京都金杯
2026/1/4 京都競馬場 芝2000m

レース展望

過去10年で1番人気は[2−0−2−6]で2連対。過去6年は[0−0−1−5]で連対がなく不振が続いている。2番人気は[0−2−3−5]で2連対、3番人気は[2−2−0−6]で4連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が3連対。過去5年は12、7、5、8、6番人気が勝ち、馬連は89倍、146倍、22倍、47倍、48倍で荒れている。上位人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

トップハンデは[2−3−1−13]で5連対。昨年は8歳セン馬のサクラトゥジュールが6番人気で優勝。3着以内に入った6頭は2、3、4、5、5、6番人気だった。ある程度人気になった馬に注目。7番人気以下は[0−0−0−10]で不振。牡馬は[8−10−8−117]、牝馬は[2−0−2−18]。牝馬は3番人気以内[2−0−1−3]、4番人気以下[0−0−1−15]。人気にならない牝馬は不振。

ランスオブカオスは[3−0−3−1]でNHKマイルC5着を除き3着以内を確保。芝1600mは[2−0−1−1]でチャーチルタウンズC(57キロ)を好位から3位の33.9秒で抜け出して1分32秒2で優勝。前走リゲルS(56キロ)は6番手から7位の33.1秒で抜け出して1分31秒8で優勝。ハンデは前走より1.5キロ増の57.5キロ。デビューから全て騎乗している吉村誠騎手で重賞2勝目なるか。

キープカルムは芝1600m[3−1−2−4]でしらさぎSを9番手から最速の33.4秒で差し切り1分33秒0で優勝。直線で狭いところを捌くと最後はガツンと切れる脚を使って差し切った。中京記念は出遅れて10番手から最速タイの33.3秒で上がって0.3秒差の5着。前走富士Sは8番手から5位タイの33.3秒で上がって0.6秒差の6着。ハンデは57.5キロ。しらさぎSを勝った坂井騎手が持ってくるか。

まほろばS2着、キャピタルS3着のブエナオンダ、ドンカスターC勝ち馬ガイアメンテ、富士S7着馬ファーヴェント、ダービー卿CT勝ち馬トロヴァトーレ、ローズS4着馬ビップデイジー、ターコイズS2着馬リラボニートなど伏兵は数多い。ブエナオンダは芝1600m[1−1−2−2]でまほろばSを11番手から最速タイの33.5秒で上がってハナ差の2着。前走キャピタルSは好位から7位の33.9秒で上がって0.1秒差の3着。ハンデは56.5キロ。川田騎手では[2−0−3−1]で複勝率83%。

ガイアメンテはドンカスターCを好位から5位タイの33.5秒で抜け出して1分45秒6で優勝。京都芝は[2−1−1−1]の巧者。ハンデは55キロ。テン乗りの北村友騎手が騎乗する。ファーヴェントは長岡Sを6番手から抜け出して1分32秒5で優勝。前走富士Sは0.8秒差の7着。6着キープカルムとは0.2秒差だった。ハンデはキープカルムより1.5キロ軽い56キロ。トロヴァトーレは芝1600m[4−1−0−1]。芝に戻してトップハンデ58.5キロ。ドイツのハマーハンセン騎手が騎乗する。


調教診断

★ヤンキーバローズ
栗坂で2頭併せで馬なりのまま先着。重心の低いフットワークで余力十分。1週前に栗CWで3頭併せで強めに追ってラスト11.1秒で先着。叩いてデキは上向き。

★トロヴァトーレ
南Wで2頭併せで強めに追って併入。首を使った走りでラスト11.4秒。1週前に南Wで3頭併せで一杯に追ってラスト11.7秒で併入。乗り込んで仕上げられた。

★ランスオブカオス
栗坂で馬なり調教。時計は遅いがキビキビとしたフットワークで脚捌きに切れがある。1週前に栗CWで馬なり調教。中2週で余力残しも馬体、気配は落ちていない。

★ホウオウラスカーズ
美坂で馬なり調教。全体時計は遅いが、活気があり回転の速いフットワークで最後まで確かな脚色。中1週になるが馬は元気一杯。今年8歳になったが、デキ落ちはない。

★キープカルム
栗坂で一杯に追われた。少し頭が高いがしっかりとした脚捌き。1週前に栗坂で一杯に追われた。馬体がボリュームアップして重厚感が増している。一連のデキをキープ。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ファーヴェント
☆ブエナオンダ

マサノカナリア、ヤマニンサンパは調教VTRなし。


レース回顧

2026年 1月 4日(日) 1回京都1日  天候: 曇   馬場状態: 良 
11R  第64回スポーツニッポン賞京都金杯
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1600m・外   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 7 15  ブエナオンダ       牡 5 川田将雅 56.5 1.33.7 33.8  4 456 (栗)須貝尚介
2 6 11  ファーヴェント     牡 5 松山弘平  56  1.33.7 34.0  5 512 (栗)藤原英昭
3 5 10  ショウナンアデイブ 牡 7 池添謙一  54  1.33.7 33.9 18 526 (栗)高野友和
4 5  9  トロヴァトーレ     牡 5 ハマーハ 58.5 1.33.9 33.2  6 510 (美)鹿戸雄一
5 1  1  ランスオブカオス   牡 4 吉村誠之 57.5 1.33.9 33.7  1 502 (栗)奥村豊
6 3  6  ヤンキーバローズ   牡 4 岩田望来  56  1.34.0 33.8  7 494 (栗)上村洋行
7 8 16  クルゼイロドスル   牡 6 武豊      57  1.34.0 33.3  9 508 (栗)高橋義忠
8 8 17  ラケマーダ         牡 6 高杉吏麒  56  1.34.1 34.0 17 506 (栗)千田輝彦
9 2  3  キープカルム       牡 5 坂井瑠星 57.5 1.34.1 34.1  3 506 (栗)中竹和也
10 2  4  マサノカナリア     牝 5 松若風馬  52  1.34.1 34.6 11 472 (栗)藤野健太
11 4  7  マテンロウオリオン 牡 7 横山典弘  56  1.34.2 33.8 14 492 (栗)昆貢
12 1  2  キョウエイブリッサ 牡 6 酒井学    55  1.34.2 33.8  8 480 (美)武市康男
13 6 12  ホウオウラスカーズ 牝 8 木幡巧也  54  1.34.2 33.9 15 460 (美)高木登
14 3  5  コレペティトール   セ 6 富田暁    56  1.34.4 33.7 16 490 (栗)中竹和也
15 4  8  ヤマニンサンパ     牡 8 亀田温心 56.5 1.34.5 33.6 12 488 (栗)斉藤崇史
16 7 14 $シンフォーエバー   牡 4 団野大成  56  1.34.6 35.5 10 512 (栗)森秀行
17 7 13  ガイアメンテ       牡 5 北村友一  55  1.34.7 34.2  2 500 (栗)須貝尚介
18 8 18 $エアファンディタ   セ 9 藤岡佑介  57  1.34.9 33.8 13 458 (栗)池添学
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LAP :12.6-11.1-11.6-12.1-11.7-11.6-11.5-11.5
通過:35.3-47.4-59.1-70.7  上り:70.0-58.4-46.3-34.6  平均:1F:11.71 / 3F:35.14
単勝   15 \780 
複勝   15 \260 / 11 \420 / 10 \2710 
枠連   6-7 \1850 (7) 
馬連   11-15 \5310 (19) 
ワイド 11-15 \1870 (19)/ 10-15 \12150 (88)/ 10-11 \25080 (124) 
馬単   15-11 \9200 (34) 
3連複 10-11-15 \243770 (378/816) 
3連単 15-11-10 \1096640 (1807/4896) 

ブエナオンダは7枠15番から5番手につけ、直線で外からメンバー6位タイの33.8秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分33秒7。シンフォーエバーが逃げて前半5F59.1秒。上がりは34.6秒、ラップは11.6−11.5−11.5秒。流れが緩んでも隊列が縦長になり、道中3〜5番手からなだれ込んだ3頭で決着。開幕週のAコースで例年は内に綺麗なグリーンベルトがあるが、今年はタフな馬場だった。ブエナオンダは隊列が縦長になったことで内から2列目を進み、直線で激しい叩き合いを制して優勝。

三年坂S(3勝C)を勝ち、まほろばSで2着、キャピタルSで3着に入った馬が4番人気で重賞初制覇を飾った。これで川田騎手では[3−0−3−1]。乗り慣れた川田騎手が展開と位置取りをマッチさせて上手く乗っている。2勝Cを勝ち上がるのに8戦を要した馬で重賞を勝つまで出世するとは思わなかったが、着実にパフォーマンスを引き上げて重賞制覇を成し遂げた。勝負根性があり、他馬が苦しくなったところでひと伸びできるのは今後も武器になる。次走は横山武騎手で東京新聞杯に向かう予定。

ファーヴェントは6枠11番からスタートを決めて内ラチ沿いの3番手につけ、メンバー13位タイの34.0秒で上がって頭差の2着。松山騎手が内ラチ沿いをロスなく回り、直線でシンフォーエバーの外に出して抜け出したが、最後にブエナオンダに交わされた。前走富士Sはメンバーが揃ったG2で0.8秒差の7着に終わったが、今回はハンデG3でメンバーが楽になっていた。相手なりに堅実に走るのは母トータルヒート譲りか。パドックでは手入れの行き届いた雄大な馬体が目立っていた。小倉大賞典に出走したら注意したい。

ショウナンアデイブは3、4番手からメンバー11位タイの33.9秒で上がって頭+クビ差の3着。最低18番人気が3連単100万馬券を演出した。最後の直線で内に斜行したため、池添騎手は戒告処分を受けた。長期休み明けを除き、G3以下で道中4番手以内につけたときは[3−1−3−1]、この条件で池添騎手では[2−1−2−0]で3着以内を確保。今年7歳になったが、ディープインパクト産駒は高齢になってもパフォーマンスが落ちない馬が多い。昨年は7歳のヨーホーレイク(京都記念)、ホウオウカラーズ(京成杯AH)、ディープモンスター(京都大賞典)が重賞を制している。

トロヴァトーレはスタートダッシュがつかず後方を進み、メンバー最速の33.2秒で追い込んで0.2秒差の4着。直線で馬群に突っ込んで鋭く伸びてきたが、流れが緩んで前がなだれ込むレースになり、後方からでは厳しかった。勝ったブエナオンダの上がりを0.6秒上回っている。前2走ダートを使ったが、やはり芝1600mが合っているのだろう。ハマーハンセン騎手は昨年のWASJを優勝したが、先週は[0−1−0−9]で2着が1回あるのみ。2年連続でドイツのリーディング騎手。慣れてくれば変わってくる。

ランスオブカオスは1枠1番から内ラチ沿いの8番手を進み、メンバー4位タイの33.7秒で上がって0.2秒差の5着。吉村誠騎手が直線で何とか捌こうとしたが、最後まで前が壁になってまともに追えなかった。最後の直線で内に斜行してキープカルム、シンフォーエバーの進路を妨害したため、吉村誠騎手には過怠金1万円が課せられた。1枠1番でこの流れならもう1、2列前で進められそうだが、前半外から前に入られて位置取りが悪くなったことが堪えた。例年とは違うタフな馬場も微妙に影響したのだろう。



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