フェブラリーS
2026/2/22 東京競馬場 ダ1600m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−2−2]で6連対。単勝2倍台は[3−2−0−0]だが、単勝3倍以上は[1−0−2−2]で取りこぼしが多い。2番人気は[4−1−0−5]で5連対、3番人気は[0−1−1−8]で1連対のみ。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は9、11、16番人気。過去5年の馬連は66倍、26倍、9倍、278倍、18倍で荒れている。上位人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

20年以降の連対馬12頭のうち6頭が6着以下。近年は前走重賞で6着前後に負けた馬の巻き返しが多い。連対馬8頭にダートG1勝ち。7年でダートG1馬が連対している。コパノリッキー、カフェファラオが2連覇、ゴールドドリームが3度連対。前年連対馬に注意。9番人気以下で連対した3頭は前走ダートG1、G2で6、6、7着に負けた6、7、8歳馬だった。穴で前走ダート重賞で負けた6歳以上の関西馬を絡めたい。

コスタノヴァは東京ダート[6−1−0−0]、東京1600m[4−1−0−0]で昨年のフェブラリーSを好位から3位タイの35.6秒で抜け出して1分35秒5で優勝。欅Sを1分21秒9、根岸Sを1分22秒6(稍重)で勝った馬が2番人気でG1初制覇を飾った。前走武蔵野Sは59キロを背負い、大きく出遅れて後方から最速の34.8秒で上がってルクソールカフェに0.6秒差の2着まで追い上げた。中央でルメール騎手では[4−2−0−0]。スタートがカギになるが、出遅れずに前を射程圏に入れて進めれば勝ち負けか。

ダブルハートボンドはダート[7−1−0−0]、中央ダートでは全て1800mで[7−0−0−0]。みやこSは2番手から4コーナーで先頭に立つと4位の36.2秒で上がって1分47秒5(不良)のレコードで優勝。前走チャンピオンズCは3番手から4位の37.1秒で上がって1分50秒2で優勝。ウィルソンテソーロとのハナ差の接戦を制した。ダ1800mのサウジCは見送り、ダ1600mのフェブラリーSに使ってきた。初のダ1600mがどう出るか。坂井騎手は中央のダートG1[4−0−1−0]で勝率80%。

3年連続チャンピオンズC2着のウィルソンテソーロ、チャンピオンズC3着馬ラムジェット、南部杯2着馬シックスペンス、プロキオンS勝ち馬ロードクロンヌ、師走S勝ち馬ブライアンセンス、東京ダービー勝ち馬ナチュラルライズ、みやこS2着馬サイモンザナドゥ、グリーンチャンネルC勝ち馬オメガギネスなど。ウィルソンテソーロはチャンピオンズCで10番手から6番手に押し上げ、2位の36.8秒で上がってハナ差の2着。南部杯は1分34秒4で4馬身差で圧勝。川田騎手がベストというダ1600mで中央G1初制覇なるか。

ラムジェットはみやこS4着、チャンピオンズC3着で復調気配。東京ダ1600mはヒヤシンスSを圧勝している。タフなレースで上がりが掛かれば突っ込むか。シックスペンスは初ダートの南部杯でウィルソンテソーロに4馬身差の2着。国枝調教師最後のG1で戸崎騎手がどう乗るか。ロードクロンヌはダート重賞[1−3−2−0]でプロキオンSを優勝。相手なりに堅実に走るタイプ。オメガギネスはグリーンチャンネルCで60キロを背負って1分35秒5で4馬身差で圧勝。重賞では善戦止まりが続くが、枠順、馬場がマッチすれば。


調教診断

★ダブルハートボンド
栗坂で馬なり調教。しなやかなフットワークでラスト12.3秒。1週前に栗坂で強めに追ってラスト12.4秒で相手を突き放した。追ってからの反応がいい。デキは高いレベルで安定。

★コスタノヴァ
南Wで3頭併せで軽く仕掛けて併入。軽快な脚捌きでラスト11.5秒。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.6秒で先着。いい時の軽さがある。乗り込んで仕上げられた。

★シックスペンス
南Wで2頭併せで馬なりのまま先着。力みがなく軽快なフットワークでラスト11.5秒。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.3秒で先着。立て直してデキは上向き。

★オメガギネス
栗Pで馬なり調教。前脚を掻き込むリズミカルなフットワークで余力十分にラスト11.7秒。日曜に栗坂で馬なり調教。中2週になるが、馬体のバランスが良く、前走のデキをキープ。

★ラムジェット
栗坂で軽く仕掛けられた。活気がありしっかりとした脚捌きで最後まで確かな脚色。1週前に栗坂で馬なり調教。いい時の豪快さが少しずつ戻ってきている。乗り込んでまずまず仕上がる。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ウィルソンテソーロ


レース回顧

2026年 2月22日(日) 1回東京8日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第43回フェブラリーS
4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定)  ダート 1600m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 6 12  コスタノヴァ       牡 6 ルメール  58  1.35.4 35.2  2 488 (美)木村哲也
2 7 14  ウィルソンテソーロ 牡 7 川田将雅  58  1.35.5 35.7  3 486 (美)高木登
3 5  9  ダブルハートボンド 牝 5 坂井瑠星  56  1.35.6 36.0  1 476 (栗)大久保龍
4 2  3  ブライアンセンス   牡 6 岩田望来  58  1.35.7 35.6 10 524 (美)斎藤誠
5 1  1  オメガギネス       牡 6 岩田康誠  58  1.36.2 36.7  8 498 (栗)安田翔伍
6 8 15  ペプチドナイル     牡 8 富田暁    58  1.36.2 36.9 11 532 (栗)武英智
7 7 13  ナチュラルライズ   牡 4 横山武史  58  1.36.2 35.7  7 506 (美)伊藤圭三
8 3  6  ラムジェット       牡 5 三浦皇成  58  1.36.3 35.7  4 530 (栗)佐々木晶
9 3  5  シックスペンス     牡 5 戸崎圭太  58  1.36.4 37.2  6 514 (美)国枝栄
10 2  4  ペリエール         牡 6 佐々木大  58  1.36.6 36.8  9 492 (美)黒岩陽一
11 5 10  ロードクロンヌ     牡 5 横山和生  58  1.36.7 37.5  5 500 (栗)四位洋文
12 6 11  サンライズホーク   セ 7 松岡正海  58  1.37.2 36.5 16 512 (栗)牧浦充徳
13 4  8  サクラトゥジュール セ 9 キング    58  1.37.7 37.6 13 510 (美)堀宣行
14 4  7  ロングラン         セ 8 荻野極    58  1.37.8 37.4 15 482 (美)和田勇介
15 8 16  サイモンザナドゥ   牡 6 池添謙一  58  1.37.8 37.8 12 470 (栗)小林真也
16 1  2  ハッピーマン       牡 4 高杉吏麒  58  1.39.1 39.5 14 470 (栗)寺島良
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LAP :12.7-10.9-11.5-12.0-12.1-11.9-12.0-12.3
通過:35.1-47.1-59.2-71.1  上り:71.8-60.3-48.3-36.2  平均:1F:11.93 / 3F:35.78
単勝   12 \340 
複勝   12 \130 / 14 \160 / 9 \130 
枠連   6-7 \820 (4) 
馬連   12-14 \890 (3) 
ワイド 12-14 \360 (3)/ 09-12 \290 (1)/ 09-14 \320 (2) 
馬単   12-14 \1560 (4) 
3連複 09-12-14 \1080 (1/560) 
3連単 12-14-09 \5080 (4/3360) 

コスタノヴァはスタートを決めて10番手の外につけ、直線で外からメンバー最速の35.2秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分35秒4。シックスペンスが逃げて前半3F35.1秒、5F59.2秒。ある程度流れて最後までラップが落ちず、35秒台の上がりが問われるレベルの高いレースになり、ダートG1勝ちのある人気馬3頭での決着となった。

コスタノヴァはスタートがカギだったが、ブリンカー装着でスタートを決めて中団の後ろにつけることができた。直線で馬なりのまま押し上げ、ラスト300mから追い出すと2位を0.4秒上回る最速の35.2秒で差し切った。これで東京ダートでは[7−1−0−0]でフェブラリーSを2連覇。6歳になったが、昨年と同レベルの走りをしている。次走はゴドルフィンマイルに向かう予定。

ウィルソンテソーロは7番手からメンバー3位タイの35.7秒で上がって半馬身差の2着。直線でコスタノヴァに競り負けた。これで中央ダートG1は[0−4−0−1]で4度目の2着。いつも通り素晴らしい走りをしてくれたが、どうしても勝つことができないという川田騎手のコメントが印象的。年々調教では動かなくなっているがレースでは走る。高木厩舎の管理馬は高齢になってもパフォーマンスが落ちないので注意したい。

ダブルハートボンドは6番手からメンバー6位の36.0秒で上がって0.2秒差の3着。いつもより位置取りが後ろになり、4コーナーで外を回って直線で手応えが悪く馬群に沈みかけたが、坂井騎手が追うとエンジンが掛かってしぶとく伸びてきた。初のダ1600mでこれまでとは違う流れで勝負どころで反応できなかったが、G1馬が底力を示した。馬体は2キロ増でも少し腹目が細めの造り。長距離輸送が微妙に影響したか。

ブライアンセンスは内ラチ沿いの10番手からメンバー2位の35.6秒で上がって0.3秒差の4着。岩田望騎手が道中ロスなく回って脚をタメ、直線で内から捌いて見せ場を作った。これで東京ダ1600mは[1−1−2−1]で4着以内を確保。昨年の師走Sを重賞レベルの走りで6馬身差で圧勝したのはダテではないことを示した。ダ1600mで高レベルの走りをしたため、次走はかしわ記念に使ってきそうだ。

オメガギネスは1枠1番から内ラチ沿いの4番手につけ、メンバー8位の36.7秒で上がって0.8秒差の5着。4コーナーから直線で外に出して自分のスペースを確保したが、直線で伸び切れなった。岩田康騎手が上手く乗ったが、乾いたダートが影響したのか。グリーンチャンネルCで60キロを背負って1分35秒5(良)で圧勝したようにG1で上位争いする能力はあるが、重賞では伸び切れないレースが続いている。



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