2着馬マジックサンズ、東京新聞杯4着馬シャンパンカラー、AJCC3着馬エヒトなど伏兵は数多い。カラマティアノスは中山金杯で4番手から2番手に押し上げ、8位の34.4秒で上がって2分00秒3で優勝。共同通信杯でマスカレードボールの2着に入った馬が7番人気で重賞初制覇を飾った。芝1800mは[1−1−2−0]で上がりは全て3位以内。中山金杯で騎乗した津村騎手が強気な騎乗で持ってくるか。

チェルヴィニアはオークス、秋華賞を連勝した後[0−1−0−5]でしらさぎS2着があるのみ。毎日王冠は1分44秒7で走って0.7秒差の7着、マイルCSは1分32秒2で走って0.9秒差の10着。時計的には走っている。芝2000m以下、55キロ、ルメール騎手では[3−1−0−0]。この条件でどこまで変わるか。セイウンハーデスは昨年のエプソムCを1分43秒9(稍重)で優勝。全5勝を挙げる幸騎手で変わり身に注意。シャンパンカラー出遅れて後方から強烈な末脚を繰り出している。岩田康騎手のイン突きに注意。


調教診断

★レーベンスティール
南Wで軽く仕掛けられて軽快なフットワークでラスト11.8秒。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.6秒で併入。久々も乗り込んで上々の仕上がり。

★セイウンハーデス
栗坂で馬なり調教。活気があり大きなストライドで最後まで余力十分。1週前に栗CWで3頭併せで強めに追ってラスト11.5秒で先着。馬体、動きに迫力がある。

★エコロヴァルツ
栗坂で馬なり調教。軽めの内容だが、動きに硬さがなく好気配。1週前に栗CWで馬なりのまま2頭併せでラスト11.1秒。久々も乗り込んでまずまず仕上がる。

★カラマティアノス
南Wで3頭併せで馬なりのまま併入。キビキビとしたフットワークでラスト11.8秒。1週前に南Wで2頭併せで強めに追ってラスト11.1秒で併入。順調。

★チェルヴィニア
南Wで3頭併せで馬なりのまま併入。首を使ってキビキビとしたフットワークでラスト11.6秒。1週前に南Wで2頭併せでラスト11.5秒で併入。若干気配良化。


レース回顧

2026年 3月 1日(日) 2回中山2日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第100回中山記念
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定)  芝 1800m   14頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 4  5  レーベンスティール 牡 6 戸崎圭太  58  1.45.1 33.8  3 484 (美)田中博康
2 6  9  カラマティアノス   牡 4 津村明秀  56  1.45.4 34.0  4 478 (美)奥村武
3 6 10  エコロヴァルツ     牡 5 横山武史  57  1.45.4 34.2  2 492 (栗)牧浦充徳
4 5  7  マイネルモーント   牡 6 石川裕紀  57  1.45.5 33.9  9 470 (美)高木登
5 4  6  チェルヴィニア     牝 5 ルメール  55  1.45.5 33.7  5 498 (美)木村哲也
6 3  3  マジックサンズ     牡 4 横山和生  56  1.45.6 34.1  6 520 (栗)須貝尚介
7 7 11  サイルーン         セ 7 佐々木大  57  1.45.6 34.0 12 488 (美)堀宣行
8 3  4  スパークリシャール セ 5 柴田善臣  57  1.45.7 33.4 14 488 (美)小島茂之
9 7 12  サンストックトン   牡 7 松岡正海  57  1.45.8 34.0 13 470 (美)堀内岳志
10 8 14  シャンパンカラー   牡 6 岩田康誠  58  1.45.8 33.9  7 516 (美)田中剛
11 2  2  オニャンコポン     セ 7 田辺裕信  57  1.45.9 34.9 10 476 (美)小島茂之
12 1  1  セイウンハーデス   牡 7 幸英明    57  1.45.9 35.2  1 474 (栗)橋口慎介
13 5  8  ショウナンマグマ   セ 7 吉田豊    57  1.46.0 34.0  8 514 (美)尾関知人
14 8 13  ニシノエージェント 牡 4 三浦皇成  56  1.46.5 35.1 11 482 (美)千葉直人
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LAP :12.5-11.7-12.1-11.5-11.4-11.5-11.5-11.4-11.5
通過:36.3-47.8-59.2-70.7  上り:68.8-57.3-45.9-34.4  平均:1F:11.68 / 3F:35.03
単勝   5 \420 
複勝   5 \160 / 9 \190 / 10 \130 
枠連   4-6 \360 (1) 
馬連   05-09 \1550 (6) 
ワイド 05-09 \580 (7)/ 05-10 \290 (2)/ 09-10 \400 (3) 
馬単   05-09 \2490 (9) 
3連複 05-09-10 \1490 (3/364) 
3連単 05-09-10 \8050 (15/2184) 

レーベンスティールはスタートを決めて内ラチ沿いの4番手につけ、メンバー3位の33.8秒で狭いところを割って抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分45秒1。セイウンハーデスが逃げて前半5F59.2秒。上がりは34.4秒、ラップは11.5−11.4−11.5秒。前半の流れが緩み、中盤から最後まで11.4〜11.5秒のラップが続き、末脚の持続力が問われるレースになった。エアレーションしていない開幕週の馬場で内をロスなく回った馬が有利な状態だった。

レーベンスティールは直線で前が詰まったが、戸崎騎手が落ち着いて捌くと鞭一発で突き抜けた。24年のオールカマーではルメール騎手が同じようなレースぶりで勝っている。これで芝1800mは[5−2−1−0]、非根幹距離では[7−2−1−1]で重賞5勝。新馬戦以降、福島では3着、香港では8着。新潟では11着、阪神では7着、京都では12着に終わったように初めての競馬場では連対がない。長距離輸送に弱いこともあるのだろう。このあたりをクリアしてG1制覇を期待したい。

カラマティアノスは5番手からメンバー6位タイの34.0秒で上がって0.3秒差の2着。道中レーベンスティールを見ながらロスなく進め、直線で外に出して追ったが、最後まで追いつけなかった。共同通信杯2着の後10着以下が4戦続いたが、前走中山金杯を勝ち、今回2着に入ってパフォーマンスを引き上げた。パラダセールの一族で近親にサトノフラッグ、サトノレイナスがいる。共同通信杯までは左回りでしか連対がなかったが、右回りでタフな中山は合っている。津村騎手の好調ぶりも見逃せない。

エコロヴァルツは3番手から勝負どころで早めに動いてメンバー11位の34.2秒で上がって0.3秒差の3着。6枠10番スタートから終始外を回り、勝負どころで早めに仕掛けて勝ちに行ったが、最後に甘くなって2頭に交わされた。外枠で外を回ると甘くなるという懸念通りのレースだった。横山武騎手は外枠は大嫌いというように外枠、特に8枠では不振傾向。エコロヴァルツは昨年Mデムーロ騎手で4番枠から1分44秒8で走ってハナ差の2着。今年は外枠、横山武騎手でパフォーマンスを落とした。

チェルヴィニアはスタートで寄られて後方を進み、メンバー2位の33.7秒で上がって0.4秒差の5着。直線では前が詰まり加減で目一杯に追えなかった。秋華賞を勝ってから勝ち切れないレースが続いているが、パドックを見るとようやく馬体、気配が良くなり復調気配を感じさせた。ルメール騎手は芝2000m重賞でチャンスがあるとコメント。牝馬を立て直すのは難しいが復活を期待したい。

セイウンハーデスは1枠1番から前半5F59.2秒で逃げたが、直線で一杯になって0.8秒差の12着。エプソムCのレコード勝ちが評価されて1番人気に支持されたが、負けるにしても直線ではいつもとは違う止まり方だった。レース後に右前脚の落鉄が判明。その影響もあるのだろう。次走は大阪杯に向かう予定。



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