ダイヤモンドS
2026/2/21 東京競馬場 芝3400m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−1−3]で6連対。ハンデ55.5キロ以上は[3−2−0−0]、58キロ以上は[2−0−0−0]で堅実。2番人気は[3−1−3−3]で4連対、3番人気は[0−1−2−7]で1連対。6〜9番人気は3連対、10番人気以下は4連対。過去6年のうち5年で人気薄が連対し、馬連は1287倍、25倍、166倍、189倍、5倍、114倍で万馬券が4回。かなり波乱傾向が強い。

トップハンデは[4−2−0−13]で6連対。2番人気以内は[4−1−0−0]でハンデ、年齢に関係なく連対を確保。3番人気以下は[0−1−0−13]で13番人気の1連対のみ。1、2番人気にならないトップハンデは危険。関東馬は[5−7−6−55]、関西馬は[5−3−4−58]。6番人気以下では関東馬[2−4−1−36]、関西馬[0−1−2−47]。大穴で6、7歳の関東牡馬、特にセン馬に注意。

スティンガーグラスはOP特別以下では[4−1−0−0]、重賞では[0−1−0−3]。前走AR共和国杯で後方から中団に押し上げ、6位の34.2秒で上がって0.1秒差の2着に入った。木村厩舎のキズナ産駒でダノンファンタジーの半弟。芝2400〜2600mは[4−1−0−1]。ルメール騎手では[4−2−0−1]。過去10年でルメール騎手は[1−1−2−0]。友道厩舎は[1−0−0−3]でユーキャンスマイルで勝っている。トップハンデ57.5キロを背負い、ルメール騎手で1番人気ならデータ的には買いか。

ホーエリートは芝2200m以上[2−1−0−3]でステイヤーズS1着、目黒記念2着。目黒記念は2番手から6位タイの34.8秒で上がってアドマイヤテラにクビ差の2着。AR共和国杯では3番手から伸び切れず0.2秒差の6着。2着スティンガーグラスとは0.1秒差だった。前走ステイヤーズSは内ラチ祖いの3番手から5位タイの34.0秒で抜け出して3分47秒2で優勝。父ルーラーシップ、母の父ステイゴールドは天皇賞(春)を制したヘデントールと同じ。戸崎騎手では[3−2−0−3]で重賞では[1−2−0−2]。

中日新聞杯2着馬レッドバリエンテ、ステイヤーズS2着馬マイネルカンパーナ、万葉S2着馬ヴォランテ、同3着馬ブレイヴロッカー、青葉賞2着馬ファイアンクランツ、弥生賞馬ファウストラーゼンなど伏兵は数多い。レッドバリエンテは前走中日新聞杯を4番手から9位タイの33.8秒で上がって0.2秒差の2着。3着ジューンテイクは次走京都記念を制した。芝2200〜2600mは[5−3−1−3]で24年の大阪−ハンブルクCを勝っている。中内田厩舎のディープインパクト産駒の7歳馬。西村淳騎手では[1−1−0−1]。

マイネルカンパーナは前走ステイヤーズSで5番手から5位タイの34.0秒で上がってホーエリートに0.1秒差の2着。AR共和国杯では6着ホーエリートに頭差の7着。410キロ台の小柄な馬だが、ゴールドシップ産駒で持久力がある。今年重賞3勝の津村騎手が騎乗する。ヴォランテは芝3000mの古都Sを9番手から早めに上がって3分3秒8で勝ち、前走万葉Sで好位から最速タイの33.8秒で上がってアクアヴァーナルに0.2秒差の2着。芝2400m以上は[2−3−0−3]。3戦連続で吉村誠騎手が騎乗する。


調教診断

★ホーエリート
南Wで2頭併せで馬なりのまま併入。馬体を大きく見せて好気配。1週前に南Wで3頭併せで強めに追ってラスト11.4秒で先着。デキは高いレベルで安定。

★スティンガーグラス
栗坂で馬なり調教。重心が低く軽快な脚捌きで最後までしっかり伸びた。1週前に栗CWで3頭併せで一杯に追ってラスト11.5秒で先着。久々も上々の仕上がり。

★ファウストラーゼン
栗CWで強めに追われた。スムーズな走りでラスト11.2秒。1週前に栗CWで2頭併せで一杯に追ってラスト11.2秒で先着。前走同様に今回も動きはいい。

★レッドバリエンテ
栗坂で馬なり調教。時計は遅いが軽快なフットワークで余力十分。1週前に栗CWで一杯に追ってラスト11.0秒。少し間隔空いたが、前走のデキをキープ。

★マイネルカンパーナ
南Wで2頭併せで強めに追って首を使った軽快なフットワーク併入。1週前に南Wで2頭併せで強めに追ってラスト11.8秒で併入。前走のデキをキープ。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ボーンディスウェイ


レース回顧

2026年 2月21日(土) 1回東京7日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第76回ダイヤモンドS
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 3400m   15頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 7 13  スティンガーグラス 牡 5 ルメール 57.5 3.32.0 34.8  1 484 (栗)友道康夫
2 2  3  ファイアンクランツ 牡 4 大野拓弥  54  3.32.2 34.4  3 470 (美)堀宣行
3 1  1  ブレイヴロッカー   セ 6 荻野極   56.5 3.32.5 34.9 11 450 (栗)本田優
4 2  2  ヴェルテンベルク   牡 6 キング    55  3.32.6 34.4  4 486 (栗)宮本博
5 7 12  ホーエリート       牝 5 戸崎圭太 56.5 3.32.6 35.0  2 486 (美)田島俊明
6 4  6  レッドバリエンテ   牡 7 西村淳也 56.5 3.32.8 35.4  8 496 (栗)中内田充
7 8 14  マイネルカンパーナ 牡 6 津村明秀 56.5 3.32.8 35.3  5 422 (美)青木孝文
8 6 10  ヴォランテ         牡 6 吉村誠之  56  3.33.0 34.9  7 462 (栗)羽月友彦
9 8 15  ボーンディスウェイ 牡 7 木幡巧也  57  3.33.1 35.2 10 502 (美)牧光二
10 6 11  ローザサンリヴァル 牡 5 石川裕紀  53  3.33.3 35.9  9 510 (栗)高野友和
11 5  9  シルブロン         牡 8 三浦皇成  56  3.33.4 35.2 13 512 (美)稲垣幸雄
12 4  7  サスツルギ         セ 6 野中悠太  54  3.33.4 35.1 15 490 (美)千葉直人
13 3  4  ミクソロジー       セ 7 菅原明良  56  3.34.8 36.9 12 430 (栗)辻野泰之
14 3  5  トータルクラリティ セ 4 原優介    54  3.35.5 37.5 14 472 (栗)池添学
15 5  8  ファウストラーゼン 牡 4 横山和生  56  3.35.7 38.5  6 462 (栗)須貝尚介
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LAP :12.7-11.5-12.8-13.5-12.9-12.7-13.1-13.5-13.7-12.8-12.1-12.3-11.8-11.8-11.4-11.5-11.9
通過:37.0-50.5-63.4-76.1  上り:70.7-58.4-46.6-34.8  平均:1F:12.47 / 3F:37.41
単勝   13 \300 
複勝   13 \150 / 3 \270 / 1 \560 
枠連   2-7 \530 (1) 
馬連   03-13 \1760 (4) 
ワイド 03-13 \650 (3)/ 01-13 \1610 (20)/ 01-03 \3220 (45) 
馬単   13-03 \2860 (5) 
3連複 01-03-13 \14500 (55/455) 
3連単 13-03-01 \43570 (118/2730) 

スティンガーグラスは出遅れて最後方から外を回って徐々に押し上げ、3コーナーで2番手につけるとメンバー3位の34.8秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは3分32秒0。ファウストラーゼンが逃げて前半5F63.4秒のスローペース。中盤に13秒台のラップが3F続き、後半5F58.4秒で全て11秒台のラップ。流れが緩んで持続力が問われる上がり勝負になり、勝ったスティンガーグラスを除き内ラチ沿いをロスなく回った馬が2〜4着に入った。

スティンガーグラスは出遅れた後に外を回って押し上げ、4コーナー先頭から直線で後続を完封して優勝。道中ロスなく回った馬が2〜4着に入る中、1頭だけ外を回って次元の違うレースをしている。前走AR共和国杯は0.1秒差の2着に終わったが、初めての3000m超のレースで大きくパフォーマンスを引き上げた。ルメール騎手は天皇賞(春)でもやれるとコメント。木村厩舎から友道厩舎に転厩して1番人気で重賞初制覇。次走は天皇賞(春)に直行する予定。

ファイアンクランツは2枠3番から内ラチ沿いの9番手を進み、メンバー最速タイの34.4秒で上がって0.2秒差の2着。内枠からロスなく回り、4コーナーから直線で外に出して伸びてきた。道中ロスなく進めたこと、ハンデ54キロが大きかった。昨年の青葉賞でエネルジコ(菊花賞優勝)にクビ差の2着に入った馬が54キロというのは恵まれていた。東京は内を通った馬が有利な状況が続いているが、社台の馬が1、2、3番枠に入り3、4、2着だった。JRAは社台に忖度するので注意したい。

ブレイヴロッカーは1枠1番から内ラチ沿いの6番手につけ、メンバー4位タイの34.9秒で上がって0.5秒差の3着。ステイヤーズSで0.1秒差の4着、万葉Sで1.0秒差の3着に入った馬が11番人気で激走した。1枠1番からロスなく回れたことで脚をタメられたが、勝負どころの行きっぷりが良く、長距離適性を感じさせた。それほど切れり脚はないが、長距離戦では相手なりに走れる。荻野極騎手は菊花賞でエキサイトバイオ(13人気)を3着に持ってきた。長距離戦で積極策がマッチしている。

ヴェルテンベルクは内ラチ沿いの11番手からメンバー最速の34.4秒で上がって0.6秒差の4着。キング騎手が4コーナーから直線で外に出して追ったが、位置取りが後ろ過ぎて届かなかった。京都大賞典が0.5秒差の7着、ステイヤーズSが0.3秒差の6着、今回が0.6秒差の4着。勝ち切れないが、少しずつパフォーマンスを引き上げている。

ホーエリートは5番手からメンバー6位の35.0秒で上がって0.6秒差の5着。いつもより下げて馬込みに入れていたが、少し力みながら走っていた。直線では社台のファイアンクランツに道を譲った後に追わず挙動不審に見えたが、戸崎騎手は鐙が外れたとコメント。ステイヤーズSより1.5キロ重い56.5キロを背負って5着。長距離では安定して走っている。



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