共同通信杯
2026/2/15 東京競馬場 芝1800m

レース展望

過去10年で1番人気は[1−3−2−4]で4連対。単勝1倍台は[0−1−0−3]、2倍台は[0−1−1−1]、3倍台は[1−1−1−0]。2番人気は[1−0−2−7]で1連対、3番人気は[4−1−1−4]で5連対。連対馬15頭が5番人気以内、残る5頭は6、6、6、6、7番人気。過去5年の馬連は81倍、9倍、19倍、10倍、27倍。本命を押さえ、人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬17頭が前走5着以内。前走新馬戦、1勝クラスを勝った馬が活躍。前走重賞勝ち馬は[0−2−1−4]で勝った馬はいない。前走10着以下は[1−0−2−6]で連対は1番人気のマスカレードボールのみ。
6、7番人気で連対した5頭は芝1800m〜2000mで勝ち星があった。5頭のうち4頭は前走新馬戦1着、1勝クラス1、1、2着で連対を確保。穴で中距離で勝ち星があり、前走条件戦で連対した馬に注意。

ロブチェンは新馬、ホープフルSを2連勝。ホープフルSは内ラチ沿いの6番手から直線で外に出すと最速タイの34.5秒で差し切って2分1秒0で優勝。前半5F61.3秒、後半5F59.7秒。重馬場の新馬戦は逃げて3馬身差で圧勝したが、良馬場、初の中山で差すレースをしてレース巧者ぶりを発揮した。ノーザンファームミックスセールで2310万円で取り引きされた杉山晴厩舎のワールドプレミア産駒。初の東京、距離1F短縮で新たな適性を見せるか。過去10年で松山騎手は[1−1−0−1]でダノンベルーガで勝っている。

ラヴェニューは東京芝1800mの新馬戦を3番手から4コーナーで大外を回って先頭に並びかけると2位タイの34.0秒で上がって1分46秒7で5馬身差で圧勝。前半5F61.1秒、後半5F57.2秒、ラスト3Fは11.6−11.3−11.2秒で尻上がり。外を回っていい脚を長く使い、ラスト1Fから追い出すと加速して後続を突き放した。友道厩舎のロードカナロア産駒でギベオン、クライミングリリーの半弟。切れより地力タイプに映り、皐月賞で激走がありそうなタイプ。戸崎騎手がサウジ遠征のため、菅原明騎手が騎乗する。

新潟2歳S勝ち馬リアライズシリウス、葉牡丹賞をレコードで圧勝したサノノグレーター、エリカ賞2着馬ベレシート、東京の新馬戦を圧勝したディバインウインド、東京の新馬戦を勝ったサトノヴァンクルなど伏兵は数多い。リアライズシリウスは前走朝日杯FSで4番手から8位の35.4秒で上がって0.8秒差の5着。馬体12キロ増、外枠から出遅れて外を回って押し上げたことが堪えたか。セレクトセール4400万円の手塚厩舎のポエティックフレア産駒。叩き2戦目、2戦2勝の左回り、距離1F延長でどこまで変わるか。

サノノグレーターは前走葉牡丹賞を7番手から最速の34.5秒で差し切り1分58秒2のレコードで3馬身差で圧勝。新潟2歳S6着馬が距離2F延長でパフォーマンスを引き上げた。北海道サマーセール484万円の尾形和厩舎のグレーターロンドン産駒。東京では芝1600mの新馬戦で大外一気を決めている。ベレシートは前走エリカ賞で出遅れて後方から押し上げ、最速の32.8秒で上がって半馬身差の2着。サンデーRで1億8000万円で募集された斎藤崇厩舎のエピファネイア産駒で母はクロノジェネシス。唯一の社台馬主の馬。


調教診断

★ロブチェン
栗坂で馬なりのまま軽めの内容。1週前に栗CWで2頭併せで馬なりのままラスト11.1秒で先着。重心が低くしなやかなフットワークでラスト11.1秒。動き、気配とも目立つ。

★ラヴェニュー
栗Pで馬なり調教。全体時計は遅いが、軽快なフットワークでラスト11.2秒。1週前に栗CWで3頭併せで強めに追ってラスト11.1秒で先着。入念に乗り込んで仕上げられた。

★リアライズシリウス
南Wで馬なり調教。前向きさがあり軽快なフットワークでラスト11.2秒。1週前に南Wで2頭併せで軽く仕掛けてラスト11.7秒で先着。叩き2戦目で前走より仕上げられた。

★サノノグレーター
美坂で2頭併せで馬なりのまま併入。力みがなくスムーズな走りで余力十分。1週前に美坂で2頭併せで強めに追ってラスト11.7秒で先着。前走勝ったデキをがっちりキープ。

★ディバインウインド
南Wで2頭併せで強めに追って併入。切れのある脚捌きでラスト11.6秒。1週前に南Wで2頭併せで強めに追ってラスト11.4秒で先着。久々も乗り込んでまずまず仕上がる。


レース回顧

2026年 2月15日(日) 1回東京6日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第60回共同通信杯
3歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指)  芝 1800m   9頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 5  5  リアライズシリウス 牡 3 津村明秀  57  1.45.5 34.1  2 530 (美)手塚貴久
2 7  7  ベレシート         牡 3 北村友一  57  1.45.5 33.0  4 482 (栗)斉藤崇史
3 6  6  ロブチェン         牡 3 松山弘平  57  1.45.5 33.4  3 518 (栗)杉山晴紀
4 8  8  ラヴェニュー       牡 3 菅原明良  57  1.45.7 33.4  1 496 (栗)友道康夫
5 4  4  ディバインウインド 牡 3 キング    57  1.45.9 34.1  5 480 (美)堀宣行
6 1  1  サノノグレーター   牡 3 横山武史  57  1.46.4 34.0  6 468 (美)尾形和幸
7 3  3  ガリレア           牡 3 石橋脩    57  1.46.5 35.3  8 448 (美)清水英克
8 2  2  イージーライダー   牡 3 吉村誠之  57  1.46.5 34.4  9 468 (栗)杉山晴紀
9 8  9  サトノヴァンクル   牡 3 佐々木大  57  1.46.8 34.3  7 474 (美)木村哲也
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LAP :12.9-10.7-11.6-12.2-12.1-11.7-11.3-11.2-11.8
通過:35.2-47.4-59.5-71.2  上り:70.3-58.1-46.0-34.3  平均:1F:11.72 / 3F:35.17
単勝   5 \370 
複勝   5 \140 / 7 \190 / 6 \150 
枠連   5-7 \1290 (6) 
馬連   05-07 \1180 (5) 
ワイド 05-07 \420 (5)/ 05-06 \280 (2)/ 06-07 \470 (7) 
馬単   05-07 \1930 (9) 
3連複 05-06-07 \1450 (5/84) 
3連単 05-07-06 \6950 (23/504) 

リアライズシリウスはスタート後に押し上げて2番手を進み、メンバー5位タイの34.1秒で抜け出してレースを制した。高速馬場で勝ちタイム1分45秒5はレースレコード。ガリレアが逃げて前半5F59.5秒、上がりは34.3秒。中盤に12.2−12.1秒と流れが緩み、ラスト4Fは11.7−11.3−11.2−11.8秒。3、4コーナーで2番手と3番手が3馬身程度離れており、3番手以下に控えた馬は実質上がり勝負になった。

リアライズシリウスは2番手から直線で抜け出し、最後は外から伸びたペレシートに迫られたがしぶとく伸びて凌ぎ切った。前走朝日杯FSは外枠から外を回って5着に終わったが、今回は乗り込んで仕上げられ、調教の動き、パドックでは馬体、気配が良くなっていた。これで左回りは3戦3勝。スピードがあり先行してしぶとい脚を使えるのは今後も武器になる。皐月賞に繋がりやすい共同通信杯を勝ったため、次走は皐月賞に直行することになりそうだ。

ベレシートは出遅れて後方2番手を進み、大外からメンバー最速の33.0秒で追い込んで頭差の2着。直線でラヴェニューの外に出すと強烈な末脚で伸びてきた。勝ったリアライズシリウスの上がりを1.1秒上回っている。斎藤崇厩舎のエピファネイア産駒で母はクロノジェネシス。2着に入って賞金を加算できた。これでデビューから1、2、2着で上がりは全て最速。能力に馬体が追いつけば、大きく化けてくるかもしれない。

ロブチェンはロケットスタートの後に4番手に控え、メンバー3位タイの33.4秒で上がって頭+クビ差の3着。勝負どころで仕掛けても上がって行けず、前に4馬身程度離されたことが堪えた。それでも最後までしぶとく伸びて同タイムの3着まで追い上げた。結果的にスタート後に控え過ぎたことが影響した印象。クラシックに向けて3つの競馬場を経験し、初めての高速馬場で高速決着、高速上がりに対応できたのは大きい。

ラヴェニューは7番手の外からメンバー2位タイの33.4秒で上がって0.2秒差の4着。外枠から先行できず、勝負どころで勝ったリアライズシリウスとは大きな差があり、リアライズシリウスの上がりを0.7秒上回ったが追いつくところまで行かなかった。新馬戦は前半5F61.1秒。新馬戦とは違う流れで先行できなかった。切れより地力&持続力タイプのため、高速馬場では先行できないと厳しい。戸崎騎手で見直したい。



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